- Drink&Food2025/06/23 10:57
吉野家、ヨシダと共同で噛む力に配慮した「吉野家 やわらか牛丼の具/きざみ牛丼の具」を開発し歯科医院向けに販売

吉野家は、ヨシダと共同で、噛む力に配慮した「吉野家 やわらか牛丼の具」「吉野家 きざみ牛丼の具」を開発した。6月21日から全国の歯科医院を通じて販売を開始した。
これは、ヨシダが長年の歯科業界での知見を活かし、歯科治療中の患者をはじめとする、食事に配慮が必要な人々への食のサポート分野における新たな取り組みの第一歩。国民食ともいえる吉野家の牛丼の美味しさを、より多くの人々に届けることで、QOL(生活の質)の向上と「食べる喜び」の提供を目指す。
超高齢社会において、健康寿命の延伸は喫緊の課題であり、「食」を通じた健康維持の重要性はますます高まっている。歯科医療の現場では、高齢による咀嚼・嚥下機能の低下だけでなく、抜歯、インプラント治療、口腔外科手術後、矯正治療中、義歯(入れ歯)の調整中など、一時的に固いものが食べにくくなる患者が数多くいる。そのような患者から「食べられるものが限られてしまう」「食事が楽しめない」といった声が聞かれることもしばしば。
長年にわたり歯科医療を多角的にサポートしてきたヨシダは、こうした「食の課題」に着目。歯科総合商社としての知見とネットワークを活かし、患者の口腔状態に合わせた「食の選択肢」を提供することで、治療効果の向上だけでなく、QOL全体の向上に貢献できると考え、食事療法をサポートする食品の提供を開始した。
その第一弾として、幅広い世代に愛され、高いブランド力と信頼性を持つ吉野家と協業。「いつもの美味しい牛丼を、もっと食べやすく」をコンセプトに、同製品の開発に至った。
「吉野家 やわらか牛丼の具」(歯ぐきでつぶせる)は、形はしっかり残しつつ、歯ぐきでつぶせるやわらかさを実現した。
「吉野家 きざみ牛丼の具」(舌でつぶせる)は、より細かくきざむことで、舌でつぶせるほどのやわらかさに仕上げた。高齢の人はもちろん、抜歯直後で食事が摂りにくい人、矯正装置の痛みがある人など、様々な口の状態に合わせて選べる。
誰もが知る吉野家の牛丼の伝統の味をベースに、食べやすさを追求した。塩分を抑えながらも(やわらか牛丼の具:1.2g/袋、きざみ牛丼の具:0.9g/袋)、牛肉の旨味と玉ねぎの甘みがしっかりと感じられる、満足感のある味わいとなっている。
常温レトルトパウチなので、未開封なら常温で長期保存が可能。保管場所に困らず、ローリングストックにも最適だという。
軽量なので、持ち運びにも便利。入院中や旅行先などにも手軽に持っていける。
電子レンジ対応包材なので、袋のまま電子レンジで温めるだけ(500Wで約50秒目安)。火を使わないので、調理の手間もかからない。
なお、ご飯は別途用意してほしいという。
[発売日]6月21日(土)