- Home&Living2025/08/26 16:58
三菱電機、ルームエアコン「霧ヶ峰」の「FZ/Z/FD/ZDシリーズ」全4シリーズ計30機種を発売

三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新製品として、運転時に人の不在を検知した際に行う節電運転において、独自アルゴリズムを改良することで、不在時における消費電力量削減率を約18.9%(代表機種:MSZ-ZW4026S。当社環境試験室(14畳)において、「不在」設定時。外気温35℃・外気湿度60%・設定温度28℃で30分間運転した場合の消費電力量比較。体感「入」・「冷房」・風速「自動」設定時。従来制御は13.2%削減。設定なし:190Wh、従来制御:165Wh、新制御:154Wh。使用環境によって、効果を発揮できない場合がある。シリーズによって効果は異なる)まで引き上げ、連続で長時間運転使用するライフスタイルに対応した、全4シリーズ、計30機種を10月3日に発売する。また、多様な生活シーンにも配慮し、リモコン操作時の室内機からの受信音を消す「消音モード」を新たに搭載した。

近年、夏の酷暑による熱中症予防策のひとつとして、政府からはエアコンの適切な使用が呼びかけられている。暑さは日中だけでなく夜間にも及ぶため熱帯夜の日数が増加傾向にあり、就寝時にもエアコンが必要となる日が増えている。このような背景から、昼夜を問わずエアコンを連続で長時間運転するライフスタイルが定着し、生活必需品としての重要性が増しているが、電気料金の高止まりが続く中、長時間のエアコン使用による家計への負担は増加しており、節電への関心が高まっている。そうした中、同社が昨年に実施した調査(同社実施の消費者動向調査による。夏場のリビングのエアコンの使い方において、「人がいるいないに関わらず、たえずエアコンを使っている」「部屋に人がいるときは、ずっとエアコンを使っている」と回答した人の割合。2022年度回答数:2914名の内、1500名(51.5%)、2024年度回答数:2556名の内、1681名(65.8%))では、リビングのエアコンを連続運転する人の割合は、2022年の51.5%から2024年には65.8%に増加した。また、IoT接続された当社エアコンの運転データの分析では、運転時間のうち約56%は人が不在であったという使用実態も明らかになった(調査期間:2024年6月1日~9月30日。IoT接続の霧ヶ峰FZ・Zシリーズの運転データを分析。停止時人体検知設定された27,122台の平均値。エアコンの総運転時間10.3時間(平均)のうち、人の在室時間4.5時間(平均)、不在時間5.8時間(平均))。
こうした背景から同社は今回、快適性に影響が少ない人の不在時の消費電力量削減に着目し、運転時に赤外線センサー「ムーブアイ mirA.I.+」が人の不在を検知した後に行う節電運転において、独自アルゴリズムを改良することで節電効果を高め、不在時における消費電力量削減率を約18.9%に引き上げた。人が部屋に戻ると、「ムーブアイ mirA.I.+」が検知した温冷感に応じて気流を自動調整し、快適な体感温度への迅速な復帰を促す(A.I.自動運転「不在」設定時)。これによって、エアコンを連続で長時間運転するライフスタイルに対応した省エネと快適性の両立を実現する。
また、リモコン操作時のエアコン室内機からの受信音を消す「消音モード」を新たに搭載したことで、乳幼児の就寝中や音に敏感なペットがいる環境など、音に配慮が必要な場面でも周囲を気にすることなくエアコンを操作することが可能となっている。
同社は今後も、強みである「ムーブアイ mirA.I.+」によるセンシング技術を活用し、人を中心とする快適性の追求によって、多様な暮らしのニーズに対応した生活空間づくりを提案していく考え。
[小売価格]オープン価格
[発売日]10月3日(金)
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