明治、生乳や十勝ミルク乳酸菌TM96などすべての素材を北海道十勝産で作られた「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」を発売

左から:「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」をPRする、グリーンストーリープラスの林真由氏、明治 グローバルデイリー事業本部 発酵マーケティング部 ヨーグルトグループの武井蓮氏、ヨーグルトマニアの向井智香氏

明治は、北海道十勝産の良質な生乳と十勝でつくった原料と、“十勝ミルク乳酸菌 TM96”を使用した「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」を、10月17日から北海道・東北・関東エリアで、10月30日から中部・関西・中国・四国・九州エリアで発売する。10月13日に行われた発表会では、「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」のリニューアルポイントや新旧商品の食べ比べを行い、新しくなった点を紹介した。

明治 グローバルデイリー事業本部 発酵マーケティング部 ヨーグルトグループの武井蓮氏

「当社は、とかちとの包括連携協定を締結。十勝の素材を活用し、複数の製造工場も十勝に有している。そして、明治北海道十勝ブランドを展開。このうち、北海道十勝ヨーグルトは、北海道十勝の素材にこだわり続けて今年で発売28年目となる。これまでに販売した数量は12億パックとなり、産地にこだわっているヨーグルト、ミルクにこだわっているヨーグルト、地域振興に貢献すると思うヨーグルトでNo.1を獲得。多くの消費者に評価されている」と、明治 グローバルデイリー事業本部 発酵マーケティング部 ヨーグルトグループの武井蓮氏が挨拶。「そして今回、北海道十勝ヨーグルトが、『明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト』として、生まれ変わる。乳酸菌、生乳、砂糖、乳原料すべての素材を十勝産で作られたヨーグルトになった。脂肪微細化製法を新たに採用し、ミルク際立つ味わいとなった。さらに、プラスチック使用料を50%削減し、賞味期限を延長。持続可能性に配慮した製品となっている」と、リニューアルポイントについて紹介する。

明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト

「オール十勝素材を実現した『明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト』では、十勝産生乳を100%使用。十勝生乳由来の乳酸菌“TM96”も使用している。また、十勝製造の砂糖や乳原料とすべてが十勝エリアで製造されたものとなっている」と、十勝にこだわりぬいた製品なのだとか。「十勝ミルクTM96乳酸菌は、十勝産の生乳から当社が見出した乳酸菌で、乳の風味とヨーグルトが共存した風味が特徴となっている。今回のリニューアルでは、TM96乳酸菌を継続利用した他、通常の製法では約1μmになる乳脂肪球の圧力を高めることによって0.6μm以下にまで微細化する製法を採用。脂肪分を高めたような濃厚な食感にすることができた」と、製法を変更したことで濃厚なミルク感を味わえるようになったと解説する。

オール十勝素材

「商品パッケージについても、プラスチック使用量を約50%削減した。容器を変えたことで賞味期限を2週間延長することができた」と、SDGsに対応したパッケージに変更したのだと述べていた。「今後も、酪農王国・十勝の魅力を発信し、日本の酪農振興に貢献していく」と、明治北海道十勝ブランドを通じて、北海道十勝の魅力を全国に伝えていく考えを示した。

グリーンストーリープラスの林真由氏

次に、グリーンストーリープラスの林真由氏とヨーグルトマニアの向井智香氏を招いて「十勝の食の魅力とヨーグルトのおいしさ」と題したトークセッションを行った。まず、十勝の魅力について林氏が紹介した。北海道帯広市出身の林氏は、2006年に「お取り寄せダイニング十勝屋」を立ち上げ、「十勝トテッポ工房」や「北海道食べる通信」など地元十勝で食に関するビジネスを展開しているのだという。そんな十勝について林氏は、「十勝地方は1万830km2の面積がある。この広さは東京都の5倍で岐阜県と同じ広さとなる」と、広大なエリアなのだと強調する。「このため、豊かな四季が感じられ、夏はカラッと暑く、冬は雪は少なく寒い気候となっている。こうした寒暖差が激しい地域のため、農業・酪農畜産がメイン産業となっている。また太平洋に面しているため漁業も盛ん。さらにマルセイバターサンドを販売する六花亭の本社があることから、観光も重要な産業となっている」と、十勝の産業について教えてくれた。「酪農・畜産については、酪農牛が約23万頭、畜産牛が約22万頭と合計45万頭が飼育されており、十勝エリアの人口35万人よりも多い」と、人より牛の方が多いのだと述べていた。「農業については、馬鈴薯、豆類、小麦、てん菜を生産。特に砂糖の原料になるてん菜は、全国の約半分の生産量を誇る」と、畑作4品が十勝を代表する農作物になるのだと話していた。「十勝は、屯田兵ではなく、民間会社で開拓された唯一の地域となる。この民間会社が晩成社といい、酪農、バターづくりなどを行った。これが酪農畜産が盛んになった由来と思われる。さらに地域で100年続く新聞社『十勝毎日新聞』が十勝の情報を紹介しており、地域住民が十勝のことを知ることができるようになっている」と、十勝地域の歴史についても語ってくれた。

ヨーグルトマニアの向井智香氏

ヨーグルトの美味しさについて、向井氏が紹介してくれた。向井氏は2700種類以上のヨーグルトを食べており、日本各地の牧場・乳業メーカーを巡り独自に研究。ワークショップや講演会、授業、メディア出演などでヨーグルトの魅力を伝える活動を行っているという。では、ヨーグルトの美味しさはどこにあるのだろうか。「乳原料、発酵、加工、容器が味を左右するポイントとされている。特にシンプルなプレーン加糖ヨーグルトには無限大の組み合わせが存在する」と、ヨーグルトの美味しさは限りがないのだと訴える。「一方で、ヨーグルトを褒めるためのボキャブラリーが少ない。つい“濃厚”の一言で済ませてしまう」と、ヨーグルトの味わいの表現方法が少ない点が課題なのだと語る。「そこで、ヨーグルトの美味しさを楽しむポイントとして、質感、香り、舌触り、口溶け前後の味の変化、味の種類に注目することで、コクのある甘い香りや、後味に酸味などヨーグルトの美味しさを表現する言葉が違ってくる。ぜひ、この点を意識してヨーグルトを味わってほしい」と、ヨーグルトの美味しさを感じやすいポイントについて教えてくれた。

左から:「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」を試食するヨーグルトマニアの向井智香氏、グリーンストーリープラスの林真由氏

この後、林氏と向井氏が新旧商品を試食。旧商品について林氏は「まろやかさがあっておいしい」とのこと。向井氏も「爽やかな味わいが感じられる」と、十分に美味しいのだと語る。次に、「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」を試食。向井氏は、「2年前のリニューアル時にもミルクが濃厚になったと感じたが、今回、このミルク感がさらに高まっている」と味わいの感想を述べる。林氏は、「口溶け感が良くなっている。自分へのご褒美として味わいたいと感じた」と、贅沢な味わいに仕上がっているのではないかと語っていた。向井氏は、「『明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト』は、生乳や乳原料のみならず、乳酸菌まで同一産地のもので作られている点が珍しい」と、オール十勝産で作られている点に感心している様子。「『明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト』によって、ミルクの第四フェーズに突入した。第一フェーズは栄養的価値、第二フェーズは美味しさの追及、第三フェーズは健康目的、そして第四フェーズは日本の農業を考えたり、生産者のことを考えて食べるようになっていくと思っている。『明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト』は、この選択肢を設けてくれた商品であると思う」と、生産者や産地を意識した商品選びを提示してくれる商品ではないかと述べていた。林氏は、「十勝は寒暖差が大きいのでおいしいものが多い。この点を生産者も誇りに思っている。『明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト』では、十勝のてん菜も使われている点もうれしい」と、地元の素材で作られたヨーグルトに誇りを感じているようだった。

明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト

「明治北海道十勝ミルクきわだつヨーグルト」は、北海道十勝産の良質な生乳と十勝でつくった砂糖などの原料と、十勝産生乳から見出した明治独自の乳酸菌“十勝ミルク乳酸菌 TM96”を使用したヨーグルト。十勝産の素材に徹底的にこだわり厳選した“オール十勝素材”を使用した。また、明治独自製造技術「脂肪微細化」を新たに採用し、ミルク感がきわだつ味わいとともにすっきりとした後味を実現した。容器はプラスチック使用量を50%削減した、環境に配慮した設計とし、つぶしてコンパクトに捨てることもできる。

パッケージデザインは、ミルク感を表現する白色と、北海道十勝の自然をイメージした緑色を配し、厳選した十勝産の素材を使用した上質感を表現した。

[小売価格]297円(税込)
[発売日]
北海道・東北・関東エリア:10月17日(火)
中部・関西・中国・四国・九州エリア:10月30日(月)

明治=https://www.meiji.co.jp/


ヘッドライン

HeadLineNews
【新着】今日のマイライフニュース

連載中コラム

健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!
マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー
健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!

マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー

カテゴリ