- 健康管理!教えて!!2026/01/06 21:11
風邪ではないのに咳が続く原因とは? ストレッサーによって起こる「神経性咳嗽」と「過換気症候群」

この季節は、気温の低下や空気の乾燥などによって風邪にかかりやすく、咳の症状が出ている人も少なくないと思います。一方で、風邪にかかっているわけではないのに、咳が続いているという人は、ストレッサーが原因になっている可能性があります。それは、呼吸器が自律神経に支配されているからです。ストレッサーがたまることで起こる代表的な症状としては、「神経性咳嗽(がいそう)」と「過換気症候群」が挙げられます。
「神経性咳嗽」は、のどの痛みや感染症などの異常はないのにも関わらず、コンコンと乾いた咳が出ます。気管や気道は、酸素を多く取り入れるために、ストレッサーによって交感神経が強く働くときには拡張しますが、交感神経が強く働く状態が続くと、その働きを抑制するために副交感神経が働きます。このとき、副交感神経の役割である気管や気道を収縮させてしまう作用が必要以上に起こり、咳が出るのです。
「神経性咳嗽」の症状は、特定の環境や日中に出ることが多く、何かに集中していたり睡眠中には出ないのが特徴です。「咳が止まっている」と意識すると急に出たりします。のどの炎症が関係しているわけではないので、咳を止める薬では症状は改善しません。
「過換気症候群」は、急に呼吸が速くなり、苦しくなったり、パニック状態を引き起こしたりする発作です。呼吸は、自律神経が「吸う」「吐く」のバランスをコントロールしており、血中の酸素や二酸化炭素の濃度を厳密に調整しています。
緊張や興奮、恐怖、不安などのストレッサーによって交感神経が強く働くと、激しい呼吸になり、息を吸いすぎることで血液中の酸素が増えて二酸化炭素の量が減ります。すると、脳は非常事態ととらえ、呼吸数を減らして血中の二酸化炭素の濃度を上げるように働きます。しかし、息苦しくなるために、意識的に呼吸をすることで、ますます悪化していくのです。この発作は、血液中の二酸化炭素濃度を上げることで、収まっていきます。(監修:健康管理士一般指導員)
















