- Drink&Food2025/08/19 10:50
富士ミネラルウォーター、創業96周年を迎えるにあたりビジュアル・アイデンティティ(VI)をリニューアル

富士急グループの富士ミネラルウォーターは、8月18日に創業96周年を迎えるにあたり、ビジュアル・アイデンティティ(VI)をリニューアルする。そして、来る2029年の創業100周年、さらにその先の持続的な成長を見据え「伝統の継承」と「未来への進化」を融合させた新たなブランド体験を創造していく考え。
同社は、まだ「水を買って飲む」という慣習が無かった1929年、日本で初めて炭酸を含まないミネラルウォーターの製造・販売を開始した。以来、その豊かなミネラルバランスで飲みやすい「まろやかな軟水」は、全国の著名なホテルやレストランをはじめ、国賓・公賓を招く公式の席でも選ばれており、「日本を代表する名水」として広く認められている。今回のVIリニューアルは、単なるデザイン変更に留まらず、ミネラルウォーター市場を切り拓いてきたパイオニアとしての誇りを胸に、次なる100年へ向けた新たなブランドストーリーを紡ぎ出すための第一歩となるもの。
なお、新しいVIは1月29日に発売を開始した「富士ミネラルウォーター アルミボトル缶」をはじめ、一部先行して使用しているが、今後商品ラベルやパッケージ、各種広報物等へ順次展開していく予定となっている。

今回のVIリニューアルの核となるのは、富士ミネラルウォーターの象徴であり、パッケージデザインにも採用されてきた「アーチ越しの富士山」のシンボルマーク。この長年親しまれてきた意匠を大切に継承しつつ、現代の感性に響く新たなデザインへと昇華させた。
これまで時代と共に微細に変化してきたデザインを、同社のアーカイブから徹底的に「歴史を解剖・再構築」するアプローチで深掘りした。
特に、主役である富士山を際立たせる「額縁」としての役割を担う「アーチ」は、柱からこぼれる光が空間に奥行きをもたらす様を表現すべく、すべての線をゼロから緻密に描き直した。これによって、より洗練された奥行きと品格が加わっている。

「FUJI MINERAL WATER」のロゴタイプは、モダンで洗練されたフォントに変更。さらに、日本の伝統色である「紅色」をベースとすることで、「日本を代表する名水」としての揺るぎない品質と誇りを視覚的に表現している。
VIリニューアルと合わせ、タグラインとして「人をもてなす。」を掲げた。この言葉には、富士ミネラルウォーターが創業以来紡いできた、消費者との特別な絆と役割が凝縮されている。高級ホテル、こだわりのレストラン、洗練されたバー、そして国際会議といった特別な「おもてなし」の場で同社製品は選ばれ続けてきた。単なる「水」としてではなく、人と人との大切な時間や絆を豊かにし、空間に彩りを添える「添え花」として、陰ながら「おもてなし」の心を支えてきた同社の使命と誇りを、このタグラインに込めている。

新たなVIは、1月29日に発売を開始した「富士ミネラルウォーター アルミボトル缶」で先行導入されている。繰り返し再生可能な循環型素材であるアルミボトル缶には、新VIの特徴である「アーチ越しの富士山」が美しく表現され、その環境配慮面での貢献度とデザイン性の高さは、市場から高い評価を得ている。同社は、この新たなVIを、今後、商品ラベルやパッケージ、各種広報物等へ順次適用していく考え。
富士ミネラルウォーター=https://www.fujimineral.jp