味の素、「五季そうさまプロジェクト」生活者調査、9割以上が”夏の長期化”を実感、秋の味覚を食べる機会も減少

味の素は、近年の気候変動の影響で9月から10月上旬にかけても真夏のような暑さが続くようになったことから、“長引く夏”を新たな「五番目の季節=まだなつ」と名付け、この季節を楽しく快適に過ごしてもらうために、「五季そうさまプロジェクト」(以下、同プロジェクト)を、3月25日に発足した。

同プロジェクトの一環として、本格的に始まる「まだなつ」を前に、夏の長期化に関する生活者調査を実施した。調査の結果、夏が長くなっていると98%が回答し、暑い日の料理悩みとしては、「なるべく火を使いたくない」「暑い中での買い物が大変」が上位となった。また、秋の味覚を食べる機会が少なくなったと80%が回答したことから、夏の長期化による様々な課題が明らかとなった。これらの課題を解決するべく、「何もしたくない日のまだなつレシピ(大和書房)を、8月20日から発売した。季節の変化、食卓の変化を楽しむレシピ本として、秋食材を夏らしく楽しむなど、新しい旬やレシピとの出会いを作り、新たな食の楽しみ方を提案する。

気候変動の影響によって、暦の上では秋を迎える9月から10月上旬にかけて、真夏のような暑さがつづくこの時期を、「五番目の季節=まだなつ」と名付けた。この「まだなつ」には、料理意欲や食欲低下とそれに伴う栄養不足などの心身の不調「まだなつ症」を感じる生活者が多いことに加え、農業や漁業の現場では収穫時期のズレや供給の変化などの影響が顕在化している。

こうした生活者や生産者が抱える課題を受け、季節の変化に寄り添い、長引く暑さの中でも、料理や暮らしを快適に楽しむために、同プロジェクトでは、「まだなつレシピ」を提案している。「まだなつ」の時期に出回る秋食材を暑い日でも作りやすく・食べやすく調理したレシピや、マンネリ化が起きやすい夏の定番メニューや食材をアレンジしたレシピなど、新しい食卓の楽しみ方を届ける。

「五季そうさまプロジェクト」夏の長期化に関する生活者調査では、「以前よりも、夏が長くなっていると感じるか」という質問に対し、98%の人が「とても長くなっていると感じる・長くなっていると感じる」と回答したほか、「今年の夏、例年以上に『暑い』と感じているか」との質問には、98%の人が「すごく暑いと感じる・暑いと感じる」と回答したことから、多くの人が夏の長期化、夏の変化を実感していることが明らかとなった。また、「まだなつ症」が自身に当てはまるかという質問に対しては、81%の人が「とてもあてはまりそう・まああてはまりそう」と回答し、その理由としては、「暑いからずっと体が冷たいものばかり求めている気がする」「フライ、煮物は避けレンチン調理とサラダで済ませたい」「何をするのも面倒くさくなりがち」など「まだなつ症」を実感する声が多数集まった。

夏が長引くことでの生活者への影響として、暑い日の料理で困ることを尋ねると、「なるべく火を使いたくない(71%)」「暑い中での買い物が大変(61%)」「簡単に済ませたくなる(56%)」などの回答が上位となり、暑い日に料理意欲の低下を感じている生活者が多いことが分かった。また、以前に比べて、秋の味覚を食べる機会が少なくなったかを尋ねると80%が「とても少なくなったと感じる・少なくなったと感じる」と回答した一方で、「暑い日にも食べやすい秋食材を活かしたメニューレパートリーを増やしたいと思うか」という質問では、「増やしたい・できる限り増やしたい」と回答した人は92%となり、暑い中でも秋食材を活用したいと考えている人が一定数存在していることが分かる。

気象庁のデータによると、6月の東京の真夏日は、観測史上過去最多の13回を記録し、7月22日に気象庁が発表した8月から10月までの3ヵ月予報では、9月以降も全国的に気温の高い状態がつづく可能性が高く、今年は夏のはじまりも早いだけではなく、夏のような気候が長引くことが予想されている。

また、スーパーアキダイの秋葉弘道社長によると、昨今9月でも30度になる日があったりするため、秋でもトマトなどの夏野菜が売れる一方で、秋食材のきのこや煮物で使われるレンコンなどの秋野菜は売れにくい傾向にある。このように、生産や流通現場にも「まだなつ」の影響が起きていることが考えられている。

「何もしたくない日のまだなつレシピ」

調査結果によって明らかとなった「まだなつ」への共感、生活者や生産者の抱える課題を受け、同プロジェクトの一環として、「何もしたくない日のまだなつレシピ」(大和書房)を出版する。料理人の東山広樹さん監修のもと、長引く暑さの中でも、新しい食材やレシピとの出会いを楽しみながら「まだなつ」の時期を乗り越えるためのレシピを「極力火を使わない」「買い物いらず」「ひんやり」「食欲増進」の4つのポイントを軸に紹介している。暑い日にも作りやすく・食べやすく調理したレシピや、マンネリ化が起きやすい夏の定番メニューや秋食材を活用した48品のレシピを掲載し、新たな食の楽しみ方を提案する。

同プロジェクトでは、食を通じて「まだなつ」を少しでも楽しく、快適に過ごすための取り組みを今後も展開していく。9月から10月上旬にかけて本格的にはじまる「まだなつ」時期には、他企業とのコラボの実施や一般の人にも参加してもらえる「まだなつ」体験イベントを開催予定だという。

[調査概要]
調査内容:夏の長期化に関するアンケート
調査手法:同社公式ファンコミュニティ「味のもト~ク」会員に向けたWEBアンケート
実施時期:7月25日(金)~8月3日(日)
調査対象:公式ファンコミュニティ「味のもト~ク」会員(回答総数319名)

[販売概要』
書名:何もしたくない日のまだなつレシピ
編集:五季そうさまプロジェクト
監修:東山広樹
発売日:8月20日(水)
版型:A5
頁数:144
予価:1500円(税別)
発行元:大和書房

味の素=https://www.ajinomoto.co.jp


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