- Health&Medical2025/10/01 14:11
矢野経済研究所、美容外科・クニリック向けアンケート調査、施術別の年間施術件数の平均は「プチ整形(処置)」が680.1件

矢野経済研究所は、美容医療を実施している全国の病院や美容クリニック施設を対象とした郵送アンケート調査を実施し、施術件数や患者数、スタッフ数、美容医療機器保有状況やその評価などを明らかにした。ここでは、全施術および施術別の年間施術件数の平均について、公表している。調査の結果、施術別に年間施術件数の平均をみると「プチ整形(処置)」が680.1件、「医療脱毛(女性)」623.7件、「フェイス関連の美容皮膚/リジュビネーション(処置)」508.5件が上位となった。
同調査では、皮膚科や美容皮膚科、美容外科等を標榜して美容医療を実施している全国の病院やクリニック施設を対象とした郵送アンケート調査を実施し、133施設から回答を得た。
それらの施設に対して、全施術のおおよその年間施術件数を尋ねたところ、最も多かったのは「1~500件」で35施設(構成比26.3%)、次いで「501~1000件」が25施設(同18.8%)、「1001~2000件」13施設(同9.8%)となっている。
調査対象133施設に施術別に実施の有無を尋ねた。施術別の実施率をみると、「フェイス関連の美容皮膚/リジュビネーション(処置)」が最も高く8割を超える。次いで「プチ整形(レーザー)」「プチ整形(処置)」「フェイス関連の美容医療(処置)」「医療脱毛(女性)」「医療脱毛(男性)」などの施術が7割を超える施設で実施されていた。
次に、実施している施術別に年間施術件数を回答いただき、その平均値を算出した。「男性形成」が749.1件と最も高く、「プチ整形(処置)」は680.1件、「医療脱毛(女性)」が623.7件と続いた。「男性形成」は年間施術件数が1万件以上という回答があり、平均値は高いが施術を実施している施設数は少ない。
一方、「鼻・フェイスライン(外科的)」(36.6件)、「豊胸術(外科的)」(32.7件)、「豊胸術(処置)」(30.6件)などは年間施術件数の平均値が低い結果となった。
なお、レーザーは医療用レーザー機器を用いた施術、処置とは外科的、レーザー施術以外の注射などによる施術を指す。
[調査要綱]
調査期間:5月~6月
調査対象:美容医療を実施している病院、美容クリニック
調査方法:郵送アンケート調査
[小売価格]19万8000円(税込)
矢野経済研究所=https://www.yano.co.jp