- マイライフストーリー2025/07/01 18:08
ダイキン・東急・東急レクリエーション・東急不動産が屋外のクールダウンプロジェクトを始動

ダイキン工業、東急、東急レクリエーション、東急不動産の4社は、国土交通省の令和7年度脱炭素・クールダウン都市開発推進事業のもと、東京・渋谷エリアを中心に「まちなかにおける屋外クールダウンプロジェクト」を7月から開始する。街なかへのクールスポット設置による暑熱の緩和や、空調室外機まわりの緑化による廃熱の緩和、省エネ効果の実証に取り組む。
昨年に発足した国土交通省の脱炭素・クールダウン都市開発推進事業は、脱炭素化・暑熱対策につながる先進的な取り組みの実証を支援する民間事業者向けの補助事業。近年、全国各地で猛暑日の日数が過去最多を記録するなど酷暑が厳しさを増す中で、人々の屋外における回遊性を向上させ都市の活力を保つためには、都市の暑熱対策がますます重要となっている。同事業は、民間の先進的な取り組みを政策的に支援するとともに、その成果を広く横展開し、都市開発における脱炭素化・暑熱対策の推進を目指すもの。今回、屋外クールダウンプロジェクトの計画が評価され、国土交通省の補助事業として採択された(採択事業者はダイキン工業、東急、東急不動産の3社)。

4社が実施する同プロジェクトでは、渋谷区立北谷公園、渋谷サクラステージなどに暑熱対策としてクールスポットを設置する。クールスポットでは、ダイキンの屋外エアコン「アウタータワー」やミスト等を組み合わせて設置し、熱中症予防のための指標である暑さ指数(WBGT値)の低下を図るとともに、屋外を冷やす理想的な方法や、利用者の滞留性、行動の変化を分析する。クールスポットは、用途や利用者層の異なる複数の場所に導入することで、より効果的な設置場所も検証する。また、東急不動産が管理、運営するビルにて芋緑化(日建設計と住友商事が共同で開発した技術で、空調室外機の周りに芋の葉を繁茂させ、葉による日陰効果と蒸散作用によって機器周辺の温度を下げることで空調電力の低減効果を得る仕組み(2016年特許取得済))を行うことで、室外機近辺の温度上昇を防ぎ、ヒートアイランド現象の抑制を図る。さらに、緑化による空調機の運転効率の改善や、データ活用による空調の省エネ運用の電力削減効果を検証、クールスポットによる電力消費増の相殺に挑戦し、環境負荷を増やさずに、街なかのクールダウンを推進する。
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