シオノギヘルスケア、医療用と同量の有効成分を配合した去痰薬「ムコダイン去たん錠 Pro500」（第2類医薬品）を発売

ヘルスケア価値の提供を通じて社会に貢献するシオノギヘルスケアは、医療用と同量の有効成分を配合（L－カルボシステイン 500mg（1錠中））した去痰薬「ムコダイン去たん錠 Pro500」（第2類医薬品）を3月1日に発売した。

同商品は、杏林製薬が医療用医薬品として製造販売する気道粘液調整・粘膜正常化剤「ムコダイン」と同一商標を使用し、有効成分「L－カルボシステイン」を医療用と同量配合した市販薬となり、全国の薬局やドラッグストアなどで購入できるようになる。

シオノギヘルスケアが昨年9月に実施した「かぜやせきの症状がある際の対処法」に関する調査によると、病院を受診する人が約20％であった一方で、半数以上の人がドラッグストアで購入できるOTC医薬品を使用することが分かった。また、鎮咳去痰薬市場は年々需要が高まっており、市場規模は2020年度から2023年度の3年間で約1.7倍（シオノギヘルスケア調べ：インテージ SRI＋ 鎮咳去痰薬市場 販売金額 2020年4月～2024年1月（各年4月～3月、2023年度は24年2～3月予測値を含む））に拡大している。

そのような環境下で、同社は消費者が自身の症状にあった適切な薬の使用ができる機会を提供することがセルフメディケーションの支援につながると考え、医療用と同量の有効成分を配合した「ムコダイン去たん錠Pro500」（第2類医薬品）を発売する。既存のSHIONOGIのProシリーズ商品である「パイロンPL顆粒Pro」（指定第2類医薬品）、「メジコンせき止め錠Pro」（第2類医薬品）と症状によって使い分けてもらうことで、「かぜ（のどの痛み、熱、鼻水など）」、「せき」、「たん」の症状ごとの対処が可能になる。

ムコダイン去たん錠Pro500（第2類医薬品）は、しつこい「たん」の症状に効果を発揮する去痰薬とのこと。医療用と同量の有効成分「L－カルボシステイン」を配合し、「たん」を構成する気道粘液を正常化することで粘度を減らし、サラサラにし、体外に出しやすくする作用がある。また、気道粘膜を修復することでも、「たん」を出しやすくする。

パッケージの表面には、PIJIN社が提供する7言語（日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語など）対応のQRコード「QR Translator」にデボス（凹）加工を施した「アクセシブルコード」（アクセシブルコード（Accessible Code）とは、使用言語の違いや視覚障害の有無に関わらず、利用者が多言語の音声で情報を取得できるように仕様設計されたユニバーサル対応の2次元バーコード。PIJIN社が世界中で特許を取得したQR Translatorの技術を利用し、エクスポート・ジャパン社が新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の支援を受けて開発）を採用している。スマートフォンなどでコードを読み取ると、自動音声による読み上げ機能で効能・効果、用法・用量などの説明を受けられる。デボス（凹）加工によって、視覚障がいのある人でも手に触れることでコード位置を把握できる。

ムコダイン去たん錠Pro500では製品の適正使用推進のため、個装箱の中面に用法・用量を記載した。添付文書もイラストやアイコンを用いて記載し、わかりやすいデザインを採用している。

［小売価格］
10錠：1529円
20錠：2541円
（すべて税込）
［発売日］3月1日（金）

シオノギヘルスケア＝https://www.shionogi-hc.co.jp/