竹林整備から生まれたメンマを賞味あれ

竹は成長が旺盛で、根は森林内に拡大・侵入するとのこと。また、竹が光を遮ることで樹木が弱り、枯れてしまうという。その結果、鳥類や昆虫類の種数も減少し生物多様性の低下を招くのだとか。また、竹は根を浅く張るため土壌をしっかり支えることができないという。そのため森林に比べ大雨の際地滑りが発生しやすいことが大きな問題となっておりるとのこと。そのため、タケノコの発生時期(モウソウチク:4~5月)に侵入したタケノコを除去することによって、竹林拡大を予防し健全な森林を守る重要な意義があるのだという。

千葉県の「食」のお土産を中心に、3000品を超える商品の製造・流通・店舗運営を手掛けるやますは、千葉の竹林整備プロジェクトチーム「なかふさ」が竹林整備を実施している竹林でとれたタケノコを原料とした国産メンマ「竹切物語」(600円:税別)を、7月7日から千葉県内の房の駅各店で順次限定販売を開始する。

創業170年以上のグループ会社「小川屋味噌店」が味付けしたメンマは美味しいだけでなく、食べることで千葉県の環境保全を応援することにつながる非常に意義の高い商品となる。やますでは独自のSDGsプロジェクトであるY-SDGsを推進しており、同商品もその一環で生み出された商品とのこと。やますはこれからも千葉県に軸足を置き、「千葉のおいしいを大切にする」、「何気ない日常を特別に」をスローガンに美味しい千葉の食を届けていく考え。

「延岡メンマ」

LOCAL BAMBOOは、6月から3ヵ月間、ANA国際線ファーストクラス機内食として、今年も「延岡メンマ」の提供を開始している。ECサイトから始まった「延岡メンマ」は、3年目を迎えようとしている。国内の森林課題解決に向けたサスティナブルな取り組みについて、地元をはじめ多くの人々に共感してもらった。さらに昨年に続き、ANA日本発国際線ファーストクラスで、機内食の和食メニュー「香の物」として楽しむことができる。メイドインジャパンのメンマの美味しさを世界へ広め、国内で増加する竹林を食で解決する取り組みや地域ブランディングの流布につなげていく考え。近年全国で放置竹林は、地滑りや生態系のバランスの乱れの原因となることから問題視される中、解決方法は少ないのが現状だ。国内で親しまれているメンマの99%が外国産の中、日本の放置竹林で旨味の強いメンマができることから、放置竹林の新たな解決方法として「延岡メンマ」の活動は注目を集めた。延岡に生息する孟宗竹(モウソウチク)を100%使用し、さらには延岡ブランド発信として、ピリ辛味噌味には、ブランド農産物「七萬石とうがらし」と「赤麦みそ」を使用している。

熊本県球磨郡多良木町を拠点に、地域の未利用資源を活用した事業を展開する悠久農園は、4月8日、熊本県人吉球磨地域の未利用資源を活用した国産メンマ「多良木メンマ 梅味」「多良木メンマ 柚子味噌味」を発売した。米どころである多良木町の特色を活かし、お米と一緒に毎日楽しめる「おにぎりに合うメンマ」をテーマに商品開発を行った。同商品は多良木町の放置竹林問題を解決し、地域資源の循環を推進したいという思いから生まれている。メンマの材料には、多良木町の放置竹林のタケノコを使用。人吉球磨地域産の食材を味付けに使用した「梅味」「柚子味噌味」の2種類を、熊本県内の店舗およびオンラインストアで販売している。「多良木メンマ」のコンセプトは「ごはんをおいしくする。森を美しくする。」とのこと。あなたの食欲が、多良木の森を育てるのだとか。原材料のほぼすべてを地域産にこだわった、日本人が食べやすい味わいとなっている。多良木町の孟宗竹(モウソウチク)と人吉球磨地域の食材を使った「梅味」「柚子味噌味」の2種類を発売する。


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