- Home&Living2025/10/29 19:12
積水ハウス、CEATEC2025「暮らしのDXパビリオン」のオフィシャルコンセプトエリアで未来の住まいと暮らしを体感展示

積水ハウスは、10月14日~17日に開催された日本最大級のデジタルイノベーション総合展「CEATEC2025」内の「暮らしのDXパビリオン」において、パビリオンを象徴するオフィシャルコンセプトブースの展示を担当し、同社が推進するプラットフォームハウス構想を通じて、人生100年時代にふさわしいスマートホームの未来像を紹介した。ブースでは、家の図面と機能を結び付けたアプリサービス「PLATFORM HOUSE touch」を実装したリビング空間を設置し、未来の暮らしの体感ツアーやサイバーセキュリティのデモンストレーションなどを実施した。
「暮らしのDXパビリオン」は、デジタルを活用した未来のサービスや、生活インフラを支えるデジタル基盤によって、便利で快適、安全な暮らしの将来像を体験することができるパビリオン。ハウスメーカーや家電量販店、ソリューション企業など、消費者の暮らしに寄り添う多様な13の企業/団体が一堂に会し、暮らしのDXに関するサービスのプレゼンス向上のため、スマートホーム家電・住宅設備機器等を活用した社会課題解決の事例、IoT機器のサイバーセキュリティ対応、ネットワーク接続のための共通規格など、最新のスマートホーム動向を体感できる場を提供した。

その中で今回、積水ハウスは、同社が推進するプラットフォームハウス構想の中核を担うIoTアプリサービス「PLATFORM HOUSE touch」を、「暮らしのDXパビリオン」のオフィシャルコンセプトエリアとして展示した。積水ハウス プラットフォームハウス推進部 サービス推進室長の藤岡一郎氏は、「当社では、人生100年時代に求められる『幸せ』とは何かを考え、『健康・つながり・学び』の3つに因数分解した。そして、便利さの先にある『幸せな暮らし』の実現を目指し、プラットフォームハウス構想を提唱。住を起点にデータとサービスをつなぎ、住まいが社会のインフラとなる未来を描いている」と、プラットフォームハウス構想のビジョンを語る。「この構想を具現化するべく、独自に開発したIoTアプリサービスが『PLATFORM HOUSE touch』となる。家の間取り図をアプリに取り込み、家の機能とつなげるとともに、蓄積したデータを解析して住まい手に戻すことで、ライフスタイルに寄り添ったサービスを提供する」と、「PLATFORM HOUSE touch」のサービス概要について説明してくれた。

積水ハウスが「暮らしのDXパビリオン」のオフィシャルコンセプトブースを担当した背景については、「当社は『PLATFORM HOUSE touch』を通じて顧客の家のデータを取り扱っている。そのため、セキュリティ対策は非常に重要であることから、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が進めているJC-STAR制度の検討に主査として参画している。JC-STARは、IoT製品のセキュリティレベルを見える化するラベリング制度で、適切なセキュリティ対策を施した家電製品やネットワーク機器の普及を促進している。この取り組みが、CEATECを主催する電子情報技術産業協会(JEITA)の目にとまり、オフィシャルコンセプトブースを手がけることになった」と話す。

「ブースの展示にあたっては、3つのポイントを重視した。1つ目は、『PLATFORM HOUSE touch』の知名度向上。『PLATFORM HOUSE touch』は、当社の顧客向けサービスであるため、一般消費者へのPR活動はほとんどしてこなかったが、これを機に多くの来場者に同サービスの機能やメリットを伝えていく。2つ目は、『PLATFORM HOUSE touch』のデータを活用して新たなサービスを生み出す『暮らし解析プラットフォーム』の共創パートナーの拡大。第一弾としてALSOKとの協業を開始しているが、この取り組みをさらに広げていく。そして3つ目が、サイバーセキュリティの意識向上。ブースでのデモンストレーションを通じて、IoT製品のセキュリティ対策の重要性を訴えていく」と、オフィシャルコンセプトブースの狙いを強調した。

では、「暮らしのDXパビリオン」オフィシャルコンセプトブースの展示内容のポイントを紹介しよう。「PLATFORM HOUSE touch」のコーナー展示では、「PLATFORM HOUSE touch」の概要や特徴、同サービスで実現するライフスタイルなどを紹介。また、防犯対策や給湯器・エアコンの遠隔操作など、「PLATFORM HOUSE touch」の活用シーンやおすすめ利用シーンを映像展示した。

専用スマホで「PLATFORM HOUSE touch」のアプリを操作できるタッチコーナーも設置しており、「図面連動型のわが家リモコン」、「セルフホームセキュリティ」、「温湿度センサーによる住環境モニタリング」などの機能を体験することができた。

「暮らし解析プラットフォーム」のコーナー展示では、「PLATFORM HOUSE touch」を活用したデータエコシステムの仕組みを解説。住まい手から預かる「生活ログ」(家の状態や無意識の行動などの情報)からニーズや価値観を分析・把握し、住まい手それぞれにあったサービス(無形資産)を提供するという。サービス提供にあたっては、パートナー企業との価値共創を進めており、第一弾サービスとしてALSOKとの協業による「駆けつけホームセキュリティ」を紹介した。同サービスは、住まい手の防犯に関する行動習慣を分析・スコア化し、3段階のランクに応じて料金が変動する世界初のシステムを実現している。

オフィシャルコンセプトブースのメイン展示となるが、「PLATFORM HOUSE touch」を実装したリビング空間を再現したコンセプトゾーン。このゾーンでは、スマホを使った玄関や窓の施錠、照明やエアコンの遠隔操作といった、未来の住環境を紹介するデモンストレーションを実施。来場者が玄関錠エリア、照明エリア、窓エリアをまわり、「PLATFORM HOUSE touch」の機能を住人と同じように体験できるツアーも行った。

また、 IoTデバイスを活用する上で重要な、CCDSに準拠したサイバーセキュリティのデモンストレーションを実施。セキュリティ対策をしていないと、どのようなことが起こるのか、実際にリビング空間の住宅機器をハッキングし、「PLATFORM HOUSE touch」独自の不正アクセス対策を紹介した。
積水ハウス=https://www.sekisuihouse.co.jp/
PLATFORM HOUSE touch=https://www.sekisuihouse.co.jp/pfh/
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