- Drink&Food2025/08/19 18:43
キリン、ノンアルコールチューハイ「キリン 氷ゼロ スパークリング シチリア産レモン/グレープフルーツ(期間限定)」を発売

キリンビールは、ノンアルコール(以下、ノンアル)チューハイの新ブランド「キリン 氷ゼロ スパークリング(以下、氷ゼロ スパークリング)」から、「キリン 氷ゼロ スパークリング シチリア産レモン」(350ml缶)を8月26日に、「キリン 氷ゼロ スパークリング グレープフルーツ(期間限定)」(350ml缶)を10月28日に発売する。8月18日に行われた新商品発表会では、ノンアルカテゴリー戦略や「氷ゼロ スパークリング」の概要および開発ポイントなどについて説明した。

「当社では、お酒の未来を創造し、人と社会に、つながるよろこびを届ける会社となるべく、環境変化による生活様式の変容を経て、自身の生活環境や心理状況にマッチした消費をする傾向がみられる中、酒類事業を営む企業としての社会的責任を果たしながら、消費者の価値創造にチャレンジし続ける」と、キリンビール マーケティング部 カテゴリー戦略担当 カテゴリーマネージャー 木村正一氏が同社のありたい姿を力説する。「そこで、“DRINK FOR FUTURE-未来に向けた責任-”をパーパスに掲げ、広告宣伝に関する業界およびキリン自主基準の遵守や、責任ある飲酒に関するグローバルマーケティング指針の遵守、純アルコール表示の対応、ビール酒造組合やIARDなど国内外の業界団体と連携した活動を行っている」と、責任ある飲酒の取り組みを行っていると説く。「具体的な活動として、お酒のリスクとお酒の価値を伝える適正飲酒啓発活動を実施。プログラムの参加・閲覧数は1000万人に達した。また、酒類事業者の責任と持続的成長に向けた研究・技術の探索として、健康に配慮した科学的根拠のある飲み方などに関する総合的な共同研究を筑波大学と開始した。そして、商品戦略と連動によるノンアル・低アル構成比の増加を図っている」と、具体的な方針や取り組みについて言及した。

「ノンアル市場に関しては、ノンアルビール、ノンアルRTD共に市場は伸長。ノンアルRTDはボリュームが小さかったが直近大きく伸長し、2017年比約2倍の市場となっている。この要因として、健康意識の高まりや価値観の変化によるところが大きく、今後も成長すると見込んでいる」と、ノンアル市場が伸長基調にある点について解説する。「ノンアルを月1回以上、日常的に飲む消費者は約440万人と推定される。一方で日常的に飲まない消費者は約15倍の6700万人ほど存在しており、ノンアルライト・ノンユーザーの消費者を獲得していくことが市場拡大の機会につながる」と、ノンアル市場はポテンシャルの高いマーケットなのだと訴える。「多くの消費者は、ノンアルを『事情がある時に仕方なく飲むもの』と認識しており、ノンアルに対する期待の1位が『美味しさ』であることが当社の調査で明らかとなった。しかし、実態とのギャップは大きく、美味しさのニーズを満たせていないという現状がある」と、ライト・ノンユーザーによって、ノンアルは美味しくなく、事情がある時に仕方なく飲むものとのイメージが根強いのだと嘆く。「こうしたイメージをなくしていくには、魅力的で美味しい商品を届けていくことで、酔わずにお酒気分を楽しめて、生活を豊かにしてくれるものへと変えていく必要がある」と、ノンアルに対するイメージを変えることが、市場のさらなる拡大のキーになると強調した。
「当社は、それまで1%未満の微量アルコールを含む商品しかなかった市場に、アルコール0.00%で美味しい商品を届けるため、香味の調合技術や、清涼飲料を取り扱うキリンビバレッジの酸味の制御技術など、キリンホールディングスが持つ技術を駆使し、2年の開発期間を得て、世界初のアルコール0.00%で美味しいノンアル・ビールテイスト飲料『キリンフリー』を上市した」と、ノンアル・ビールテイスト飲料のパイオニアであると自負する。「2009年に『キリンフリー』を発売し、2012年には、チューハイに近い美味しさを実現した『ゼロハイ』や、2017年には本格ビールの美味しさを実現した『零ICHI』を発売。2019年には機能と美味しさを兼ね備えた『カラダフリー』を、2020年には『氷零カロリミット』を、そして、爽やかな美味しさを実現した『グリーンズフリー』を発売。今年8月には、ノンアルチューハイの新しい美味しさを実現した新ブランドを発売する」と、これまでのノンアル市場で展開してきた商品の歩みについて言及。「年初目標、前年比(金額ベース)+12%に向け、今年下期マーケティング活動の投資額は前年下期比の2倍を計画している」と、ノンアル市場に注力し、仕方なく飲むものから生活を豊かにしてくれるものへ変えていくと意気込んだ。

「ノンアルチューハイの新しい美味しさを実現した新ブランド『キリン 氷ゼロ スパークリング』は、みずみずしい果実感とお酒のような美味しさの、爽快で心浮き立つノンアルチューハイで、8月26日に『氷ゼロ スパークリング シチリア産レモン』、10月28日から期間限定で『氷ゼロ スパークリング グレープフルーツ』を発売する」と、ノンアルチューハイを普段飲まない、チューハイ好きの消費者に訴求していくと力説する。「毎日の生活に心がちょっと弾む素敵な時間を届ける新しい選択肢となることを目指すべく、『氷ゼロ スパークリング』の8月~12月の販売目標は約30万ケース(350ml×24本換算)とした。この販売目標実現に向けて、TV-CMやデジタル広告、SNS発信、交通広告(首都圏JR全線)や店頭と連動したコミュニケーションを実施していく」と、「氷ゼロ スパークリング」ならではの美味しさや登場感を伝えていく考えを示した。

同 マーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループ 佐藤良子氏が「氷ゼロ スパークリング」の開発ポイントについて説明した。「消費者がチューハイに求める美味しさは、果実感がありながら飲みやすいこと。しかしノンアルチューハイにおけるハードルのトップ5には、『美味しくなさそう』『飲みごたえがなさそう』という声が当社の調査で挙がっていた。そこで、飲みごたえがありながら、すっきり爽快に飲める果実の美味しいノンアルチューハイを目指した」と、「氷ゼロ スパークリング」では、みずみずしい果実感、爽快感とお酒のような飲みごたえの両立を図り、すべてにこだわった、今までにない美味しさの実現を目指したのだと力説する。「果実感については、こだわりのシチリア産レモンのクリア果汁を100%使用した。果実本来のみずみずしい美味しさに仕上がった」と、果実感へのこだわりについて語る。「爽快感と飲みごたえが両立した美味しさを実現するべく、搾りたての黄色いレモンのような香り・味にこだわり、果実はじける爽快な美味しさを実現。また、当社独自の特許技術である、苦味・酸味の黄金バランスによって、お酒のような飲みごたえが楽しめる」と、「氷ゼロ スパークリング」のこだわりについて解説してくれた。「事前に行った調査では、90%以上の人が爽快な飲み心地を実感し、95%の人が好きと回答した」と、嗜好調査においても、「果実感が強く、すごく爽快」や「ノンアルなのに物足りなさを感じなかった」といった声が寄せられたという。「『氷ゼロ スパークリング』による未体験の爽快感をぜひ多くの人に体感してもらいたい」と、“ノンアルRTDは美味しくない”を払拭してくれる爽快で飲みごたえが感じられる美味しいノンアルチューハイに仕上がったとアピールした。

「キリン 氷ゼロ スパークリング シチリア産レモン」の中味は、シチリア産レモンの「クリア果汁」を使用した、みずみずしい果実感とお酒のような飲みごたえが楽しめる、爽快なノンアルコールチューハイ(果汁2%)とのこと。パッケージは、黄色のベースカラーに、みずみずしい果実感と爽快なおいしさ、品質の良さが感じられ、大人の心が浮き立つデザインに仕上げた。ダイヤカット缶を採用し、スッキリクリアな爽快感を表現している。

「キリン 氷ゼロ スパークリング グレープフルーツ(期間限定)」の中味は、「クリア果汁」を使用した、みずみずしいグレープフルーツの果実感とお酒のような飲みごたえが楽しめる爽快なノンアルコールチューハイ(果汁2%)とのこと。パッケージは、グレープフルーツを想起させるベースカラーに、みずみずしい果実感と爽快なおいしさ、品質の良さが感じられる大人の心が浮き立つデザインに仕上げた。ダイヤカット缶を採用し、スッキリクリアな爽快感を表現している。
[小売価格]オープン価格
[発売日]10月28日(火)
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