サントリー、“サワー”の味わいをビールの醸造技術で実現した「金麦サワー」を北海道エリアで期間限定発売

左から:サントリー ビールカンパニー 商品開発研究部開発主幹 寺西健氏、サントリー 執行役員 北海道営業本部長 中谷智樹氏、サントリー ビールカンパニー ブランド戦略部部長 梅原武士氏

サントリーは、“サワー”の味わいをビールの醸造技術で実現した「金麦サワー」を4月16日から北海道エリアで期間限定発売する。4月4日に行われた新商品発表会では、新商品の概要や特長、CMなどのプロモーションについて説明した。

サントリー 執行役員 北海道営業本部長 中谷智樹氏

「北海道エリアにおける昨年の実績は、酒類合計で前年比109%と大きな伸びをみせると同時に、全国市場の前年比103%を大きく上回った」と、サントリー 執行役員 北海道営業本部長 中谷智樹氏が挨拶。「当社は、ビール類やRTDなど拡がるニーズに応えるポートフォリオで商品を展開している」と、様々なカテゴリで新たな価値を創造していると説明する。「北海道エリアにおいては、さっぽろ雪まつりやさっぽろ大通りビアガーデン、花火大会などでブランドを通じたエンゲージメントを行った。また、地域企業との取り組みや地域貢献などで北海道の消費者に親しんでもらうことを目指し、継続的に活動を展開している」と北海道エリアで行ってきたマーケティング活動について教えてくれた。「こうした展開が奏功し、当社の主力ブランド『金麦』は、全国と比べても購入者も増加傾向で、ビール類における構成比も高くなっている」と、北海道エリアで「金麦」ブランドが好調なのだと紹介する。「そこで今回、道民の人々に愛される『金麦』から新商品を発売する」と、道民のニーズに応える形で新商品を発売するのだと述べていた。

サントリー ビールカンパニー ブランド戦略部部長 梅原武士氏

次に、新商品について、サントリー ビールカンパニー ブランド戦略部部長 梅原武士氏が説明した。「『金麦』ブランドでは、“日常的に家で飲むのに一番ふさわしいビール類”を目指し活動を展開している」と、店頭プロモーション、コミュニケーションともに積極的に展開しているという。「『金麦』は、2007年に麦芽を使った新ジャンルとして発売。2012年に機能性カテゴリに商品を展開しラインアップを拡充。2019年にはコク系の新ジャンルを発売してきた。そして今回、RTDのニーズ領域に挑戦した新商品をラインアップする」と、これまでと全く異なる商品を北海道エリアで発売すると意気込む。「ビール類とRTDを併買するユーザーは、この5年間で約1.5倍に増加した。週5日飲酒するビールとRTD併飲のユーザーの声では、1杯目のビールは、頑張ったご褒美、癒し的な存在で欠かせない。2杯目からは、食事に合わせて色々飲んでいる。食べ終わったあともゆっくり飲むことも多い。至福の時間を長く過ごすために、飲み続けられるお供を求めていることがわかった」と、ビールは最初の1杯目だけで、2杯目はRTDを飲んでいるという声が多かったとのこと。「当社が実施した調査では、1杯目に飲む飲み物としてビールをあげていた人は、その理由として『食事に合う』『飲み飽きない』といった声が多かった。2杯目によく飲む飲み物にRTDを挙げた人は、その理由に『ゆっくりくつろげそう』『すっきりした』といった声があがっていた。このことから、『ゆっくり飲み続けられる』新しい味わいにチャンスがあるのではないかと考えた」と、ターゲットニーズを踏まえた新たな提案のチャンスがあると考えたという。

金麦サワー

「そして今回新たな提案として発売するのが『金麦サワー』となる。『金麦サワー』は、日常の家時間を豊かにする『金麦』から食事を美味しくする新・サワーを開発コンセプトにしており、コンセプトを体現するため中味は、ビールの醸造技術でつくりこんだまったく新しい味わいとなっている。パッケージデザインは、『金麦』ブランドとサワー系イメージを融合した」と中味とデザインについても言及。

金麦サワー

「パッケージデザインをさらに詳しく紹介すると、品質感を象徴する金麦ロゴと紺色を取り入れた。背景には、すっきりした美味しさが直感的に伝わる液色と氷のシズルを取り入れている。酒場的な親しみを感じるカタカナのネーミングを採用。味わい特長を想起する中味ファクトを明示している」と、新しい商品であることがわかるように斬新なデザインを採用しながらも『金麦』ブランドを想起させるカラーなどを利用したと述べる。「裏面には、醸造家がこだわり抜いた味わいの志を記載している」と、商品への想いを消費者に伝えるデザインになっていると教えてくれた。

サントリー ビールカンパニー 商品開発研究部開発主幹 寺西健氏

サントリー ビールカンパニー 商品開発研究部開発主幹 寺西健氏は、「金麦サワー」の開発にかけた想いや中味の特長などについて紹介した。「『金麦サワー』で目指した美味しさは、飲む食前から食後にかけて、自然で爽やかな柑橘香を感じた後、複層的な味わい、柑橘香、ほのかな甘味が心地よく広がり、これまでにない心地よく爽やかな後口が感じられる」と、日常を豊かにする、飲み飽きない心地よさを目指したのだという。「そこで、香料・甘味料を使用せず、サントリーのビール醸造技術でつくる麦芽、ホップ、水、酵母で美味しさを実現したことで、ホップ由来の柑橘系の爽やかな香りが調和した心地よい味わいに仕上がった」と、ビールの醸造技術で作られたサワーが「金麦サワー」なのだと強調する。

金麦サワー

「素材には、旨味麦芽とシトラスホップに加えて、希少品種レモンドロップホップを使った。そしてビールの醸造技術であるホッピング技術、上面発酵技術、低麦芽比率での発酵技術、高濃度醸造技術を掛け合わせて、目指した味わいを実現した」と、こだわりの素材と同社の醸造技術によって実現できた味わいなのだと力説する。

レモンドロップホップ

「レモンドロップホップとは、北米が原産で、レモン様の柑橘香が特徴となっている。全世界のホップ生産数量の約0.1%しかない希少品種となっている。当社では、過去の商品開発で5年以上知見を積み重ね、レモンドロップホップの良さを引き出す醸造条件を磨き続けてきた」と、レモンドロップホップを素材に選んだ理由を説明する。「当社のビール醸造技術でしか実現できない、これまで出会ったことのない、これからのサワーになっている『金麦サワー』を楽しんでほしい」と、香料や甘味料を使用せず、ビールの醸造技術でつくり込んだ自然な味わいを楽しんでほしいとアピールした。

新TV-CMのワンシーン

北海道におけるマーケティングについて中谷氏が発表した。「『金麦』のメッセンジャーである俳優の黒木華さんを起用したTV-CM『そうきたか。』篇と『マジか。マジだ。』篇を4月13日から北海道エリアで放映開始。黒木さんの『金麦から“サワー”が出た』ことに対する驚きと、実際に飲んだ際のリアルな反応を描くことで、『金麦サワー』の登場感と新しい味わいへの期待感を感じてもらえる内容に仕上げた」と、専用TV-CMをOAするとのこと。

体験イベント「STVお花見フェスタ presented byキンムギサワー」イメージ

「4月19日から21日の期間では、アカプラ(札幌市北3条広場)で金麦サワー体験イベントを開催する。さらに4月4日からは、金麦サワー2缶が2000名に抽選で当たるサンプリングキャンペーンを実施する。この他にも札幌駅地下や札幌市営地下鉄、バス停に広告を掲出する」と、様々な場面で道民と接点を設けていくと訴えた。

[小売価格]
350ml:190円程度
500ml:264円程度
※マイライフニュース編集部調べ
(すべて税込)
[発売日]4月16日(火)

サントリー=https://www.suntory.co.jp/beer


ヘッドライン

HeadLineNews
【新着】今日のマイライフニュース

連載中コラム

健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!
マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー
健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!

マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー

カテゴリ