キリン、日清製粉ウェルナと共同でアップサイクルビール「イタリアンレッド ~トマト&パスタ~」を開発しSVB東京で提供

「イタリアンレッド ~トマト&パスタ~」

キリンビールは、日清製粉グループの日清製粉ウェルナが推進している、「『パスタデミライ』アップサイクル(廃材や規格外の食材等、これまでは捨てざるを得なかった物や不用品に手を加え、より付加価値のある製品へと生まれ変わらせること)プロジェクト」(製造切替えや選別の時に発生するパスタの端材や輸送中の包装破損品等、食品ロスとなるパスタに新たな可能性を発見して活用するプロジェクト)の一環として、食品ロスとなるパスタを使用したアップサイクルビール、「イタリアンレッド ~トマト&パスタ~」を共同開発した。同商品は、12月17日から「スプリングバレーブルワリー東京(以下、SVB東京)」で数量限定提供を開始する(スプリングバレーブルワリー東京のみでの販売となる)。

キリンビールでは、食品ロスをネイチャーポジティブ(「G7 2030年 自然協約」で合意された、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させるという目標)に向けた課題であると同時にサーキュラーエコノミー(製品やサービスを設計する段階から、新たな資源の投入や廃棄をできるだけゼロに近づけるようデザインした上で、回収・リユース・リサイクルの推進等によって、限りある資源を永く循環させながら使い続け、廃棄物をゼロに近づけていくという社会経済の仕組み)への課題としても位置付け、環境への取り組みを行っている。また、日清製粉ウェルナでは、これまでも食品ロスの発生抑制や有効活用に取り組んでいたが、食品ロスとなるパスタを付加価値のある商品へ活用する方法(アップサイクル)の可能性拡大を目指し、「『パスタデミライ』アップサイクルプロジェクト」を立ち上げ、推進してきた。今回、両社が互いの取り組みに共感したことをきっかけに、さらなる食品ロス削減と資源循環を目指し、同商品の共同開発に至った。

「イタリアンレッド ~トマト&パスタ~」は、物流プロセスで包材に傷がついてしまった等、品質に問題はないものの、見た目や商慣習の都合によって販売できず、食品ロスとなったパスタを活用している。ビールの主原料である大麦の一部を食品ロスとなるパスタに置き換えており、同商品の試作および醸造にあたり、日清製粉ウェルナから100kg=1000食分(1人前100gとした場合の数量)のパスタを提供してもらった。

SVB東京では、「イタリアンレッド ~トマト&パスタ~」を12月17日から、数量限定で販売する。また、同日から12月30日まで、日清製粉ウェルナとのコラボによる「パスタデビール」フェアを開催する。今年70周年を迎えたパスタカテゴリーNo.1(インテージSRI+パスタ(マカロニ・スパゲティ)市場・パスタソース市場2024年9月~2025年8月 累計販売金額)の「マ・マー」ブランド製品をアレンジしたコラボメニュー4品とともに「イタリアンレッド ~トマト&パスタ~」とのペアリングを楽しめる。

同社は、同商品の発売を通じて、クラフトビールの独自価値である“ビールの新しいおいしさ・楽しみ方”を、従来のクラフトビールファンだけでなく、クラフトビールをまだ経験したことのない消費者にも体験をしてもらうことで、次の時代のビールカルチャーの創造に貢献していく。

[提供開始日]12月17日(水)

キリン=https://www.kirin.co.jp
日清製粉ウェルナ=https://www.nisshin-seifun-welna.com


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