カンロ、新規マーケットの開拓を目指してグローバル事業の拡大を推進、グミブランドの「ピュレグミ」で米国市場に挑む

左から:カンロ 代表取締役社長CEOの村田氏、同 常務執行役員CFOの佐藤氏

カンロ飴やピュレグミなどでおなじみのカンロは、7月29日に「2025年度第2四半期決算説明会」を実施し、2025年上期決算報告と業績予想および「中期経営計画2030」の進捗に関するトピックスを発表した。

業界トップシェア(インテージSRI+ キャンディ市場2024年1月~2024年12月計 販売金額シェア)を誇るキャンディメーカーのカンロは、グミ市場売上No.1ブランド(インテージSRI+ グミ市場 2023年10月~2024年9月累計販売金額ブランドランキング)の「ピュレグミ」や次世代食感の「グミッツェル」など、日本のグミ市場を開拓する様々な商品展開に挑み続けている。

現在、新規マーケットの開拓を目指してグローバル事業の拡大を推進しており、今年秋から大きなグミ市場を有する米国への本格参入がスタート。カンロを代表するグミブランドの「ピュレグミ」で米国市場に挑む。

また、国内飴・グミ市場の競争激化においては、商品単体にとどまらず「カンロのファン」を醸成する取り組みを推進し、オールカンロでキャンディ市場における「ゆるぎないNo.1ブランド」を目指す。

2024年の国別グミ市場規模は、日本の1138億円に対して米国は1兆2917億円と日本の11倍以上の規模を有す。また、同年の国別グミの1人あたり消費金額でも、日本の1176円に対して米国は3842円と、3倍以上(Sugar Confectioneryのうち「Pastilles,Gummies,Jellies and Chews」 出所:Euromonitor International(2024年の平均為替レート円換算)国別グミ市場規模(2024年)日本のみ インテージSRI+)の消費があるという。

左から:グローバル向けの公式Instagram、「Kanro America Inc.」のHP

2025年上半期は、この大きなグミ市場規模を有する米国への本格参入に向けて、2025年5月に現地法人「Kanro America Inc.」を設立した。また、現地展示会への積極参加や、ホームページおよびSNSの立ち上げによるデジタルマーケティングの基盤づくり等、消費者やバイヤーに向けたアプローチを一歩ずつ着実に進めている。

6月29日から7月1日にニューヨークで実施された、来場者約2万9000人におよぶ東海岸最大級の食品展示会「Summer Fancy Food Show 2025」に出展した。先行して販売するピュレグミ レモンとグレープに加え、今後展開を予定しているピュレグミプレミアム 山梨産白桃とシャインマスカットスパークリングを展示し、試食を実施。多くのバイヤーやディストリビューターから「甘さと酸味のバランスがいい」「ハートの粒やパッケージのコンセプトがかわいい」「ピュレグミプレミアムのジューシーさが美味しい」など、ピュレグミの魅力である味わいやコンセプトに高い評価を得た。今後は発売後に消費者に手に取ってもらえるよう、タッチポイントの強化に努めていく考え。

米国に展開予定のピュレグミ

グミの売上伸長によって市場が拡大し競争が激化する国内キャンディ市場において、カンロがさらなる成長を実現するため、プロダクトブランドの強化に加え企業価値を向上し、「カンロのファン」を醸成する。

国内で販売中の「ピュレグミ」

顧客との接点を増やすため、コミュニティサイト「Kanro POCKeT×(カンロポケット クロス)」を起点としたコミュニケーションや各種プロモーション施策を通じ、商品が売れるのではなく、カンロが好きだからカンロの製品を手に取る状態を実現させ、「ゆるぎないNo.1ブランド」を目指す考え。

カンロ=https://www.kanro.co.jp


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