Drink&Food♥2023/09/26 18:31

大阪ガス、冷蔵パウチ食品の定期宅配サービス「FitDish」を全国で展開、「おまかせ診断」で“献立疲れ”を解消

時代に沿ったサービスで人々の暮らしを支える大阪ガスは、「おまかせ診断」を採用し、ライフスタイルや嗜好を入力することで、消費者ごとのニーズに合わせた冷蔵パウチ食品を届ける定期宅配（サブスクリプション）サービス「FitDish」を、9月12日から全国（一部離島は除く）を対象に開始した。

これまで大阪ガスでは、デジタル技術等も活用しながら、消費者のライフスタイルやビジネススタイルの変化に寄り添い、多様化するニーズにワンストップで応えるべく事業領域を拡大してきた。

近年、時間が足りない共働き世帯の増加（ヴァズ「料理に関する家事の時短調査」2020年1月）や子育て世帯における冷凍庫渋滞（ハイアールジャパンセールス「家庭の冷凍冷蔵庫・冷凍庫（冷凍室）の使用状況に関する意識調査」2022年8月）が話題となっているが、「忙しくても食にはこだわりたい」「おかずの品数を増やしたい」「冷凍庫には入らないから、冷蔵庫で保存できる食品がほしい」など、食を取り囲むニーズは多様化しているという。

そこで、こうした消費者の困りごとに寄り添うことができないか、という観点で開発したサービスが「FitDish」とのこと。「おまかせ診断」と「冷蔵パウチの料理」を組み合わせて利用することで、「献立を考える」・「買い物に行く」・「調理する」の手間を丸ごとサポートする。

サービス発案者の大阪ガスエナジーソリューション事業部藤田氏は、「私自身、忙しい時ほど『食』には人を支える、応援する力があると思っていた。でも実際には、忙しいと手間はかけられない、といった声を多く聞く。その声に応えたいと思い、『FitDish』が生まれた。家族に毎日でも安心して食べさせたいと思える家庭料理を再現した。冷蔵庫から取り出して約1分電子レンジであたためるだけ、という時短にもとことんこだわった。冷凍だとあたために時間がかかる、子育て世代の冷凍庫は余剰がないなどイマドキの食卓事情を考えながら工夫をした。また、家族で同じメニューを食べるという習慣が当たり前になっているが、本来、食の好みはバラバラという家庭もあると思う。その多様性も尊重できるよう、『FitDish』では多様な嗜好を反映できるアルゴリズム（質問）を設計した。なにもしたくない日こそあったかい食事って大切だと思い、忙しい家庭のために心を込めてつくっている」とコメントしている。

「FitDish」では、「おまかせ診断」によって、「今日のごはんは何にしよう」「あと1品どうしよう」など、献立を考えなければならない“献立疲れ”を解消する。使い方は、Web上で、家族構成や好み、アレルギー、好き嫌い等の嗜好、生活シーン等を入力すると、独自ロジックによって消費者のニーズに合わせて満足度の高いと推定されるメニューを月単位で届ける。利用後に料理を評価するとパーソナライズ精度がさらに向上するという。

「FitDish」で届ける料理は、大阪ガスクッキングスクールが監修している。消費者に安心して食べてもらえるように保存料や着色料をなるべく使わず、優しく飽きがこない家庭料理の味にこだわっている。届いた料理をさらに楽しめるよう、アレンジレシピも届けるとのこと。