パナソニック コネクト、AI処理性能が大幅に向上したレッツノートに13.3型を新たに加え「SC7」「NC7」「FC7」の3モデルで発売

レッツノート「SC7」「NC7」「FC7」を披露するパナソニック コネクト 執行役員シニア・ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 山本清高氏(左)

パナソニック コネクトは、「頑丈」「軽量」「長時間」に加え、AI処理性能が大幅に向上したレッツノート「SC7(12.4型)」「FC7(14.0型)」を4月から発売する。「SC7」「FC7」はインテル Core Ultra シリーズ3 プロセッサー搭載 Intel vPro プラットフォームに対応した、レッツノート初のCopilot+ PCとなる。また、モバイル性と作業性のベストバランスを追求したレッツノート「NC7(13.3型)」を新たなCopilot+ PCとしてラインアップに加え、今年秋頃から発売を開始する予定。3月16日に行われた「レッツノート」新製品発表会では、「SC7」「NC7」「FC7」の進化した機能性などについて説明した他、パナソニック コネクト CEOの樋口泰行氏、インテル 社長の大野誠氏、日本マイクロソフト 社長の津坂美樹氏によるAIをテーマにしたパネルディスカッションも行われた。

左から:インテル 社長 大野誠氏、パナソニック コネクト CEO 樋口泰行氏、日本マイクロソフト 社長 津坂美樹氏

「レッツノートは、頑丈、軽量、長時間という強みを研ぎ澄ました製品であったが、昨今のIT管理者は、求められる機器の種類の増加やトラブルの種類の増加で、多様な働き方のサポートが必要になっていた。そこで、頑丈、軽量、長時間に加えて互換性を新たな設計思想に加えて開発した結果、IT管理工数を大幅に削減することができた」と、昨年5月に発売したレッツノートは大きな評価を得ることができたと、パナソニック コネクト 執行役員シニア・ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 山本清高氏は訴える。

パナソニック コネクト 執行役員シニア・ヴァイス・プレジデント モバイルソリューションズ事業部 マネージングダイレクター 山本清高氏

「そして、今年のレッツノートでは、モバイル性を重視した『SC7(12.4型)』と、作業性を重視した『FC7(14.0型)』に加えて、モバイル性と作業性を両立した『NC7(13.3型)』をラインアップに加えて展開する」と、異なるサイズのモデルを上市すると意気込む。「ラインアップが増えても、互換性は高くなっている」と、昨年のモデルのコンセプトを踏襲したモデルになっていると説明した。

個人事業主向けレッツノート「SC7」「FC7」
法人向けレッツノート「NC7」

「さらに、日進月歩で進化するAIが業務へ加速度的に浸透してきている。AIは生産性の向上に加えて、人間の能力の拡張や組織の創造性の最大化を担うようになるとみられる。それだけに、AIの業務停止は致命的な機会損失になりかねない。つまりAI時代に求められるのは“ビジネスを止めないPC”であることから、頑丈、軽量、長時間に加えてAIを大幅に進化させたCopilot +PCを搭載したレッツノート『SC7』『NC7』『FC7』を上市する。CPUにはインテル Core Ultra シリーズ3 プロセッサーを搭載したIntel vProプラットフォームになっている。ビジネスをもっとインテリジェントで創造的なものへと導き、働き方をもっと自由にしてくれて、IT管理者も自由になるPCが新しいレッツノートであると確信している」と、大きく進化した新レッツノートのコンセプトについて言及した。

パナソニック コネクト モバイルソリューションズ事業部 共通技術総括部 プロジェクトマネジメント部 プロジェクトマネジメント1課 堀直樹氏

同 モバイルソリューションズ事業部 共通技術総括部 プロジェクトマネジメント部 プロジェクトマネジメント1課 堀直樹氏が、「SC7」「NC7」「FC7」の機能的な特長などについて説明した。「PCに関する問い合わせは、ほぼ落下による人為的トラブルとなる。そこで、76cm26方向からの落下試験を行っている。その他にも側面への衝撃耐性強化や最適な部品レイアウト、ボトムケース外周のリブ追加でIO開口部の剛性強化を図っている。また、自動車・電車移動を想定した振動耐性として、上下・左右・前後の3方向に各1時間ずつ振動を施し動作環境を確認している」と、レッツノートがなぜ頑丈なのかという部分について解説する。「そして、頑丈さと駆動時間を向上させながらも軽量化を実現。マグネシウム合金やコンパクトなフットプリント、CAEによる動解析活用で必要な分のみを徹底的に補強している」と、頑丈さを犠牲にすることなく軽量化しているとのこと。「オフィス内の移動の増加に合わせて駆動時間をより長くした」と、インテル Core Ultra シリーズ3 プロセッサーを搭載したことで、前期モデルから「SC7」が約5時間、「FC7」が約3.3時間長く駆動するのだという。

法人向けレッツノート「FC7」

「互換性を確保した設計によるIT管理工数の削減を目指すべく、12.4型、13.3型、14.0型を同時に導入する場合、互換性を徹底した設計によって、導入・保守管理運用の工数を大幅に削減した」と、管理のシンプル化も目指したPCになっていると教えてくれた。「法人向けレッツノートやタフブックの導入から運用・保守までを支援するIT管理ツール群『Panasonic PC Control Suite』によって、IT管理者の工数低減を実現する。また、『Panasonic PC Control Suite』に加えて、基盤ファームウェア、基盤アプリケーションといった基盤ソフトウェアをすべて自社開発しているため、ユーザーの導入・運用・保守まで最適化できる」と、働き方の多様化に対応していると訴えた。「さらに、IT管理ツールも互換性を確保、前期モデルの『SC6』『FC6』と『SC7』『NC7』『SC7』を同じ方法で設定可能になっている。そして、『Panasonic PC Control Suite』の各ツールや機能へ『IT管理者が行いたい作業』から迷わずアクセスできるランチャーアプリ『Panasonic PC Navigator』を4月にリリースする予定になっている」と、生成AIでの質疑機能を搭載したツールも新たに導入されると発表した。

法人向けレッツノート「SC7」

「インターフェイスについては、3機種共通の大型円形ホイールパッド、レーザー刻印で耐久性をアップした2mmキーストローク、ビジネスで必要なIOポートをすべて搭載している」と、長年支持されてきたレッツノートならではの使いやすさを共通搭載した。「パフォーマンスについては、インテル最新のプラットフォームCore Ultra シリーズ3 プロセッサーを搭載。『SC7』は『SV1』に比べて約1.5倍高いパフォーマンスを実現する。さらに、当社独自技術『Maxperformer』によって、高性能と省電力の両立を狙うCPUを制御。最適な排気スペース確保で放熱効率を向上させた」と、PCの性能発揮のために最適な排気スペースを確保したと説明した。

個人事業主向けレッツノート「SC7」「FC7」

「AIについては、Copilot+ PCで作業効率が大幅に向上した」と、NPUの処理速度は前期モデルに対して約3.8倍向上、メモリ速度は約14%向上した。「Copilot+ PCによって、過去の作業を言葉で検索できる『リコール(プレビュー版)』やワークフローがスムーズになる『Click to Do』、40の言語からリアルタイムに英語・中国語へ翻訳する『ライブ キャプション』などができるようになる」と、演算力×メモリ速度でAI推論を加速させるPCになったと訴えた。

日本マイクロソフト ディバイスパートナー セールス事業本部 シニアパートナー テクノロジーストラテジストの平井健裕氏

この後、日本マイクロソフト ディバイスパートナー セールス事業本部 シニアパートナー テクノロジーストラテジストの平井健裕氏によるAIのデモ実演が行われた。

パナソニック コネクト モバイルソリューションズ事業部 国内営業総括部 ダイレクター 重野敬人氏

販売方針については、同 モバイルソリューションズ事業部 国内営業総括部 ダイレクター 重野敬人氏が説明した。「レッツノートは、ウルトラポータブルPC国内ビジネス市場(教育・官公庁を除く)において2025年にNo.1を獲得(出所:IDC Japan,Japan Personal Computing Quarterly Modal Analysis 2025Q4)。今年9月には発売から30年の節目を迎える」と、多くの人々に支持されてきたと目を細める。

左から:法人向けレッツノート「SC7」「NC7」「FC7」
左から:個人事業主向けレッツノート「SC7」「FC7」

「販売チャネルは、法人向けとして『SC7』『NC7』『FC7』を展開する。個人事業主向けには『SC7』『FC7』を展開し、量販店やPanasonic Store+で販売する」とのこと。「3モデルを合わせて導入するメリットは、機種が増やせてIT管理者の負担も低減してくれる」と、互換性があるだけにIT管理者の働き方も自由にしてくれるPCなのだとアピールした。

左から:パナソニック コネクト CEO 樋口泰行氏、インテル 社長 大野誠氏、日本マイクロソフト 社長 津坂美樹氏

また、インテル 社長の大野氏、マイクロソフト 社長の津坂氏をパネリストに迎え、パナソニック コネクト 社長の樋口氏がファシリテーターを務めたパネルディスカッションが行われた。

日本マイクロソフト 社長 津坂美樹氏

AIによる技術革新について、津坂氏は「AIはものすごい速さで進化している。生産性の向上のみならず、働き方も変わってきている」と発言する。これに対し樋口氏は「クリエイティブな部分までAIに置き換わってしまうのか」と疑問を呈すると、「AIが人間を凌駕する段階にはまだ来ていない。よくAI筋トレという言葉を使っているが、筋トレを1回したところで、筋肉がムキムキになることはない。AIも1、2回触れるだけでは得られるものはほとんどない。何度も繰り返し取り組んでいくことでAIが進化し、作業効率の向上や生産性のアップにつなげられる」と話す。

パナソニック コネクト CEO 樋口泰行氏

大野氏は「トップ自らがAIに取り組むことが重要。そして、それぞれの経営課題に合うか、合わないかといった点を判断し、導入する、しないのジャッジをしていくことが求められている」と、AIを導入すれば業務の効率化が図れるということではないと指摘する。

インテル 社長 大野誠氏

「人間には五感というセンサーが備わっている。これをさらに極めていくことはAIにはできない分野であると思われる」と、人間が持つ五感を研ぎ澄ませていくことこそが、クリエイティブな部分はAIに任せることができないということになるのではないかと述べていた。

[発売日]
SC7(12.4型)/FC7(14.0型):4月
NC7(13.3型):秋頃

パナソニック コネクト=https://connect.panasonic.com/jp-ja


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