こんにゃくを日々の食事に取り入れることによる効果とは

あまり知られていないこんにゃくの原料。サトイモ科の植物、あるいはその球茎から製造される食材となっている。実は球茎から成長するには3年という長い月日がかかる。

春に植えたものを秋に収穫するのだが、低温に弱いこんにゃく芋は風通しがよく気温が低くなりすぎない場所に保存しなければならない。そしてこの作業を3年ほど繰り返し、収穫したこんにゃく芋がこんにゃくの原料となる。

こんにゃく特有のプリプリとした歯ざわりは、こんにゃくに含まれるこんにゃくマンナンという食物繊維が沢山の水を含んだ状態から灰汁(あく)というアルカリ性物質によって凝固したため。こんにゃく芋は少しかじっただけでも口の中がピリピリするほどの強烈なエグミがあり、他の芋のようにそのまま茹でたり、焼くだけでは食べることが出来ない。このエグミを取り除くために必要なのが、こんにゃくを固める働きをする灰汁とのこと。灰汁には、昔は草木灰が使われていたが、最近では消石灰(水酸化カルシウム)や炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)が使用されている。

スーパーの商品棚でも一般的に見かけて、料理の脇役として使われることが多い「こんにゃく」。食物繊維が豊富で整腸作用やダイエット効果が高いことはよく知られているが、近年海外では健康食品として取り扱われており、大変需要が高まっている。

お腹のトラブルを改善する他にも、腸内環境が整うことで免疫効果が向上するため、風邪や感染症、アレルギーなどの予防効果も期待できる。

また、こんにゃくに含まれているカルシウムは、骨や歯を強くする役割があり、体を健康にそして丈夫に保つためには欠かせない栄養素のひとつ。こんにゃくに含まれるカルシウムを積極的に摂取することで、カルシウム不足が原因となって生じる骨粗しょう症も防止することが期待できるといわれている。さらに、歯を健康に維持できれば、虫歯や歯周病を防ぐことにつながるため、歯を失わず自分の歯で食事を楽しみ続けることができる。

低カロリーで低糖質、そして脂質量もほぼ0g。こんにゃくを食事に取り入れたり、主食の代用にしたりすることで、肥満や糖尿病、生活習慣病等の一因となる過剰な脂質や糖質、含有されているカリウムの効果によって余分な塩分を排出する効果が期待され、食事の中で予防、軽減するチカラがある。

さらにこんにゃくは、コレステロール値の上昇が原因のひとつと考えられている心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こす可能性がある動脈硬化の予防としても一役を担っている。「こんにゃくのチカラ」を再発見することで、大きな病気にかからないためにも、おすすめの食材となっている。

こんにゃく芋の生産が盛んに行われている群馬県では、全国の生産量5万1900tのうち、4万9200t(令和4年産/農林水産省「作物統計」)が生産されている。

群馬県が全国1位の生産量を誇る「こんにゃく」は、全国トップクラスの日照時間、水はけのよい土壌など群馬の恵まれた気候と土壌によって、渋川市、昭和村をはじめとした中山間地域で生産され、「こんにゃくといえば群馬」の地位を確立している。

日本で最初に食用こんにゃくのことが記載されている文献は平安時代の百科事典「和名類聚抄」(931~937年)で、灰汁で固めるこんにゃくの作り方を記した中国の文献「蜀都賦」(3世紀ごろ)が紹介されている。これらから、6世紀に中国から仏教とともに医薬品のひとつとして日本に伝来したのではないかと考えられている。

植物としてはサトイモなどと一緒に縄文時代には伝来していたとみられている。

SANKO MARKETING FOODSは、農林水産省の職員食堂「あふ食堂」において、生産者と共に汗をかき、日本の食文化を守るべく、産地の活性化に向けた「価値ある食文化」の提案をし続けている。

海外でも健康志向が高まる中、ヘルシーなこんにゃくをPRするとともに、これまでアメリカやカナダなど欧米を中心に、アジアも含め14以上の国と地域に輸出してきた。低カロリーで食物繊維が豊富な健康食品として認知度が向上したことが要因とされている。群馬県では日持ちする利点を活かし、中東を新たなターゲットにして試食会を開くなど輸出拡大を図っている。

今回あふ食堂では、群馬県有数のこんにゃく産地「下仁田地域」でこんにゃくの製造一筋50有余年続く、茂木食品工業株式会社のこんにゃくを使用しているとのこと。

創業当時から続けている昔ながらの「水かき缶蒸し製法」で仕上げたこんにゃく製品だけでなく、機械を一切使用せず、群馬県産の「みやままさり」という最高級の品種のこんにゃく芋を100%使用して手練りで作った生芋こんにゃくを数量限定で生産しており、数多くの形状種類やオリジナル商品の開発・販売をしているこんにゃく業界の老舗だという。

ただ近年、日々の食生活の多様化や感染症等による外食・中食需要の低下などによって、こんにゃくの消費量は年々下がり続けており、40年前と比べると2分の1程度の消費量と危惧され始めている。

さらに、生産者にとっても異常な気候変動による不作や円安などの影響で肥料や農業資材・機器の燃料などの価格高騰などを受け、産地や生産者からは支援を求める声があがっている。

自家製おでん

同社受託食堂では2月19日~3月1日の間、「こんにゃくのチカラフェア」を開催する。あふ食堂ではイベント期間中、さまざまな種類のこんにゃくを使った料理や小鉢の提案。また、2月22日には、「おでんの日」としてこんにゃくを使った自家製おでんを提供する。


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