- Drink&Food2025/12/10 16:15
キリン、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」をリニューアル発売

キリンビールは、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」をリニューアルする。「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香(以下、JAPANエール 香)」(350ml缶・500ml缶・Tap Marche(タップ・マルシェ))は中味・パッケージともに12月中旬製造品から順次リニューアルする。また、「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」と「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」も同時期よりパッケージを順次リニューアルする(「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」と「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」のパッケージリニューアルについて、「Tap Marche(タップ・マルシェ)」の変更はない。「キリン ホームタップ」はラベルが対象)。また、会員制生ビールサービス「キリン ホームタップ」と直営店の「スプリングバレーブルワリー東京・京都」では2026年2月製造品より、順次切り替える(変更の時期は前後する可能性がある)。
消費者にとってクラフトビールがより身近な存在となり、ビールの魅力を広げ、人生の楽しみを広げる一助となるため、同社は今年3月に大規模リブランディングを行った。「SPRING VALLEY BREWERY」がもつ、「新しいおいしさ」や「品質へのこだわり」に対して好評を得て、多くの消費者に手に取ってもらった。今後も「SPRING VALLEY BREWERY」は愚直で純粋なビール愛で、「ビールを楽しくする」ブルワリーとして消費者との多様な接点を創出し、ワクワクするおいしさ体験を届けていく。来春、「SPRING VALLEY BREWERY」ブランドのリニューアルを通じて、ビールの新しいおいしさ・楽しみ方を提案する。

中味をリニューアルする「JAPANエール 香」は、「日本人に合う本当においしいビール」というコンセプトの下、2023年10月に発売した。海外産ホップに加え、同社が品種開発した2種の日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN(以下、ムラカミセブン)」、「IBUKI(イブキ)」を一部使用し、クラフトビールの魅力である“香り”にこだわって造られている。「ムラカミセブン」は、ホップ技術者・村上敦司氏が育種した「奇跡の日本産ホップ」と呼ばれる希少な日本産ホップで「繊細で爽やかな和柑橘のような香り」が特長。試験畑で植えられた順番の「7」と開発者の「村上」から、「ムラカミセブン」と名付けられた。開発当時のホップに対する価値は、“苦み”や“コスト”に重きが置かれており、“香り”が特長であるのちの「ムラカミセブン」は、一度は廃棄候補となったが、村上氏が愚直に栽培を継続し、東日本大震災を契機に「東北の作物」として再評価された。また、作業負荷が少なく収穫量が多いことから、高齢化が進む日本産ホップ農家にとって、未来のホップ産業に貢献する品種として期待されている。現在は、缶のクラフトビールとして唯一「JAPANエール 香」に使用され(キリンビール調べ(2025年11月時点))、日本中にその魅力を広げている。

同リニューアルでは「JAPANエール 香」への「ムラカミセブン」の使用量を増やし、海外産ホップ「ブラボー」のホップ添加タイミングを調整することで華やかな香りの良さは維持しつつ、苦味や後渋味を抑えたすっきりとした味わいを強化した。また、パッケージは3品それぞれの独自価値を伝えられるよう色味を調整し、マット素材を採用することで品質感のある仕様に変更をしている。今後も、「ビールはストーリーと香りを知ると、もっと楽しくなる」というワクワクするおいしさ体験を広げていく考え。
同社は、同リニューアルとともに、国内ブルワリーとの共同取り組み、飲食店・量販店での展開、各種イベントなどを通じて消費者とクラフトビールとの接点を創出し、従来のクラフトビールファンだけでなく、クラフトビールをまだ経験したことのない消費者にも体験をしてもらうことで、次の時代のビールカルチャーの創造に貢献する。
パッケージは、3品の個性がより伝わるよう色味を調整し、マット素材を使用することで品質感を高めたデザインに進化させた。裏面には一目でわかる“おいしさチャート”を採用した。「JAPANエール 香」には正面に「MURAKAMI SEVEN」一部使用を訴求するアイコンを記載している。
味わいについて、「SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496」は、口に広がる麦のうまみとホップの上品な香り。豊潤なのに、すっきりとした綺麗な後味のインディアペールラガーとなっている。「SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白」は、きめ細かなふわとろの泡と、華やかな香り。シルクのような上質でまろやかな口当たりのホワイトエールとなっている。「SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香」は、奇跡の日本産ホップ「ムラカミセブン」を一部使用した、爽やかな和柑橘のような香り。心地よい苦味とすっきりとした後味のペールエールとなっている。
[小売価格]
350ml缶:245円
500ml缶:325円
(すべてっ税別)
[発売日]
SPRING VALLEY BREWERY 豊潤ラガー 496:12月中旬製造品から順次切り替え
SPRING VALLEY BREWERY シルクエール 白:12月中旬製造品から順次切り替え
SPRING VALLEY BREWERY JAPANエール 香:12月中旬製造品から順次切り替え
3Lペットボトル(Tap Marche):12月中旬製造品から順次切り替え
1Lペットボトル(キリン ホームタップ):2026年2月届け分から順次切り替え
15L樽(スプリングバレーブルワリー直営店):2026年2月製造品から順次切り替え
キリンビール=https://www.kirin.co.jp
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