- Hobby&Culture2022/10/06 18:35
パラアスリートの木村敬一選手などが「東京レガシーハーフマラソン2022」に参加、大会への想いや意気込みを語る
アシックスは10月5日、「東京レガシーハーフマラソン2022」参加者向けに展開する「ASICS Running Program Road to TOKYO LEGACY HALF MARATHON 2022(アシックスランニングプログラム ロードトゥトウキョウレガシーハーフマラソン2022)」の参加者限定イベントを開催。「東京レガシーハーフマラソン2022」に出場する東京2020パラリンピック競技大会・競泳金メダリストの木村敬一選手(所属:東京ガス)、湯口英理菜選手(所属:日体大)、笹原拓歩選手(所属:日体大)の3名が参加し、大会への想いやレースへの意気込みを語った。
「東京2020パラリンピック競技大会が終わり1年が経過したが、あの時の盛り上がりを継続させるべく、今回『東京レガシーハーフマラソン2022』に参加することにした」と語る木村選手。「また、視覚障害があってもチャレンジする姿を見せることで、同じような障害で苦しむ人はもちろん、子どもたちなどに勇気を与えることができるのではないかと思っている」と、チャレンジする姿を多くの人に見てもらいたいのだと力説する。
「マラソンにチャレンジすると話した時には、周りからも“よく走る気になるなぁ”ともいわれた」と、過酷なチャレンジなのではないかと木村選手の周りは思っているのだという。「大会に向けて約1ヵ月間のトレーニングを行ってきたのだが、走ることはとてもしんどい」と、水泳とは違った筋肉を使うので、体の節々が悲鳴を上げているとのこと。「それでも、プールは1レーン、1選手が泳ぎ孤独な戦いとなるが、マラソンの場合は伴走者の人とコミュニケーションをとりながら走るので、周りの環境や状況などリアルタイムな情報を得ながら、反応したりすることができるので楽しいい」と、常に伴走者と会話をしながら走るということに新鮮さを感じているようだった。
「なんとか制限時間内にゴールしたい」と、やや謙遜する木村選手。それでも「東京2020パラリンピック競技大会で応援してくれた人たちに、もう一度感動を届けられるように頑張りたい」と、初のハーフマラソンをしっかり走り切りたいと意気込んだ。
車いす100m、400mの選手である笹原選手は、「フルマラソンにチャレンジしたいという想いもあった」と、短距離だけでなく長距離の大会にもチャンスがあれば参加したいと思っていたとのこと。「子どもたちに、やればできるという姿を見せることができればと思っている」と、意気込みを語る。両足大腿義足のスプリンターである湯口選手は、「義足で生活し、車いすとは無縁だった。それだけに今回、車いすでマラソンにチャレンジするということで、不安もあるが、何事にも挑戦することをモットーにしているので、参加することにした」と、新たな競技へのチャレンジということもあり、不安と期待が入り混じっている心境であると語っていた。
笹原選手は、「企業のサポートを受けて大会に参加することは初めてとなるので、大きな責任を感じている。目標としては、1時間を切れるように頑張りたい」と、上り坂は得意だが、下り坂が不得意なので、大会までに克服したいと語っていた。湯口選手は、「普段使わない筋肉を使うので、大変だがスピード感などワクワク感も感じられる。それでも長時間座って競技をすることがないので、楽しみながらも、今後の競技生活に取り入れられる点などを吸収していきたい」と、湯口選手自身も大会を楽しみたいと語っていた。
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