サントリー食品、「特茶」ブランド初の水カテゴリー商品「特水(とくすい)」(機能性表示食品)を発売

特水(機能性表示食品)をPRするサントリー食品インターナショナル SBFジャパン ブランドマーケティング本部 課長 野口裕貴氏

サントリー食品インターナショナルは、2013年10月の発売以来、11年連続でトクホ(特定保健用食品の通称。健康の維持・増進に役立つことが科学的に証明され、消費者庁に認められた食品)茶市場売上No.1(インテージSRI 液体茶(特定保健用食品)市場 2017年1月~2024年12月 「伊右衛門 特茶」。各年累計販売金額 業態:スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンター計。インテージSRI 液体茶(特定保健用食品)市場 2014年1月~2016年12月 「伊右衛門 特茶」。各年累計販売金額 業態:スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア計)の「特茶」(特定保健用食品 サントリー緑茶「特茶(申請名:特茶s)」)ブランドから、初の水カテゴリー商品となる機能性表示食品「特水(とくすい)」を、10月21日に発売した。10月14日に行われた新商品発表会では、「特茶」ブランドの戦略ならびに、「特水」について説明した。

特水(機能性表示食品)

「トクホ・機能性表示食品市場は2025年には7500億円を見込み、右肩上がりの成長を遂げている。この市場に『特茶』ブランドを展開する当社は、2024年販売前比117%とプラスで着地。11年連続トクホ茶No.1のシェアを堅持している」と、サントリー食品インターナショナル SBFジャパン ブランドマーケティング本部 課長 野口裕貴氏が、市場と特茶の動きについて解説。「『特茶』は、“健康への意欲”を持つすべての人の伴走者として、エビデンスの進化やラインアップの拡張に務めている」と、ブランドビジョンおよび戦略について語る。「そして今回、『特茶』ブランドからお茶の枠を超えて新たな商品を上市する」と、「特茶」ブランドから「特水」を新発売すると意気込む。

サントリー食品インターナショナル SBFジャパン ブランドマーケティング本部 課長 野口裕貴氏

「ミネラルウォーター市場は2018年比で約159%と伸長。その背景には、ミネラルウォーターについて、『気楽に飲むことができる』『余計な味がついていない』といった意見に加えて、『体にとって大切だから』『健康に良いから』といった飲用理由から市場が拡大している」と、水を飲むことが当たり前というニーズだけでなく、健康ニーズの高まりが顕著であると指摘する。「効能感のある水については、販売数量もアップしているものの、ミネラルウォーター市場に占める割合は1%未満でしかない」と、明確に機能を謳う水があればという潜在需要が眠っているのではないかと訴える。「医師・医学博士の齋藤真理子先生によると、現代人は活動量の低下や食生活の乱れなどで、中高年のみならず内臓脂肪リスクがあると指摘されている」と、現代人の健康課題について言及。「さらに、ミネラルウォーターは、無糖茶に匹敵する市場規模を持ちながら、トクホ・機能性表示食品の商品はほぼ存在しない」と、無糖茶市場は約4.9億ケースのうち約20%がトクホ・機能性表示食品が占めるのに対し、ミネラルウォーター市場は約4.0億ケースのうちトクホ・機能性表示食品は0%であると力説する。

特水(機能性表示食品)

「当社では、現代人が抱える健康課題である内臓脂肪を現代人が求める水のカテゴリーで商品化できないかと考えた」と、「特水」の開発コンセプトを述べる。「しかし、茶カテキンや難消化性デキストリン、ケルセチン配糖体など機能性関与成分の素材のほぼすべてに味や色がある。水は無味無臭であることが重要であるため、素材が開発の障壁となった」と、無味無臭の素材の発見が大きなハードルになっていたと振り返る。「さらに、水はピュアでこそ、といった声が当たり前とされている。それだけに、水の価値と機能価値の両立がポイントとして浮上した」と、水は自然界のものであるがゆえに、機能の瞬間理解を作ることが成功への鍵であると考えたという。「これらの問題点を打破するべく、約50種もの機能性素材から、ほぼ無味、無臭、無色の素材を見出した。そして、トクホNo.1の体脂肪ブランドを活用することで、水への添加ではなく、特茶の水バージョンという理解の転換を図ることを考えた」と、「特水」を上市することができたポイントについて訴える。

特水(機能性表示食品)

「『特水』はHMPA(正式名称:3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸)を機能性関与成分とした。HMPAは植物由来ポリフェノールで、ほぼ無味、無臭、無色でありながら、内臓脂肪を減らすのを助ける」と、健康課題に関与しながら、無味、無臭、無色の中味を実現する機能性関与成分HMPAの水なのだと説明する。「『特茶』は40代、50代男性に、通勤時やオフィスでの飲用を促しているのに対し、『特水』は20代、30代の男女に、軽運動時や就寝前などの飲用を訴えることで、すみわけを図っていく」と、ターゲット層について言及。

特水(機能性表示食品)

「10月21日からTV-CMの放映を開始、“新しいお茶の水”というキーワードを掲げ、御茶ノ水駅を情報発信基地にしたスペシャル広告も展開する」と、交通、TV-CM、SNS、自動販売機、店頭、キャンペーンなどを通じて「特水」を訴求していくと訴える。

特水(機能性表示食品)

「今後は、信頼されるエビデンスの深化と生活に取り入れやすいラインアップの拡張を両輪で推進していくことで、特茶ブランドを2028年には約1.5倍に拡大させる」と、「特茶」と「特水」を同社の健康戦略をけん引する2本柱とし、水カテゴリの高効果価値提案の強化を図っていくと意気込んだ。

特水(機能性表示食品)

「特水」(機能性表示食品)は、約50種類の機能性成分の中から、ほぼ無味無臭・無色である植物由来のポリフェノール「HMPA」(原材料は米ぬか発酵物。正式名称は「3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸」)を見つけ、サントリーで初めて採用した。通常の水と同じように、日常的に美味しく飲める。

特水(機能性表示食品)

パッケージの特長は、「特茶」ブランドが出自であることが一目でわかるよう、ブランドロゴのデザインを統一した。パッケージ正面にヘルスクレームを大きく配すことで、「HMPA」が持つ機能をわかりやすく立たせるとともに、青のカラーリングで水らしい清涼感も表現した。

[小売価格]150円(税別)
[発売日]10月21日(火)

サントリー食品インターナショナル=https://www.suntory.co.jp/softdrink


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