ピルのオンライン診断プラットフォーム「ルナトモ」で提携クリニックで利用できる「あんしん検査サポート」を提供

 Lunatomoは、7月からベータ版として提供していたピルのオンライン診療プラットフォーム「ルナトモ」において、提携クリニックで利用できる検査サポート「あんしん検査サポート」を拡充し、10月3日に本格提供を開始した。同日行われた「ルナトモ」の説明会では、「あんしん検査サポート」に関する概要を説明した他、ルナトモ提携クリニックであるグレイス杉山クリニックSHIBUYAの岡田有香院長が登壇し、月経困難症など婦人系疾患トラブルや低用量ピルに関するメリット・デメリットなどについて解説した。

 「ルナトモは、“クリニックが見える”ピル処方オンライン診療プラットフォームで、女性の声や産婦人科医師の意見を取り入れ、安心できるサービス運営を心がけている」と、Lunatomo 永友絢子社長が挨拶。「サービス特長は、産婦人科医の診療が受診できるだけでなく、簡単に予約ができて、オンライン診療を受診。最短翌日発送でピルを届ける。また、初診、再診は無料であんしん検査サービルも利用することができる」と、働く女性が使いやすい「簡単」「安心」なサービス設計にこだわっているとのこと。

 「今回拡充する『あんしん検査サポート』は、定期便を利用し条件を満たした人に、提携クリニックでの検査をサポートする『あんしん検査サポート専用クーポン』をルナトモから送る。提携クリニックで検査を受けた場合、最大5960円を2回目契約の定期便のピル代から割り引く。さらに、ピルを安心して継続的に服用してもらえるようにサポートする」と、女性の健康をサポートするためのサービスになっていると説明する。「全国主要都市を中心に受け入れ可能クリニックを拡大していく」と、年内に10院との提携を予定していると発表した。

 「経済産業省の調査によると、月経随伴症状による欠勤で、作業量や作業時間が低下し、作業効率の低下も起こることから、月経関連疾患での労働損失は4911億円と見積もられている。さらにOTC医薬品費用負担や通院負担を追加すると、1年間の社会的負担は6828億円に達するといわれている」と、働く女性が増える中、月経による体調不良は社会全体に大きな経済損失をもたらしているのだと指摘する。「ピルを生理トラブル軽減のために検討したという人は少ない。また、ピル=避妊というイメージが依然として強い状態となっている」と、同社が実施したピルに関する利用実態調査について紹介。「そして、産婦人科を受診するハードルは高く、きちんと医師と話したいと考える反面、定期通院の大変さを感じているという回答もみられた」と、ピルを取り巻く課題は多いのだと訴える。「こうした課題を打破するべく、ルナトモでは今後も女性が気軽に産婦人科医に相談して“いろんな選択肢を持てる世界”を目指していく」と、家の近くに婦人科がない人や病院に毎回通院する面倒さを軽減するサービスとしてルナトモをさらに進化させていくと意気込んだ。

 次に、ルナトモ提携クリニックであるグレイス杉山クリニックSHIBUYAの岡田有香院長が婦人系疾患トラブルや低用量ピルについて解説した。「女性には、思春期、性成熟期、更年期とステージごとに体の変化がみられ、性成熟期では女性ホルモンの分泌量が多くなる」と、女性の体の変化について紹介。「現代女性は昔の女性に比べて、出産年齢が高くなり、出産回数も減っているため、月経回数が増えている」と、現代女性は生涯月経回数が450回にも達するという。「現代女性は月経回数が多いことで、子宮・卵巣に様々な問題を抱えやすい」と、月経回数の多さはトラブルの原因になっていると語る。

 「月経関連疾患をみてみると、月経困難症は400万人、月経前症候群(PMS)は600万人と延べ1000万人の女性がトラブルを抱えている」と、多くの女性が月経関連疾患で悩んでいると指摘する。「月経困難症とは、月経時あるいは月経直前に始まる、強い下腹部痛や腰痛を主症状としており、将来、子宮内膜症になるリスクは70%とされている。また、子宮内膜症による不妊リスクも高いといわれている」と、つらい症状があるだけでなく、将来的に重大な疾患に罹患する恐れもあると訴える。「月経前症候群(PMS)は、月経3~10日前から始まる、様々な心身の不快症状で、下腹部痛や頭痛などの他、イライラ、抑うつなど精神の乱れもみられる」と、それぞれの月経に関する疾患について解説してくれた。

 「月経関連疾患の症状緩和のためにできることの1つとして、低用量ピルによる薬物療法がある」とのこと。「ピルとは、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)という2種類の女性ホルモンを合わせてできた錠剤で、特に使われているのが低用量ピルとなっている」と、低用量ピルについて説明。「正しく服用することで高い避妊効果はあるが、ピル=避妊のイメージは間違いだといえる」と、低用量ピルの服用で排卵が抑えられてホルモンバランスが一定になり、生理痛が良くなったり、生理の量が減ったり、PMS等を改善するという。「また、一部のがんリスクを低下させる他、子宮内膜症の発症予防や卵巣内膜症病変を縮小する」と、重大な疾患の予防にもつながると力説する。

 「一方で、低用量ピルの服用で血栓症のリスクが少し上がったり、一部のがんリスクを増加させたり、飲み始めに不正出血が起きる可能性があったり、思春期から飲むと骨塩量を低下させる可能性があるなどデメリットは存在する」と、リスクがあることもしっかり把握する必要があるとのこと。「ルナトモでは、事前問診が可能で、産婦人科医が診療を実施。また、女性に必要な検査を受けられるクリニックと提携している『あんしん検査サポート』が受けられることから、低用量ピルのメリット・デメリットを理解することはできると考えられる」と、安心・安全な服用に向けての仕組みづくりについてしっかりサポートしていく考えを示した。

Lunatomo=https://lunatomo.com/
グレイス杉山クリニックSHIBUYA=https://grace-sugiyama.jp/


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