TPCマーケティングリサーチ、女性更年期対策の実態と商品ニーズについて調査、対象者のうち更年期症状を自覚している人は56.4%

TPCマーケティングリサーチは、女性更年期対策の実態とニーズについて調査を実施、その結果を発表した。

今回、女性の更年期の実態とニーズを探るべく、現在、更年期対策として健康食品またはOTC医薬品を摂取している40~50代の女性618人を対象にアンケート調査を実施した。なお、本調査は前回の2023年に続き、2回目の実施となる。

1万人を対象とした事前調査において簡略更年期指数(SMI)のチェックテストを実施した結果、「異常あり」と判定された人は77.9%にのぼり、2023年の前回調査から6pt増加した。また、同対象者のうち更年期症状を自覚している人は56.4%、実際に対策まで行っている人は44.2%となった。

更年期を自覚するきっかけとしては、「年齢」「月経の乱れ」「典型的な更年期症状の発現」などが多く、これらを意識し始める年代は40代後半に集中している。

現在悩んでいる更年期症状は「ホットフラッシュ」「肌の老化」「気分の落ち込み」が上位で、症状は重症度の上昇に伴い、美容・外見的症状→身体的症状→精神的症状→血管運動神経症状へと段階的にシフトする傾向がみられた。

更年期対策に効果がある成分では「イソフラボン」と「エクオール」が約7割を占め、女性ホルモン様作用をもつ成分として認知されている。特に「エクオール」は前回比で摂取率が8.2pt増と大きく伸び、注目度が高まっている。

現在利用している更年期対策商品では「アーモンド効果」「エクエル」「命の母A」などが上位に挙がった。なかでも「エクエル」は現在摂取率が前回比5.1pt増の20.5%と好調に推移。一方で「命の母A」は紅麹問題の影響から同4.3pt減の19.5%にとどまる結果となった。

こうした対策商品の摂取に至る背景は、ユーザーごとにさまざまである。たとえば、会社員が多い「キャリアタイプ」は、疲労や体力の低下といった身体的変化をきっかけに、更年期を意識し始めるケースが多い。同タイプは多忙な毎日を乗り切るために「更年期に負けないカラダづくり」を目指し、サプリメントによる予防的ケアを選択。口コミサイトで評価の高い商品を調べ、モニター募集をきっかけに「エクエル」の摂取に至っている。

同レポートでは、こうした具体的な行動事例に加え、更年期とPMSの関連や注目のフェムケア用語、「更年期ロス」といった最新トピックについても調査。さらに、年代別・重症度別の傾向に加え、「キャリアタイプ」「家庭第一タイプ」「楽天家タイプ」「健康管理タイプ」「センシティブタイプ」「ゆらぎタイプ」「不摂生タイプ」の7つのクラスター別でも詳細分析を行っている。

[調査要覧]
調査対象者:現在、更年期対策として健康食品またはOTC医薬品を摂取している40~50代の女性618人
調査実査日:7月2日

TPCマーケティングリサーチ=https://www.tpc-cop.co.jp


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