ケンミン食品、大阪・関西万博で「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」を出店しグルテンフリーラーメンを提供

グルテンフリー中華麺を使用した「GF黄金の鶏油しょうゆラーメン」

ケンミン食品は、4月13日に開幕した大阪・関西万博において「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」を出店し、各国からの来場者へグルテンフリーラーメンを提供している。販売杯数は8月13日時点で累計4万杯を突破した。夏休み期間に入り来場者数も増加し、杯数はさらに伸び続けている。

グルテンフリー中華麺 角麺

今回、4年間の研究開発を経て、押出し製法による米粉・角麺の開発に成功した。同社は2020年10月からボストンの人気ラーメン店「Tsurumen」大西益央氏と共同で、誰もが安心して食べられるグルテンフリーラーメンの開発を進めてきた。この新しいグルテンフリー麺は、「GF RAMEN LAB 大阪・関西万博店」において8月22日から提供を開始している。

グルテンフリー中華麺 丸麺

通常、ラーメンの麺は、ロール式(麺帯式)製麺機で圧延した生地を切り出すため、断面は四角になる。一方、同社のグルテンフリー麺はビーフンの技術を応用した押出し製法で作っている。孔(ダイス)の形状によって断面が決まるため、ビーフン業界では通常は丸い孔で押出しをする。同社のグルテンフリー麺も丸麺としてスタートしていた。

押出し製法

グルテンフリーでも、もっと“ラーメンらしさ”を。そんな想いから、共同開発者「Tsurumen」大西益央氏と2020年10月に研究を開始。翌年5月には角麺の構想に着手したが、理想の食感やコシ、茹で時間、スープとの絡みを具現化させることは容易ではなかった。

ロール式(麺帯式)※画像提供:「Tsurumen」

試作を重ねた4年間、挑んだダイスは18種類にものぼる。1つのダイスを試すだけで期間は約2ヵ月、費用は30万~40万円もかかる。しかし、完成を万博開幕に間に合わせたいという願いは叶わなかった。開幕後も諦めずに研究を続け、この夏、ついに理想の麺が完成した。

ロール式(麺帯式)※画像提供:「Tsurumen」

新開発の角麺は、「Tsurumen」の主力麺である「切り刃22番手」に相当する幅を再現している。厚みは0.05mm単位で調整し、従来の“ツルッもち食感”と同等のコシと茹で時間を実現した。さらに角麺にすることで表面積が増え、スープと絡む力が格段に向上。噛む方向によって食感が変化し、ランダムで複雑な噛み心地を生み出す。その一口ごとに“ラーメンらしさ”を感じることができる。そして、それは開発チームの想像を超えた新しい体験だった。

4年以上の歳月をかけ、ついにグルテンフリー角麺が完成した。これは単なる商品開発ではなく、「食の制約を超え、誰もが楽しめるラーメンをつくる」という未来への挑戦の成果。ますます盛り上がる大阪・関西万博会場において、「GF RAMEN LAB」は進化を続けている。


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