三井不動産レジデンシャル、シニア世代の生活実態調査、パークウェルステイトの住環境・生活習慣が健康寿命延伸を後押し

三井不動産レジデンシャルは、三井のシニアサービスレジデンス「パークウェルステイト」の住環境が入居者の健康寿命へ与える影響を検証するため、全国6カ所のパークウェルステイト入居者とパークウェルステイトに住んでいない全国の75歳以上シニア世代(以下、一般シニア)を対象に生活実態に関するアンケート調査を実施した。調査の結果、パークウェルステイト入居者は、友人や趣味の数、交流頻度や運動習慣において一般シニアを上回り、日々の生活において活発な活動・交流を持っている傾向にあることが明らかとなった。こうした背景には、パークウェルステイトの充実した共用部の存在や、多彩なサークル活動・イベントへの積極的な参加が大きく寄与していると考えられ、これらの生活習慣は、健康寿命の延伸にもつながる可能性が示された。また、今回の調査結果について、社会老年学の専門家である横浜国立大学 名誉教授の安藤孝敏氏に考察してもらった。

日本は急速に高齢化が進み、孤独死などの課題が深刻化している。警視庁の発表によると、2024年に自宅で亡くなった一人暮らしの人は7万6020人。そのうち65歳以上が5万8044人(約76%)を占め、死後8日以上経過して発見されたケースは1万5630人にのぼった。こうした中、三井不動産レジデンシャルのシニア向けサービスレジデンス「パークウェルステイト」は、2019年のパークウェルステイト浜田山を開業以来、全国で6レジデンスを展開。フィットネスやパーソナルトレーニング、多彩な「ディスカバリープログラム」などを通じて、入居者が健やかに、楽しく暮らせる仕組みを整えてきた。今回の調査は、これらの取り組みが入居者の生活や健康にどう役立っているかを検証し、高齢社会の課題解決の貢献に寄与しているのかを探ることを目的としている。

調査の結果、パークウェルステイト入居者は趣味や運動の参加率が一般シニアよりも高く、このような活発な活動はパークウェルステイトの住環境が後押ししていると考えられ、健康寿命の延伸に寄与する可能性が示唆された。趣味や運動は、生活を豊かにするだけでなく、将来の介護リスク低減や健康寿命の延伸にもつながることが研究で示されている。JAGES(日本老年学的評価研究)の調査によれば、趣味や運動の会に定期的に参加する高齢者は要支援・要介護認定リスクが最大24%低いことが確認されている。

では、調査結果を詳しく見てみよう。家族・親族以外の友人の数について聞いたところ、一般シニアが平均4.4人に対し、パークウェルステイト入居者は5.5人とより多いことがわかった。友人との交流頻度においても、パークウェルステイト入居者は突出している。週に2回以上交流している人の割合は50%を超え、一般シニアの約30%と比べても圧倒的に高い結果となった。

友人との会話時間においても、パークウェルステイト入居者は一般シニアを上回っている。パークウェルステイト入居者で1日の会話時間が「5分未満」と答えた人は10.3%に対し一般シニアは22.5%、一方で「30分以上」と回答した人は39.2%と、一般シニア(26.1%)の約1.5倍にのぼった。こうした結果は、ダイニングや大浴場、フィットネスなど共用部を通じて自然に会話が生まれる環境によるものと考えられる。

趣味や運動の面でも、パークウェルステイト入居者は一般シニアを上回る活発さを示した。友人との交流方法として「趣味のサークルや教室に参加する」と回答した割合は、一般シニアの33.6%に対し、パークウェルステイト入居者は47.8%と約1.5倍。内容も文化系から運動系、知的活動まで幅広く多彩だった。さらに趣味の数は、一般シニアが平均3.4個に対し、パークウェルステイト入居者は4.4個とより多い結果となった。

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また、健康を支える運動習慣についても、パークウェルステイト入居者は月平均9.7回と、一般シニアの7.6回を上回り、より高い運動意識を持っていることが示された。

共用部の例

こうした活発な暮らしを支えているのが、パークウェルステイトの住環境とのこと。共用部やフィットネス、サークル・イベントなどを通じ、「健美」「喜楽」「活躍」をテーマに多彩なプログラムを展開している。毎日の生活を彩るラウンジや大浴場、ライブラリー、フィットネスなど充実した共用施設に加え、一部レジデンスにはクラブバーラウンジや入居者同士や地域との交流を育むカフェを備えている。

「健美体操」のイメージ

独自開発の健康促進運動プログラム「健美体操」には、ひと月当たり延べ4000人以上が参加しているという(7月時点)。「健美体操」の他にも椅子に座ったまま実施できる体操や、ヨガ等、体力や身体状況に応じて誰もが安心して参加できるプログラムがあり、運動を無理なく継続できることが大きな特長となっている。

サークル活動の例

75のサークル活動には延べ800人以上が参加(7月時点)。活動内容は、麻雀・囲碁・将棋といった頭の体操から、絵画・コーラス・写経などの文化系、さらにビリヤード・社交ダンス・ゴルフといった運動系まで多岐にわたる。1つのサークルに20~30人が参加する例も多く、幅広い仲間づくりの場となっている。

イベントの例

このほか、各レジデンスでは、パークウェルステイトが主催する音楽コンサートや季節行事、映画鑑賞会、健康セミナーなど多彩なイベントを毎月開催しており、1回あたり数十人から100人超規模で多くの入居者が参加している。

今回の調査結果について、社会老年学の専門家で、高齢者の生活にかかわる様々な問題・課題の解決に取り組んでいる横浜国立大学 教授 安藤孝敏氏の監修を受け、結果について考察してもらった。「高齢者の孤独感や健康状態は、交流の頻度や趣味の有無、住環境など、様々な要因によって左右される。孤独を防ぎ、健康を維持するためには、社会的なつながりを持ち続けることが不可欠となる。三井不動産レジデンシャルが展開するシニアレジデンス『パークウェルステイト』は、シニア世代が安心・快適に、そして自分らしく暮らせるよう、良好な住環境と多様なサービスを提供している。パークウェルステイトには、入居者が趣味や交流を楽しめるように、多彩な共用スペースが整備されており、自由参加型のアクティビティも充実している。これらの活動を通じて、新しい仲間との交流が自然に生まれている」と、シニア世代がパークウェルステイトに入居するメリットを解説する。

「調査結果ではパークウェルステイトの入居者は交流が活発で、『10人以上』友人がいると回答した人は一般シニアの約1.5倍、『週4回以上』友人と交流する人の割合は一般シニアに比べて約2.4倍だった。サークル活動やイベントなどを通じて新しい人間関係が築かれ、活発な交流が孤独感の軽減に大きく貢献していると考えられる。さらに、パークウェルステイトでは、ペットとの同居も可能(ペット飼育には規約がある)。ペットとの暮らしが精神的な安定や生活の張り、孤独感の軽減に寄与するという研究結果もあり、入居者にとって有益な環境といえる。パークウェルステイトのように趣味や活動への参加を支援することで、孤独感の軽減、健康寿命の延伸につながる可能性がある。高齢者が安心して、豊かに暮らせるパークウェルステイトは、こうした支援を包括的に提供する場として、今後ますます重要な役割を担っていくだろう」と、高齢者の孤独感軽減、さらには健康寿命延伸を後押ししていることが調査結果から示唆されたと分析した。

三井不動産レジデンシャルでは、今後も全住宅事業のブランドコンセプトである「Life-styling × 経年優化」のもと、多様化するライフスタイルに応える商品・サービスを提供するとともに、安全・安心で快適にくらせる街づくりを推進し、持続可能な社会の実現・SDGsへ貢献していく考え。

[「三井不動産レジデンシャル 現役/シニア世代の生活実態調査」概要]
調査対象者:
 一般シニア(75歳~96歳、平均81歳)400名
 パークウェルステイト入居者(63歳~98歳、平均81歳)1600名中370名回答
調査方法:インターネット調査、アンケート調査
調査期間:2025年7月25日~8月8日

三井不動産レジデンシャル=https://www.mfr.co.jp/
パークウェルステイト ブランドサイト=https://www.mfrw.co.jp/parkwellstate/


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