- Leisure&Travel2025/07/25 22:03
すみだ水族館、「金魚」の歴史と魅力を伝える夏季限定イベント「東京金魚~時代を泳ぐ、小さなミューズたち~」を開催

すみだ水族館は、7月24日~9月30日の期間、日本人になじみ深い夏の風物詩である「金魚」の歴史や魅力を伝える夏季限定イベント「東京金魚~時代を泳ぐ、小さなミューズたち~」を開催する。イベント開催当日の開館前にメディア限定の内覧会を実施した。

すみだ水族館では、2016年にリニューアルした金魚展示エリア「江戸リウム」で、約100mにわたる展示スペースに「ワキン」や「リュウキン」、「ランチュウ」など、常時15種の金魚を展示している。「江戸」をテーマにした和を感じる幻想的な装飾が人気のエリアとなっている。

今回のイベントでは、その華やかで美しい金魚を小さなミューズ(ギリシャ神話の女神「ムーサ」の英語名で、文芸・音楽・舞踏などをつかさどる神。創造性に刺激を与える人や物の象徴)とし、その魅力を「江戸リウム」だけでなく、館内各所で届ける。6階の特設ブースでは、江戸時代に広がりを見せた日本の金魚文化を、当時の浮世絵や戯画、古文書などを用いてパネルで紹介する。

「江戸リウム」では、展示するそれぞれの金魚の特徴や魅力を、同館飼育スタッフが監修した紹介パネルで展示し、金魚を魅力的に撮影するコツも紹介。また、金魚の模様をちぎり絵で作るワークショップ「きんぎょ色合わせ」の実施や、ワークショップで制作された、色とりどりの「きんぎょ作品」で彩る展示企画「きんぎょ色合わせ展」も実施する。

ペンギンカフェでは、金魚にちなんだ「みつけて金魚花火ソーダ」や「冷やしきんぎょやき」などの期間限定メニューを販売するほか、ミュージアムショップでは金魚モチーフの新商品を販売。暑い夏でも涼しく楽しめるすみだ水族館で、小さなミューズたちの魅力に触れ、日本の夏の風物詩を楽しんでほしい考え。

「東京金魚~時代を泳ぐ、小さなミューズたち~」は、日本人になじみ深い「金魚」という、美しく愛らしい魚の魅力を感じられる夏イベント。日本における金魚の歴史や、同館で展示する多様な金魚の特徴や魅力を館内各所で紹介する。また、ワークショップ「きんぎょ色合わせ」で制作された、色とりどりの「きんぎょ作品」で彩る「きんぎょ色合わせ展」の実施や、金魚にちなんだフードメニュー、グッズの販売を行う。

展示の見どころとして、6階特設スペースでは、金魚の歴史を浮世絵や戯画、古文書などを用いたパネルで展示する。

「金魚が日本に入ってきたのは室町時代で、江戸時代初期には1匹5両(現在の価値で約50万円)という高価な魚だった」と話すのは、多くの金魚を取り扱う金魚専門店「金魚の吉田」を運営するヨシダの社長、日本動物薬品取締役会長、日本観賞魚振興事業協同組合名誉会長で、展示監修を務める吉田信行氏。「江戸時代中期になると庶民にも広まり、東京では近年まで盛んに金魚養殖が行われていた」と、金魚は、庶民にとってなじみ深い魚であったと語る。

イベントでは、特設ブースで、江戸時代に広がりを見せた日本の金魚文化を当時の浮世絵や戯画、古文書などを用いてパネルで紹介。これらの展示パネルも吉田氏が監修。

「現在は透明な水槽に入った金魚を横から見る『横見(よこみ)』が一般的だが、当時は鉢で飼育された金魚を上から見る『上見(うわみ)』という方法で観賞されていた」ことから、江戸時代に大きな鉢を使って行われていた「上見」と呼ばれる金魚の楽しみ方を再現した展示も行う。

同館5階の「江戸リウム」では常時15種の金魚を展示。各金魚の展示水槽横に、同館飼育スタッフが監修した、それぞれの金魚の特徴や魅力を記載した紹介文を展示している。紹介文を読みながら金魚を見ることでより深く金魚の魅力を知ってもらえるようになっている。また、金魚をより魅力的に撮影するコツも紹介。ぜひ、自身のスマートフォンやカメラで自分だけの映え金魚写真に挑戦してみてほしい考え。

5階のペンギンカフェ横には、「AQTION!」パートナーである朝日信用金庫と作成した、金魚を観察しながら回答する親子向けワークシートを設置する。保護者用ワークシートに書かれた金魚の観察ポイントを見ながら、子ども用ワークシートに答えを埋めてもらうことで自分だけの金魚レポートをつくることができる。子どもの夏の自由研究に最適なのでは。

「AQTION!」パートナーは、同館の「AQTION!」に賛同し、ともに取り組んでいる企業。「AQTION!」は、すみだ水族館・京都水族館から発信する、未来の地球をつくる活動とのこと。水族館のアクションであり、みんなのアクションにつなげたいとの思いを込めて、「AQUARIUM からはじまるACTION」という意味で、「AQTION!」と称している。多彩ないきものの生活に触れ、間近に感じることができる水族館が、地球環境やいのちの大切さを思うきっかけとなり、未来を創造する子どもたちのチカラを育むことを目指している。東京の金魚文化や伝統を未来につなぐ「東京金魚プロジェクト」の取り組みも、この「AQTION!」の活動のひとつとなっている。

5階アクアアカデミーではイベント期間中、無料のワークショップ「きんぎょ色合わせ」を実施する。さらに、ワークショップで参加者が制作した「きんぎょ作品」を、集めて館内に展示する企画「きんぎょ色合わせ展」を開催する。開催時間は、平日が午前11時~午後4時(最終受付:午後3時30分)、土日が午前10時~午後5時(最終受付:午後4時30分)となる。なお、7月28日~8月31日は午前10時~午後5時(最終受付:午後4時30分)に実施する。参加費は無料(水族館入場料別)。参加方法は、当日5階アクアアカデミーで受け付ける。
「きんぎょ色あわせ」は、金魚の形をした台紙に赤・白・黒など5色の色紙をちぎって貼り付け、ちぎり絵で金魚の模様を作るワークショップ。今回から色紙が半透明の紙にリニューアルされ、より多様な色を表現できるようになった。完成した金魚は、金魚すくいの袋に入れて持ち帰ることができる。お気に入りの金魚をじっくり観察して、うろこが重なり合って生まれる美しい金魚の色合いを再現してみよう。

みんなのオリジナル金魚でつくる展示企画「きんぎょ色あわせ展」(展示場所:5階 江戸リウム)は、イベント期間中、ワークショップ「きんぎょ色あわせ」で参加者が制作した「きんぎょ作品」を提出してもらい、同館スタッフが選出した作品を並べて館内に展示する。募集テーマは「わたしの好きなきんぎょ」。ワークショップに参加した人であれば誰でも参加でき、定期的に作品を入れ替える予定。日々変わっていく色とりどりのオリジナル金魚たちをぜひ楽しんでほしいという。展示期間は7月24日~9月30日。応募方法はアクアアカデミー内の応募専用箱へ投函してほしいとのこと。

金魚をモチーフにした限定商品を、7月24日~9月30日まで、5Fのペンギンカフェとミュージアムショップで発売する。華やかな金魚たちを眺めながら夏祭りのにぎやかさと涼しさ感じるメニューをぜひ賞味してほしいという。

「みつけて金魚花火ソーダ」は、夜空に打ち上がる花火を表現したフルーツソーダ。マンゴーやレッドドラゴンフルーツなど、トロピカルなフルーツがたっぷり。隠れ金魚ゼリーも入っているのでぜひ探してみてほしいとのこと。
「東京金魚サンデー」は、金魚の華やかさを表現したサンデー。グラノーラと塩バニラソフトをベースにフローズンストロベリーや金魚クッキーをトッピング。金魚が描かれた入れ物は持ち帰ることができる。

すみだ水族館ロゴ入りオリジナル枡(ます)が付いた日本酒(午後4時以降限定商品)は、金魚にゆかりのある日本酒(夏酒/美丈夫)を切子風のカップに注いで提供する。すみだ水族館のロゴと金魚の焼き印が施されたオリジナル枡と一緒に夜の水族館を楽しんでほしいとのこと。
同館の飼育スタッフが描いた金魚がそのままデザートになったペンギンカフェの定番商品「冷やしきんぎょやき」。「もちもち!『冷やしきんぎょやき』夏限定マンゴー味」は、定番のいちご味に加えてトロピカルな夏限定のマンゴー味として新たに登場する。

「2/8b PAIR KEY RING」は、「世界人口80億(8b)人分の二人」という意味が込められているキーリングシリーズ。「2/8b PAIR KEY RING リュウキン&デメキン」は、すみだ水族館限定商品となる。縁起物である金魚をペアで身につけることで「二人揃えば開運招福。ハッピーをふくらませていこう。」というメッセージを込めた。
「すみだ水族館 彩り昆布茶 金魚」は、お湯を注ぐとカップの中で金魚が泳いでいるように見える昆布茶。夏は冷やして楽しむのもおすすめだという。
[東京金魚~時代を泳ぐ、小さなミューズたち~ 開催概要]
開催期間:7月24日(木)~9月30日(火)
開催場所:すみだ水族館館内各所
料金:無料 ※水族館入場料別
[小売価格]
みつけて金魚花火ソーダ:850円
東京金魚サンデー:800円
すみだ水族館ロゴ入りオリジナル枡が付いた日本酒
枡あり:1200円
枡なし:500円
※午後4時以降のみ販売。なくなり次第販売を終了
※オリジナル枡は持ち帰りできる
※アルコールメニューの提供は20歳以上の来場者に限る。20歳未満と思われる来場者には身分証の提示をお願いする場合がある
もちもち!「冷やしきんぎょやき」夏限定マンゴー味:680円
2/8b PAIR KEY RING リュウキン&デメキン:1490円
すみだ水族館 彩り昆布茶 金魚:440円
(すべて税込)
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