心を豊かにするための生活のコツは? 推し活や動物とのふれあいで心に癒しを

最近は、国内外で暗いニュースが多く、将来への不安感から心のゆとりがなくなっている人も多いようです。そこで今回は、心を豊かにするための生活のコツを紹介します。まず最初におすすめしたいのは、近年ブーム的な盛り上がりを見せている「推し活」です。

「推し」とは、他の人に勧めたいほど気に入っているモノをいいます。強い支持、憧れの気持ちを表す言葉として、若者を中心に広がっています。実際に、推しがいることによって人生の幸福度が上がることがわかっているそうです。推しは、スポーツチームであっても、特定のブランド、動物、植物、アニメのキャラクター、アイドルなど、対象はどんなものでも構いません。強く心を引き付けられるものがあれば、それが推しといえます。

その中でも、特にアイドルを推している人が多いのには理由があります。人間の脳は、踊っている人の姿を見ているだけで、脳内で「セロトニン」「ドーパミン」「エンドロフィン」などの幸福感を感じさせる神経伝達物質が分泌されることが科学的に確認されています。加えて、動きが揃ったダンスパフォーマンスは、見る側の脳にさらなる快感をもたらすそうです。また、歌って踊っている側も、脳内の二酸化炭素濃度が低下することで、同様の幸せを感じる神経伝達物質が分泌されているとのこと。そのため、アイドルグループのコンサートなどは、まさに互いの心を豊かにし合っているといえるのです。

次におすすめするのは、動物とのふれあいです。心に安らぎを与え豊かにさせてくれる物質として「オキシトシン」があります。オキシトシンは、出産時に子宮を収縮させて陣痛を促したり、母乳分泌を促すホルモンとしての作用がよく知られていますが、脳内でも神経伝達物質として働いています。親子や恋人間など親しい関係でのスキンシップで分泌され、オキシトシンが増えると愛情や信頼感が増して、絆が強まることがわかっています。

こうしたオキシトシンの働きは、人間同士の触れ合いだけで見られるものではありません。人と動物が触れ合うことでもオキシトシンは増えていくとのこと。最近の研究では、飼い主と愛犬が見つめ合うだけで、人と犬の双方でオキシトシンが増えることがわかっています。また、ペットを飼えなくても、動物とふれあえる場所に行き、見る、触るなどの行動でオキシトシンは出るといわれています。心を癒すために積極的に動物とふれあってみてはいかがでしょう。(監修:健康管理士一般指導員)


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