ファンケルが小学生の肌に関する実態を調査、小学生の2人に1人が肌トラブルを経験

ファンケルは、小学4・5・6年生とその保護者(各1032人/1032組)を対象に、「小学生の肌に関する実態調査」を実施した(調査名称:「小学生のお子様の肌に関するアンケート調査」、調査方法:インターネット調査、調査期間:5月2日(金)~7日、調査対象:小学生(4・5・6年生)の児童と保護者1032組(各1032人/子の学年で均等割付)、地域:全国(北日本、東日本、西日本、南日本均等割付))。

同調査では、子ども自身の回答に加え、保護者にも、子どもの肌に関する正しい知識の有無や子どものスキンケア、紫外線対策などについて回答してもらった。

その結果、小学生の2人に1人が肌トラブルを経験、さらに、5人に1人の小学生が普段からメイクをし、そのうちの約8割が肌トラブルを経験している実態が明らかになった。これは、保護者の方に必要な情報が十分に行き届いていないことから、子どもに最適なスキンケア方法やアイテムに関する知識不足が一因と考えられる。皮膚科医からも誤った洗顔や保湿、紫外線対策を警鐘するなど、肌トラブル対策に関する適切なケア方法やアイテムなどの情報提供の必要性が読み取れる結果となった。

子どもに「気になる顔の肌の変化や違和感、悩み、肌トラブルはありますか」と質問したところ、約半数が経験あると回答した。最も多かった肌トラブルが「乾燥」、次いで「にきび」「顔の赤み」が挙がった。

子どもに「使用しているスキンケアアイテム」について質問したところ、最も多かったのが「洗顔料」、次いで「顔用の保湿クリーム」「化粧水」と続き、中にはパックや美容液を使用している子どももいた。

肌トラブルを感じる小学生が半数以上いる中で、多くの子どもが実際使用しているスキンケアのアイテムは、子ども用ではなく、親や家族と兼用で大人用を使用。スキンケアだけでなく、日焼け止めも、6割以上の子どもが大人用を使用するという結果だった。美容や日焼け対策に意識が高い子どもがいるものの、自身に合うアイテムがわからずに使用しているようだ。

子どもに「普段から化粧(メイク)をしているか」と問うと、5人に1人が普段からメイクをしていることがわかった。使用アイテムの1位が「化粧下地」で約6割、次いでファンデーション、チークと続き、肌をきれいに見せる効果のあるものが上位になっていた。

さらに、メイクを始めた年齢の平均が8.72歳と低学年という結果もあり、ここでも子どもの美容に関する意識の高さが見られる傾向があった。

反面、普段からメイクをしている子どもは、約8割が肌のトラブルを経験しており、全体の肌トラブル経験が約半数に対し、かなり多くの割合であることがわかった。また、メイク不使用の子どもは、全体より少なく、約4割半であり、これらを踏まえてメイクによる一定の影響があると考えられる。特に日焼け後の肌荒れについては、メイクをしていることで乾燥などの肌荒れを感じやすくなっていることが考えられる。

小学生のメイク利用が高まる中で、肌トラブル率も増加することが考えられ、夏場の乾燥対策や紫外線対策がさらに重要であることがうかがい知れる。

保護者に対し、子どもを含め小学生の肌状態について質問したところ、約7割の人が「小学生の肌は大人に比べて水分量が多い」、また約半数の人が「赤ちゃんの時より肌は丈夫である」と回答した。

同社の研究成果で、3歳から12歳の幼児から学童期では、成人に比べて角層水分量が少ないこと、また、環境などによってバリア機能が低下することなどがわかっている。子どもの肌状態の正しい情報が十分に行き届いていないことが、このような結果の一つになったと考えられる。

また、「子どもの紫外線対策は、自信をもって対策ができている」という人が約3割という結果だった。さらに「子どもの正しい日焼け止めの使い方についても、約7割以上が知らないと回答した。

今回の調査を得て、スキンケア方法やアイテム、紫外線対策など、子どもに最適な情報提供が、肌トラブルや紫外線対策に必要であると考えられた。同調査の監修をした棟田加奈子先生からも、「小学生が日常的に正しい洗顔や保湿、紫外線対策などを行うことでトラブルを未然に防ぐ」というコメントが寄せられた。

この結果を踏まえ、同社では、今後も子どもの肌状態や最適なスキンケアに関する情報を継続的に発信していく考え。


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