異なる機能を引き出すために辿り着いた答えは「混ぜすぎない」、2つに分けることで実現したナリス化粧品のコルセットクリームが発売

 ナリス化粧品は、最高級(同社最高級の意味)スキンケアブランドの「セルグレース」をリニューアルし、2つに分けることで、使用直前に適度に混ぜることができ、理想的な使用感と肌の仕上がりを得られるクリームを来年1月21日から訪問販売および全国のナリス化粧品店舗と通販で新発売する。

 異なる特性を持つ2つのクリームは、混ぜすぎることで、お互いの特徴を打ち消してしまうことが分かったため、2つに分けて、使用前に混ぜることで、肌の表面では乾燥を防ぎ表面を整えること、肌の深く(角質層)には潤いを与えるという異なる目的を果たすことができるようになった。

 「肌の表面の乾燥を防ぎたい」と「栄養分を肌の深くまで(角質層まで)届けたい」という異なる願い。肌の仕上がりに求める「しっかりとした肌の深くが詰まっているようなギュッとしたハリ感」と「ぷるんと柔らかいハリ感」という異なる願い。異なるけれども両方叶えたいという願いに応えるための研究は2014年に始まった。これらの相反する願いに、対応するクリームを開発すると、混ぜ過ぎることで、それぞれの特性を打ち消してしまうことがわかった。これを解決したのは、異なる特性の2つのクリームを混ぜない状態で作成し、使用者が直前に混ぜるという手法とのこと。混ぜるという面倒な行為を、使用者が前向きに捉えられるように、高い満足度の目標を設定。効果だけでなく、混ぜ方や、混ぜる量によって、テクスチャーや塗布後の使用感も大きく変化するため、200回を超える試作を行った。試作で改良を行う度に、直接、人が実際に使用する条件を合わせて使用感や肌の効果を確認する官能検査を実施、発売までに8年を要したという。

 同社は、1932年の創業当時から研究開発部門を持ち、1937年に初めて販売した現在でも同社のメインアイテムである「ふきとり化粧水」を通じて、85年を超える角層研究の蓄積があります。角層の生まれ変わりだけでなく、角層面積の変化に着目した研究など幅広い角層研究を行っており、今回の開発にも生かしている。「セルグレース デュプレクリーム」には、その他のセルグレースのスキンケアアイテムには配合していない、クミスクチン(別名:ネコノヒゲ)から採取した植物成分、クミスクチンエキス/オルトシホンスタミネウスエキス(保湿成分)を配合した。肌の表面に働きかける。また、アスタキサンチン・αリポ酸/チオクト酸・ビタミンC誘導体/テトラへキシルデカン酸アスコルビル(保湿成分)も配合した。使用者が混ぜ合わせることができ、それぞれの持つ力を打ち消すことなく、肌のそれぞれの部位にアプローチする。

[小売価格]3万3000円(税込)
[発売日]2023年1月21日(土)

ナリス化粧品=https://www.naris.co.jp/


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