女性ホルモンの働きを悪くする原因とは? 「冷え」による自律神経の乱れがホルモンバランスに影響

女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類があり、どちらも卵巣から分泌されています。これらのホルモンは、肌に潤いを与えたり、髪のツヤを保つなどの働きを持ち、さらに骨粗しょう症の予防や更年期障害の治療にも取り入れられています。そのため、女性ホルモンの働きが悪くなると、美と健康に大きな影響を及ぼします。

女性ホルモンの働きを悪くする大きな原因として、「冷え」が挙げられます。手足の末端が冷たい、下半身だけが冷える、体温が低く内臓が冷えているなど、冷えにはさまざまなタイプがありますが、赤ちゃんを育てるために大事な器官である子宮は、この冷えに対してとても敏感とされています。

私たちが活動するときは、主に筋肉で熱を発生させています。しかし、女性は男性に比べて筋肉が少なく、熱を発生させる力や血液を循環させる力が弱いため、冷えやすいといわれています。また、体温調節に関わる自律神経は、女性ホルモンと同じく脳の視床下部でコントロールされています。そのため、冷えによって自律神経が乱れると、女性ホルモンのバランスも乱れてしまうのです。

体が冷え、「深部体温」と呼ばれる体の内部の温度が1℃下がると、基礎代謝は約12%も下がるといわれています。基礎代謝が低下すると、痩せにくく太りやすくなってしまうので、冷えはダイエットの大敵でもあります。また、人の体は深部体温が急降下すると眠くなるようにプログラムされています。眠くなると手や足がポカポカと温かくなってくるのは、体熱を外に逃がして深部体温を下げるために、手足の毛細血管から放熱しているからです。

しかし、手足が冷えていると末梢の血管が拡張せず、体温を下げることができないため、寝つきが悪くなってしまいます。質の良い睡眠は、肌の調子を整えたり、若返りのホルモンと呼ばれる「成長ホルモン」を分泌させるなど、キレイを作るためには欠かせない要素なので、体の冷えには気をつけてください。(監修:健康管理士一般指導員)


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