アフターコロナの夏、マスク・消毒の意識と肌・手の状態はどう変わった?

マスクの着用が個人の判断に委ねられるようになって、もう少しで半年となる。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類が引き下げられてからは約3ヵ月が経った。今年は、感染対策において個人の選択が尊重されるようになってから迎える、初めての夏。マスク・消毒への意識や、肌・手の状況に、変化はあったのだろうか。

今回、手元用美容液「Siro jam(シロジャム)」を展開するクロコスは、「アフターコロナの夏 肌や手」について女性286名にアンケートを実施した(アンケート対象:20~40代の女性、調査方法:インターネット調査、調査期間:8月10日~8月20日、調査地域:全国、有効回答数:286名)。

今年のサマーシーズンは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが引き下げられて以来、初めての夏。人と気兼ねなく顔を合わせて会ったり、観光やイベントに出かけたりと満喫している人も多いのでは。食事をしながら会話を楽しんだり、リップメイクまで工夫したり・・・と、マスクをしなくていいからこそ感じられる楽しみがたくさんある。外出の機会が増えてアクティブに活動したあとに、気になってくるのが肌の調子かもしれない。昨年まではコロナ対策に関連し、多くの女性がマスクによる肌荒れや日焼け、そして消毒による手荒れに悩まされてきた。アフターコロナの今夏、マスクの着用頻度や手肌の消毒の状況と、それにともなう女性の肌事情は変化したのだろうか。

そこで今回、20~40代の女性286名にアンケートを実施。「この夏、マスクの着用時間や頻度は去年と比べて増えましたか?減りましたか?」と尋ねたところ、「減ったように感じる」と答えた人は70.5%に上った。

続いてどのような場所・シーンでマスクを着用するかを尋ねたところ、もっとも多かったのは「電車やバスなどの公共交通機関」(229票)。それから「飲食店や小売店(スーパーなど)」(171票)、「職場」(139票)と続いた。また、屋内のイベント(コンサート・スポーツ・スポーツ観戦・レジャー)は133票だった。一方で「屋外のイベント(コンサート・スポーツ・スポーツ観戦・レジャー)」は67票、「公園」は27票となった。人が密集する可能性のある場所や人との距離が近くなりそうな場所、密室になる場所では、マスクを着用する女性が多いことがわかる。一方で、屋外ではマスクをしないという女性も一定数いた。また、各地で平年の猛暑日の日数を大幅に超えている今年は、暑さの影響でマスクをしないという声も寄せられた。

昨年までの感染対策で、手指の状態に影響していたのが消毒や手洗い。アンケートによると、アフターコロナといわれるこの夏は、マスクの着用だけでなく、手指の消毒の状況も変わったようだ。「この夏、手指の消毒の頻度は去年と比べて増えたか?減ったか?」と尋ねたところ、「減ったように感じる」と答えた女性は59.1%だった。消毒習慣が減ったと感じている女性の他、「たまには忘れてしまったり、面倒くさくてしないときもある。(30代女性)」、「今年は気の緩みせいか忘れることが多くなった。(40代女性)」など、自分自身の意識の変化を感じている女性もいた。ただし、「変わらない」と答えた女性も40.2%いる。昨年から変わらず手指を消毒するという人も少なくない。また、飲食店や店舗、会社の消毒事情に変化を感じている女性もいた。

アンケートの回答から、アフターコロナの夏、調査時点で顔のダメージを受けたと感じている女性は半数以上に上った。特に多くの女性が体感しているのは、日焼けによるダメージとのこと。顔にダメージを受けたと感じている人へ「どのようなダメージなのか(複数選択可)」と尋ねたところ、もっとも多い回答は「日焼けによる肌荒れ」で110票だった。「マスクによる肌荒れ・ニキビ」は72票。「エアコンによる肌の乾燥」と同票という結果になった。マスクの着用時間や頻度が減少した分、マスクによる肌荒れも減っているのかもしれない。一方で、マスクから解放された顔にコロナ禍のダメージが残っていると感じる女性もいた。さらに、酷暑の影響も見逃せない。今年の日差しや暑さは、女性の肌へダイレクトに影響を与えている。暑さ対策の一環であるエアコンの活用も、夏の肌へのダメージを助長しているかもしれない。

アフターコロナの夏、手荒れや爪へのダメージに悩んでいる女性は、全体の半数以下の45.5%だった。対して「いつもと変わらない」、「むしろ手肌の調子は良い」を合計すると半数以上の54.6%という結果になった。手指の消毒の頻度が減ったことから、手荒れが減っているのかもしれない。実際に「アルコール消毒をほとんどしなくなったので、手荒れすることがなくなった」という意見は全年代から寄せられている。

今夏、手指や爪が荒れている女性は、どのような原因で困っているのだろうか。アンケートでは「日常生活による手荒れや乾燥」(82票)が、大きな割合を占めていることがわかった。「日焼けによる手荒れ」(80票)、「日焼けによる手のシミやほくろ」(41票)も要因として上がっており、顔へのダメージと同じく、強い日差しが手指へ影響していると分かる。「消毒による手荒れ」は49票に上っている。引き続き、こまめなアルコール消毒を習慣としている女性は、手に影響を受けているようだ。

今年の夏は外出が増えたという女性が多く、猛暑の影響もあり、紫外線やエアコン、夏バテのダメージを受けている人が多数いるとわかった。マスクや手指の消毒の機会が減少した分、マスクやアルコール消毒を直接の原因とする肌荒れは減っているようだ。しかし3年間続いたマスク生活の影響は抜け切れていない模様。マスクを外したことで、シワやたるみなどの、いわゆる「マスク老け」の悩みに向き合うことになった女性もいる。今年は夏のダメージに対処しつつ、コロナ禍に蓄積した肌の悩みにも向き合っていく必要がありそうだ。

夏に受けた紫外線ダメージが表面化し、シミやくすみなどの色素沈着になって現れる季節は秋。特に10月には空気の乾燥が進むので、夏のダメージが残っていると潤い不足やシワなどを招き、老化が加速する。この「秋老け」は、顔だけでなく、手にもいえること。過ごしやすい季節になってから、「あれ、シミが濃くなったかな?」「目の周りにシワが・・・」「指がカサカサ」「手がしわしわ!」と焦る前に、今からスキンケアを見直してみよう。

肌に必要な水分を補い、水分の蒸発を防いで潤いを保てると、肌のバリア機能が高まり、乾燥や外的刺激から肌を守れる。肌のターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)のリズムも整っていくので、古い角質やシミ、シワ、くすみなどの原因が排出しやすくなるというメリットも。

まだ暑い日が多く、化粧品をべたべたとたくさん顔に塗るのには抵抗があるかもしれない。しかし乳液もしくはクリームを省略して、化粧水だけでケアするのは控えよう。化粧水だけで「肌が潤った」と感じても、実は肌表面がべたついているだけかもしれない。水分が少なく油分が多いインナードライ肌となっている可能性もある。そのような状態を避けるには、乳液やクリームで水分を逃がさないようにすること。暑い時期は、さっぱりとした質感の乳液やジェルクリームなどを取り入れて、保湿を怠らないようにしよう。化粧水や美容液を染み込ませたフェイスマスクや、塗って放置するタイプのパックもおすすめ。週1~2回程度、取り入れると効果的に保湿できる。

肌のターンオーバーが乱れて古い角質が肌の表面に蓄積すると、肌の表面が均一ではなくなりゴワゴワとした手触りとなる原因に。このままだと、化粧水などの成分が浸透しにくくなって乾燥し、透明感やツヤが失われ、毛穴に詰まりやニキビなどを招く。ごわごわ肌の対策や予防には、定期的な角質オフが効果的だとか。古い角質をオフすると、乾燥や透明感、毛穴詰まりなどの肌トラブルを予防できる上、ターンオーバーもサポートできる。肌表面の覆いとなっていた角質が無くなるので、スキンケア成分が肌に浸透しやすくなり、効果を最大限に引き出せるのもメリットだという。

自宅で角質オフをできるアイテムは、ふき取り化粧水や酵素洗顔、スクラブ、AHA、BHA、PHAなどを含むピーリング剤など。一般的に週に1~2回の使用が推奨されるが、ただし皮膚の状態や使用する製品によって、適切な頻度は異なります。過度な角質ケアは肌を痛めるので、避けるようにしよう。サロンや美容医療のケミカルピーリングなど、プロの手で角質をオフしてもらうのも選択肢の一つといえる。

ご存じのとおり、夏に降り注ぐ紫外線はメラニン色素の生成を促し、シミやそばかすを生み出す。ただし、すぐに肌に現れるわけではない。メラニン色素が肌の表面に現れるのは、一般的に数週間から1ヵ月後。場合によってはそれ以上の時間がかかることもある。だからこそ、秋になってから「夏の間には気づかなかったのに、シミが増えた気がする」と感じる人も少なくない。秋になる前に美白アイテムを取り入れることで、アフターコロナの夏のダメージをケアし、新しい季節も美しい肌で迎えられる。

美白アイテムとは、肌の色素沈着やくすみを防いだり、改善したりする効果がある化粧品のこと。配合されている主な有効成分は、ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸、ナイアシンアミド、コウジ酸など。アイテムの種類は、化粧水や美容液、乳液やクリームなど様々となっている。自分の肌の状態や悩みに合わせて、効果的な成分を探したり、口コミなどで使用感をチェックして選ぶようにしよう。フェイシャルエステやケミカルピーリングなど、サロンや美容医療で受けられる美白ケアもある。

顔と同じく日常的に外部の刺激にさらされる手は、年齢が出やすいパーツともいわれている。秋の手老けを予防し、きれいな手をキープするには、今から手の潤いケアが欠かせない。そもそも手は潤いを守る皮脂膜が薄く、乾燥しやすい構造をしている。そのまま乾燥が進むと、手の細かいしわやたるみが目立つ原因に。手は日常的な手洗いや消毒、家事、外での作業などによって常にダメージを受けている部位でもある。ふっくらした美しい手を保つには、専用のケアが必要なのだとか。

手の潤いケアの基本はやさしい洗浄から。手はぬるま湯とやさしい成分の洗浄剤で洗おう。手を洗った後や、乾燥を感じたときは、すぐにハンドクリームやローションで保湿する。ベッドタイム前に濃厚なクリームを使ってケアする方法もおすすめだとか。日中は紫外線対策を忘れずに。手も紫外線のダメージを受けている。外出時は日焼け止めや手袋を使い、紫外線から手を守って潤いを保つようにしよう。

秋になると指先の乾燥や皮むけ、爪のひび割れが気になるという女性もいる。乾燥の季節がやってくる前に、指先と爪も適切なケアを始めておけば、細部まで秋老け予防が可能となる。アフターコロナの夏のダメージによって指先が乾燥すると、皮膚の剥がれやすくなってささくれの原因に。爪にまで影響が及ぶと、二枚爪やひび割れにつながることもある。指先の肌荒れやひび割れにも注意が必要となる。

乾燥を防ぐには、日常的にハンドクリームやオイルを使用して指先や爪を保湿しよう。特に洗い物の後や手洗いの後などは、忘れずに指先や爪を保湿することが大切だとか。爪が弱っているときは、適切な長さに保ち、角を丸く整えよう。割れや二枚爪を予防できる。マニキュアには爪を保護する効果があるという。ただし、長期間同じマニキュアを塗り続けると、爪が黄ばんだりする可能性があるので、定期的にオフして休憩期間を設けよう。


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