- Health&Medical2025/12/15 18:08
第一三共ヘルスケア、ルルくすり箱プロジェクト「常備薬に関する実態調査」、約5割が期限切れの常備薬を飲んだことがあると回答

総合かぜ薬「ルル」を販売する第一三共ヘルスケアは、全国20~60代男女500名を対象に「常備薬に関する実態調査」を実施した。その結果、“2人に1人”が期限切れの常備薬を飲んでしまった経験ありと回答。使用期限があることを認識していながらも見過ごしがちな「常備薬の使用期限管理」の実態が明らかになった。
「鼻水や咳などのかぜによくみられる症状がインフルエンザと同じ「急性呼吸器感染症(ARI)」として今年4月に5類感染症に指定(定点医療機関を受診した患者にせき・鼻水等かぜの症状がある場合は報告対象となる)されて初めての冬の到来。11月に入り、患者報告数(東京都感染症情報センター 急性呼吸器感染症の流行状況から)が急増しており、かぜシーズンが本格化しているといえる。こうした状況を受け、いざという時に備えていた薬が使用期限切れで使えないといった事態を防ぐためには、家庭内の常備薬の見直しと使用期限の管理意識を高めることが、これまで以上に重要となっている。

薬の常備有無・保管に関する実態調査では、全体の半数以上(51.0%)が体調を崩した場合に備えて「薬を常備している」と回答。一方で、薬を備えていると回答した人のうち、2人に1人(47.8%)が「常備薬を見直していない(確認していない)」ことが判明した。さらに「常備薬の見直し状況」を男女別に比較したところ、男性の約6割(57.3%)、女性の約4割(38.9%)が「見直していない(確認していない)」と回答。男性は女性に比べて18.4ポイント高く、男性の方が常備薬の期限を見落としやすい傾向が見られた。

常備薬の保管場所については、約4割(38.8%)が「専用の箱」で管理している一方で、「引き出し」(27.8%)や「空き箱などの簡易的な箱」(25.2%)で保管しているという結果になり、人によって保管方法にばらつきがあることが分かった。

常備薬の使用期限に関する行動調査では、全体の9割以上(92.2%)が「薬の使用期限があることを知っている」と回答。一方で、全体の約5割(48.2%)が「使用期限切れの薬を飲んだことがある」と回答した。
くすりの使用期限を守る重要性について、期限の切れたくすりは変質したり、効き目が低下する可能性があるとのこと。また期限内でも、高温多湿など適切でない条件で保管されていた場合は変質しているおそれもあるという。
[調査概要]
調査名称:第一三共ヘルスケア「常備薬に関する実態調査」
実施時期:9月26日(金)~10月3日(金)
調査対象:全国20~60代の男女500人(性年代別均等割付)
調査方法:インターネット調査
※グラフの構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合がある
第一三共ヘルスケア=https://www.daiichisankyo-hc.co.jp
















