日本生協連、「老後」への意識についてのアンケート調査、老後の健康のために全体の50%以上が「食生活に気を付ける」と回答

日本生活協同組合連合会(略称、日本生協連)は、「老後」への意識調査を行った。その結果、老後の健康のために全体の50%以上が「食生活に気を付ける」と回答した。食生活に気を付けている人ほど老後をポジティブに捉える傾向がみられた。老後について不安に感じていることのトップは「生活費・金銭面」で71%だった。

同調査は、「人生100年時代」といわれている昨今において、老後に向けて現時点でどのような意識を持ち、備えをしているのかを明らかにすることを目的に、まだ老後を迎えていないといわれている20~50代の組合員を対象にWEBアンケートを実施した(調査期間:2023年12月5日~12月11日、有効回答数:6093件)。

自身の老後について、不安に感じていることについて尋ねたところ、1位は「生活費・金銭面」で71.6%だった。年代別に見ると30代が最も高く、79.3%で、最も低かった年代は50代で64.5%だった。次に多かった回答は「心身の健康」で、全体の66.5%が不安に感じていた。特に50代は67.9%と高い一方で、20代は47.9%であることから、年代が上がるにつれて「心身の健康」に不安を感じる傾向にあることがわかった。

また、老後に備えて今から行っていることについて尋ねたところ、全体で「貯蓄」(45.0%)と回答した割合が最も多く、全年代でトップになった。次に、「栄養バランスを考えた食生活」(29.8%)が続き、年代が上がるにつれて割合も高くなり、年代差が如実に現れる結果となった。

全体の54.0%が老後の健康のために現在気を付けていることとして「食生活に気を付ける」と回答した。全年代で最も多い回答だが、中でも50代は、59.9%と最も高く、老後の健康意識のために現在の食生活に関心があることがうかがえる。

また、「食生活に気を付ける」と回答した人の中で具体的に気を付けていることは、1位「栄養バランスを考えた食事をとる」(69.6%)、2位「野菜を食べる」(64.7%)、3位「塩分を摂りすぎない」(55.4%)という結果になった。

さらに、自身の老後をどのように捉えているかについての設問では、食生活に気を付けている人ほど「ポジティブ(前向き)にとらえている」「どちらかというとポジティブにとらえている」と回答し、食生活に気を付けていない人は老後を「ネガティブに捉えている」と回答する割合が多いことがわかった。食生活に気を付けていることで、老後に不安を感じることが少なく、自信を持ちやすいと考えられる。

老後の健康について、今の時点でほしい情報トップ3は「からだ・病気についての情報」(40.2%)、「食事・栄養についての情報」(35.9%)、「運動についての情報」(28.3%)となった。年代別で最も差が開いた項目は「健康に良い習慣についての情報」で、20代は33.1%と高く、50代は14.3%だった。

[調査概要]
調査名:「組合員の「老後」への意識調査」
調査方法:インターネット
調査対象:組合員モニター(老後を迎えていないといわれている20~50代対象)
有効回答数:6093件
実施期間:2023年12月5日~12月11日

日本生活協同組合連合会=https://jccu.coop


ヘッドライン

HeadLineNews
【新着】今日のマイライフニュース

連載中コラム

健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!
マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー
健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!

マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー

カテゴリ