OCEAN TOKYO、創業10周年の記念イベント「OCEAN TOKYO 10TH ANNIVERSARY EVENT」を開催、10年間の歩みや今後の展望を高木琢也社長に聞く

OCEAN TOKYOの高木琢也社長

新たな美容師・美容室のあり方と価値を創造し、本物の技術と美容師の枠を超えた渋谷・原宿発のエンターテイメント集団であるオーシャントーキョーグループ(以下、OCEAN TOKYO)は、創業10周年を記念し、9月18日に特別イベント「OCEAN TOKYO 10TH ANNIVERSARY EVENT」を東京・渋谷キャスト広場で開催した。イベントでは、世界初のトランスフォーム型ヘアサロンを1日限定オープンし、抽選で選ばれた200名に、OCEAN TOKYO所属スタイリストが無料でヘアカット・セットを行った。今回、10周年記念イベントを開催する背景や創業から10年の歩み、今後の展望などをOCEAN TOKYOの高木琢也社長に聞いた。

「OCEAN TOKYO 10TH ANNIVERSARY EVENT」の会場

2013年に創業し、東京・渋谷に第1号店をオープンしたOCEAN TOKYOは、現在、全国12店舗のサロンを展開、総スタッフ数は約200名、SNS(Instagram・YouTube・TikTok・X(旧Twitter))の総フォロワー数は約300万人を超えるまでに拡大している。また、日本最大級のヘアスタイルコンテスト「ホットペッパービューティーアワード」では、高木社長が史上初の3連覇を達成して殿堂入りを果たし、その後も、同社の出井直助氏、徳永壮馬氏、日高雄斗氏が日本一となり、OCEAN TOKYOとして6度の日本一を獲得している。

こうした実績を見ると、創業から10年間、順風満帆に成長を続けてきたように思えるが、「OCEAN TOKYOを立ち上げてから、危機的状況に陥ったことは何度もある。自分自身、幾度となく美容師をやめようと思ったことがある」と、高木社長は明かす。「特にメンズカットをメインに打ち出したことで、業界内では『美容室なのに床屋みたいなことをしている』と馬鹿にされたり、ネット上では当時のトップスタイリストと比較されて低評価をつけられるなど、ダメージを受けることも少なくなかった」と、厳しい逆風の中での船出だったと振り返る。

「しかし、自分は、こうした業界内やネット上での“イジリ”を常にパワーに変えてきた。どうすれば、その相手を認めさせることができるのかを考えて、目の前に立ちふさがる壁を打ち破る。すると、また新たな壁が現れる。この繰り返しだった。まさに少年マンガやロールプレイングゲームのように、次々に待ち受けるボスキャラを倒しながらレベルアップしてきた10年だった」と、持ち前の反骨精神で逆境を乗り越えてきたのだと力を込める。「また、創業当時は広告も打てない状況だったので、SNSをフル活用してファンを広げてきた。OCEAN TOKYOのファンは、我々にとってサポーターのような存在であり、危機的状況になったときにも常に支えてくれた。ファンの応援の言葉があったからこそ、10周年を迎えることができたと感じている。一方で、最近は自分のカット予約がなかなか取れない状況になっている。そこで、10周年の感謝の想いを、多くのファンに直接伝えられる方法はないかと考え、今回の無料カットイベントを企画した」と、「OCEAN TOKYO 10TH ANNIVERSARY EVENT」を開催するに至った経緯を説明した。

トランスフォーム型ヘアサロンでの無料カットの様子

OCEAN TOKYOの利用者は6:4でメンズの比率が多く、「OCEAN TOKYO 10TH ANNIVERSARY EVENT」の無料カットの抽選には、現役高校生を中心に3000件以上の応募が殺到したという。当日は、抽選で選ばれた200名が会場を訪れ、世界初のトランスフォーム型ヘアサロンでOCEAN TOKYO所属スタイリストのヘアカット・セットを体験すると共に、OCEAN TOKYOの10周年を祝った。

無料カットをするOCEAN TOKYOの高木琢也社長

高木社長がメンズカットにこだわる背景には、俳優の小栗旬さんの存在も大きい。「美容業界で日本一になっても、業界から一歩出たら、知名度がほとんどないことを痛感した。特に芸能界では、美容師はあくまで黒子であり、俳優と対等な立場で評価されることはなかった。その中で、トップ俳優の人たちに、美容師という職業を一流の仕事として認めてもらうことを大きな目標としていた」と高木社長。その代表的な存在が小栗さんだったという。「小栗さんは、昔はいじめられっ子の役をしていたが、ヘアスタイルを変えながら、今では多くの作品で主役を演じるトップ俳優として活躍している。そんな小栗さんに憧れをもって、メンズカットをプロデュースしてきた。実は、小栗さんとは、自分のテレビ出演をきっかけに約2年半前から交流が始まり、今では毎週必ず会うほどの仲になっている。今年6月にはWeb動画での共演を実現することができた」と、美容師として小栗さんと同じステージに立てたことに目を細めていた。

OCEAN TOKYOの高木琢也社長(中央)と幹部メンバー

OCEAN TOKYOは、単なる美容室ではなく、その枠を超えたエンターテイメント集団として活動していることでも注目されている。エンターテイメント集団としての方向性について高木社長は、「今までは自分が先頭に立ってメディアに登場してきたが、今後は、テレビ、YouTube、Instagram、TikTokなど各ジャンルで活躍できる人材を育てていきたい。とくに、幹部の13名には、ヘアカットをするのは当たり前で、それにプラスして自分だけの武器を磨いて、さまざまなジャンルに挑戦していってほしい」と、美容業界にとどまらず、エンターテイメント業界でもトップランナーを目指していく考えを示した。「今後の展開として、楽天とコラボレーションし、美容に興味のあるメンズだけでなく、世の中のメンズ全体に向けてメッセージを発信するイベントを計画しているので、楽しみにしてほしい」と、エンターテイメント集団としての新たな取り組みにも注目してほしいとアピールした。

「OCEAN TRICO」の商品ラインアップ

このほか、OCEAN TOKYOでは、オリジナルのプロダクトブランド「OCEAN TRICO」も展開しており、リリース当初の予想を遥かに超える反響を呼び、多くのユーザーに愛用されているという。LOFTのヘアワックス部門では、歴代の販売総数の記録を塗り替え、新商品は常にランキング1位を獲得するなど、2016年の発売開始から販売総数1000万個(2016年11月~2023年1月末時点でのOCEAN TRICOヘアスタイリングシリーズの累計出荷本数)を突破し、自宅でもサロンクオリティのスタイルを全国に提供している。「10月12日には、『OCEAN TRICO』ブランド初となるスカルプシャンプーを発売する予定だ。多くのメンズからのリクエストに応えるべく、約3年の歳月をかけて開発した商品となっている。期待して待っていてほしい」と、待望のスカルプシャンプーがついに登場すると教えてくれた。

最後に高木社長は、「日本の美容業界は、韓国に負けないくらいの技術力があると思っている。OCEAN TOKYOでは、今後もそうした日本の繊細なカット技術を伝えると共に、男子も女子も可愛く、格好良くなるのに、もっと自由な発想でいいという意識を世界に広げていく。将来的には、美容のために世界中の人々が訪れたくなるような国に、日本を変えていきたい」と、10周年の節目を経て、次のステージに向けた抱負を語ってくれた。

オーシャントーキョーグループ=https://www.oceantokyo.com/


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