- Drink&Food2025/08/25 20:52
メルシャン、ワインを楽しむシーンを広げる「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ レッド/ホワイト」を発売

メルシャンは、世界の造り手とメルシャンの造り手が日本の消費者のために共に創るワインブランド「Mercian Wines(メルシャン・ワインズ)」から「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ レッド/ホワイト」を、8月26日に発売する。8月21日に行われた新商品発表会では、イタリアのテッレ・チェヴィコ社と共創した、フルーティで飲みやすい味わい、持ち運びしやすい紙パック容器、おしゃれなデザインを採用しているワインである点を紹介した他、日常の食卓だけでなく、アウトドアや行楽といったさまざまな飲用シーンを提案し、ワインをよりカジュアルに楽しむことで間口の拡大を目指していく考えを示した。

「昨年12月累計のワイン市場全体は前年比約95%(同社調べ(数量ベース))と前年を下回った。飲酒人口の減少、ワイン飲用人口の減少、ワインから他カテゴリーへの流出や日本のワイン市場においてコモディティ化、同質化が起きていることが要因とみられる」と、メルシャン マーケティングマーケティング戦略グループ 杉山浩達氏が昨年のワイン市場を振り返る。「こうした市場環境の中、当社ではワインの魅力を伝え、市場を活性化するべく、プレミアマイズによる市場の魅力化や新規ユーザーの獲得による裾野拡大を目指している」と、市場活性化に向けた活動方針について説明する。「新規ユーザーの獲得については、『カクテルスパークリングワイン』や果実の美味しさが広がる『フルーツ・クーラー』、『ジョイ』シリーズを発売。ワイン市場の活性化に挑戦している」と、若年層やライトユーザー向けの新商品を展開しているのだという。
「当社では、すべての消費者の価値観やライフスタイルを分析し、消費者の価値観に基づく提案を実現するべく、従来のターゲットへの考え方を見直し、新たな4つのセグメントに消費者を分類。新しい価値提案によって新規ユーザーの獲得を狙っている」と、ターゲット層を「自分らしさ層」「こだわり層」「健康志向層」「やりくり層」の4セグメントに分類しアプローチしているとのこと。「このうち『自分らしさ層』は、自分自身の感性やライフスタイルに合っているか、という観点で商品を選ぶ層と定義。流行に敏感で、限定品や新商品を好む傾向にある。酒類ではRTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料)、クラフトビール、ハイボールなどを飲用する傾向があり、新規性が高く個性的、自分が好む世界観を表現した商品にチャンスがあると考える」と、新規ユーザー獲得に向けて「自分らしさ層」にフォーカスしたのだと説く。「『自分らしさ層』は、ワインは特別なものと考えており、普段はRTDやビールを自分の気分に合わせて飲んでいる。そしてお酒をもっとさまざまなシーンで自由に楽しみたいと考えている」と分析。「飲みやすい味わい・持ち運びやすい容器設計でワインの飲用シーンを広げ、カジュアルで気楽に楽しめるお酒に変革する『メルシャン・ワインズ フルーツスキップ』を8月26日から新発売する」と、ワインの楽しみが広がる新たな商品を提案することで、新規ユーザーの獲得にチャレンジすると意気込んだ。

「『メルシャン・ワインズ』は、世界のワイナリーとコラボしながら、日本に価値を届けるワインづくりを行うブランド。日本人がどのようなワインを求めているかをワイナリーに伝えながら開発を行っている」と、日本人の嗜好を考慮したワインづくりを行うブランドなのだと説明する。「『メルシャン・ワインズ』では、感動の美味しさに加えて、日常をもっと楽しくし、サステナブルな商品であることに価値を見出し、日本の消費者に向けて、世界のワイナリーと共創して商品を開発している」と、「メルシャン・ワインズ」ではこれまで、「Sunny Side Organic」や「Cantiamo Sumante」など幅広い商品を提案してきたと教えてくれた。

「新商品『メルシャン・ワインズ フルーツスキップ』では、紙パック容器を採用した。お酒の容器として、紙パック容器(テトラパック資材)が世界で拡大している。欧州を中心に浸透しており、中でもイタリアが最大の市場になっている」と、紙パック容器を採用した経緯について説明する。「日本における輸入紙パックワイン市場では、2020年比で2.5倍以上に伸長。中でも500mlの紙パックワインは、5年間で5倍以上と急成長している」と、輸入紙パックワインへの引き合いは強まっていると強調する。「『メルシャン・ワインズ フルーツスキップ』については、イタリア各地に、ワイナリーなど計25の製造拠点を有する生産者協同組合であるテッレ・チェヴィコ社と共同開発を行った。テッレ・チェヴィコ社は紙パックを含むサステナビリティへの取り組みにも力を入れており、各種認証も取得している」と、環境面だけでなく、社会的・経済的な側面からも持続可能なブドウ栽培に取り組んでいるテッレ・チェヴィコ社と、日本の消費者のために特別に開発した2種のワインを上市するのだと訴えた。

「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ」の商品特長については、同 マーケティング部商品開発研究所 渡邉理紗子氏が発表した。「『メルシャン・ワインズ フルーツスキップ』は、軽い・割れない・コンパクトといった利便性を実現。環境にも配慮したいという消費者ニーズにも対応した商品となっている」とアピールする。「味わいについて、<赤>は、赤い果実の華やかな香り、なめらかでバランスの良い果実味の飲みやすい赤ワインとなっている。<白>は、フレッシュな柑橘の香り、フルーティでいきいきとした酸味の飲みやすい白ワインとなっている」と、果実味豊かな美味しさだと力説していた。

「欧州では、調理での砂糖の使用はデザートのみ。一方、日本の家庭料理は煮物や一品料理など日常的に砂糖やみりんを使い、甘みのある優しい味わいに仕上げることが一般的となっている。日本人は、食事中の甘さやまろやかで優しい味わいに自然と馴染みがある。こうした、味覚の傾向を踏まえて、『メルシャン・ワインズ フルーツスキップ』の開発では、親しみを感じられ、気楽に楽しめる、程よい甘さを重視した」と、日本料理に合う味わいを目指したという。「理想の味わいの実現のために、テッレ・チェヴィコ社のネットワークを生かし、あらゆる産地・品種から、最適なブドウの組み合わせを実現した。当社では日本の消費者の味覚に合った香味の調査・分析を実施。日本の消費者がホッとできる程よい甘さを目指し、両社でワインの甘さの強度の調整を何度も実施した」と、酸度の高いイタリア産ブドウの特徴を踏まえて、穏やかな酸となるブレンドを行うとともに、残糖を高め、バランスの取れた味わいを実現したと説く。「こうして出来上がった『メルシャン・ワインズ フルーツスキップ』は、日本の消費者の嗜好を捉えた果実の心地よい風味と程よい甘さ。きりりとした酸や、タンニンの渋味を抑えた飲みやすさ。日本の家庭料理にも合う、親しみやすい味わいが特長となっている」と、誰もが気楽に様々な場面で楽しめる、美味しいワインに仕上がったとアピールした。

この後、「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ」と共に楽しめる料理を紹介。<赤>では、BBQスペアリブ、照り焼きバーガー、イタリアンミートボール、ソース焼きそば、銀だら西京焼き、シュークリームなどを提案。<白>では、焼鳥(たれ)、かつサンド、だし巻き卵、かぼちゃの煮物、カプレーゼ、プリンなどとの相性が良い点を教えてくれた。特に、シュークリームは、意外にも<赤>との相性がよく、シュークリームの濃厚感をワインがすっと洗い流し、口中がすっきりとする。シュークリームの甘さとテクスチャーが、ワインのタンニン・酸味を和らげる。ソース焼きそばは、ソースの果実味・甘みとスパイシーさが、ワインの甘みや酸味との相性が抜群。焼きそばの油っぽさをワインがさっぱりと流してくれる。かつサンドは、<白>との相性がばっちりで、ワインの柑橘が、かつサンドにレモンを搾ったような爽やかさをまとわせる。ソースの甘みとワインの甘さがバランスよくマッチする。だし巻き卵は、卵の甘さ・旨味と白ワインとの相性が抜群だとか。卵の甘さがワインの酸味を和らげ、ワインを心地よく飲み続けることができる。

「メルシャン・ワインズ フルーツスキップ レッド/ホワイト」は、日本の消費者の嗜好に合わせ、飲みやすい味わいを追求した、フルーティなおいしさのワイン。レッドは赤い果実の華やかな香りでバランスよく仕上げた味わい、ホワイトはほのかな甘みがある飲みやすい味わいが特長となっている。デザインは、陽気なイタリア人のキャラクターとブドウのイラストを中心に、ウキウキするトーンに仕上げた。裏面に飲用シーンのイラストを記載し、新たな飲用シーンをわかりやすく提案する。
容器・パッケージについては、ワインの飲用シーンを広げる、ユニークで持ち運びしやすい形状の500ml紙パックとのこと。この紙パック容器の1本あたり重量は一般的なガラスびんに比べて約10分の1(テッレ・チェヴィコ社調べ)と試算されており、環境負荷の小さいパッケージとなっている。また、紙パック容器はFSC認証を取得している。
[小売価格]オープン価格
[発売日]8月26日(火)
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