- マイライフストーリー2025/10/07 23:00
国東クリーブガーデン、収穫適期を見極め職人の手で一粒一粒丁寧に漬け込んだ国東の秋の味覚「新漬けオリーブ」を発売

九州北東部に位置する国東半島は、一年を通じて温暖な気候、日照量の多さ(年間2000時間以上)、降水量が九州の中では比較的少ないことからオリーブを育てるための好条件が揃っている。
秋の味覚「新漬けオリーブ」は、そんな国東で手間ひまかけて大切に育てられたオリーブ果実を手摘みで収穫した後、渋抜きしてから塩水に一週間ほど漬け込んだもの。口にするとさっぱりフレッシュな香りと、オイリーでジューシーな風味が広がる。独特の歯ごたえも新鮮な国産オリーブ果実ならではだとか。なお、海外産にオイル漬けや酢漬けなどの加工品はあるが、まったくの別物だという。
食欲の秋を楽しめる一品として年々人気を集めている。おつまみとしてそのまま食べるのはもちろん、前菜やサラダにもぴったり。今しか味わえない国東の秋の味覚となっている。

オリーブ生産者たちは、一本一本のオリーブの木に深い愛情とこだわりを持ち、丁寧に収穫作業を行う。特に新漬けオリーブ用果実は、手のひらで包み込むようにして枝から摘みとる「手摘み」で収穫することで、果実を傷つけることなく、よい状態のものだけを選りすぐることが可能になる。国東の温暖な気候と農園スタッフたちの手仕事によって育まれたオリーブは、土地の恵みがダイレクトに伝わる、この時期だけの味わいを私たちに届けてくれるのだという。
キュウセツAQUA 国東クリーブガーデンは、国東の秋の味覚の代表格、新漬けオリーブ「クリーブの新漬け」(864円:税込)(オリーブ果実を手摘みで収穫後に渋抜きして、塩水に漬け込んだもの)を10月7日から発売する。


国内の他の産地では年々発売が早まる傾向にあるが、同社はあくまで収穫適期を見極め、もっともおいしくなるタイミングで収穫・漬け込みを行うことにこだわった。その結果、昨年に続き今年も10月7日に、全国の新漬けオリーブファンへ届けられる運びになったという。


オリーブ果実の熟度を見極めて手摘みで収穫した、傷一つない、粒揃いのオリーブ果実。収穫後、再度入念に果実を選別したのち、その日の夜から翌朝にかけて渋抜きを行う。その後朝夕の水換えを数日かけて行い、塩水への漬け込みを開始。日々果実の状態を確認しながら、徐々に塩分濃度を上げていく。漬け上がったら瓶詰めしたのち温熱殺菌を行い完成。漬け込みから漬け上がるまで約12日間にわたる、手間ひまをかけた作業となる。


なお、オリーブ果実には渋みが含まれている。高い抗酸化作用を持つオレウロペインというポリフェノールの一種。渋抜き加工の際に発生する排水は、適切な処理を施してから放流している。
新漬けオリーブづくりは試行錯誤の連続で、これまで10種類以上の品種を漬けてきた。多くの人の意見をもとに年々少しずつ改良を重ねている。
収穫のタイミングは、木にほんのり色づいた果実--皮が赤みを帯びたり、淡い紫色に変わった果実が数粒確認できる短いあいだが適期。今年は開花が遅れたこともあり、昨年に比べて6日遅い9月24日に収穫を開始した。今年は高温少雨とオリーブにとっては厳しい気象条件だったが、夏場の水やりに注力したおかげで一粒一粒の実は大きく育っている。台風も少なく、傷実も少ないという。
漬け込みの期間は、早朝から深夜まで果実の状態や水の管理が気になって仕方がないとのこと。完成までとても時間のかかる作業だが、一つひとつの手仕事を大切にしているのだという。