キリン、「氷結 mottainai 浜なし」を初の通年発売、熊本産「なごりいちご」を使用した「氷結」と「午後の紅茶」も発売

左から:キリンビール マーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループの佐藤良子、同 マーケティング部 氷結ブランド担当の後庵友理奈氏、浜なし えのき園 園主の鮫島慎治氏、坂本いちご農園 二代目の坂本長弥氏、キリンビバレッジ マーケティング部 午後の紅茶ブランド担当の加藤華氏

キリンビールは、継続的なCSV活動として果実のフードロス削減・農家支援につながる「キリン 氷結 mottainai」シリーズから、初の通年品として「キリン 氷結 mottainai 浜なし」を3月24日に全国発売する。また、シリーズ品として、九州地域初となる熊本産「なごりいちご」を使用した「キリン 氷結 mottainai なごりいちご(期間限定)」と「キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー(数量限定)」を3月31日に全国発売する。3月5日に行われた発表会では、「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」初の通年発売に至る背景や新商品の特徴、プロジェクトが目指す未来などを語るトークセッションを実施した。

キリンビールでは、2024年5月から、規格の問題で青果販売できず、おいしいのに廃棄される予定の果実を「モッタイナイ果実」と位置づけ、その果実を有効活用し、全国においしいチューハイを届ける「氷結 mottainaiプロジェクト」を立ち上げ、様々な「モッタイナイ果実」を使用した商品を展開してきた。また昨年4月には、新たに賛同企業と共に協業する「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」を発足。さらに昨年12月からはキリンビバレッジの「午後の紅茶」からも商品を発売することで、2027年までに年間250tのフードロス削減を目指している。

キリンビール マーケティング部 氷結ブランド担当の後庵友理奈氏

トークセッションでは、まず、キリンビール マーケティング部 氷結ブランド担当の後庵友理奈氏、同 マーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループの佐藤良子氏、浜なし えのき園 園主の鮫島慎治氏が登壇し、「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」の展開および、シリーズ初の通年品となる「キリン 氷結 mottainai 浜なし」について紹介した。キリンビールの後庵氏は、「『氷結 mottainai』ブランドでは、『モッタイナイ果実』を扱うにあたって、必ず実際に農家まで足を運び、規格外果実の廃棄の実態を知り、農家の人の想いを聞き、リアルな声を商品に反映するようにしている。また、規格外果実は、訳あり商品やジュース、ジャムなどの加工品で販売されることもあるが、それでもなお廃棄されてしまう“他に行き場のない果実”を救うことを心がけている」と、ブランドのこだわりを語る。

キリンビール マーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループの佐藤良子氏

シリーズ第1弾として商品化された「キリン 氷結 mottainai 浜なし」について、キリンビールの佐藤氏は、「開発の際には、浜なしの特徴である完熟した甘さと、氷結ブランドで大切にしているスッキリした味わいのバランスをとるのに非常に苦労した。氷結 mottainaiは、『モッタイナイ果実』の魅力を最大限表現することが大切なので、浜なしの美味しさを引き出すために、浜なし えのき園の鮫島氏ともコミュニケーションをとりながら試行錯誤を繰り返した。100回近く試作を重ねた結果、浜なしの爽やかな香りや、かじったときのジューシーな味わいが感じられる氷結が完成した」と、開発秘話を明かしてくれた。実際に、消費者からも好評の声が多く寄せられており、とくに若年層からコンセプトへの共感が高く、購入を後押ししているという。

「キリン 氷結 mottainai 浜なし」

「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」のこれまでの成果としては、「昨年12月末時点でフードロス削減量は約98tに達し、プロジェクトに協力してもらった農家の数は約550人まで広がっている。寄付金総額は、約3260万円を超えており、苗木の購入など持続可能な果実育成につながる取り組みに活用してもらっている」と、キリンビールの後庵氏が報告した。

浜なし えのき園 園主の鮫島慎治氏

そして今回、商品化から約2年を経て、「キリン 氷結 mottainai 浜なし」の通年発売が決定した。浜なし えのき園の鮫島氏は、「通年商品になることで、今まで以上に浜なしのブランド認知度が高まると共に、『モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト』の取り組みもさらに浸透していくものと期待している。それと同時に、私自身は生産者としての責任を強く感じている」と、通年発売への想いを述べた。

キリンビールの後庵氏は、「私たちの究極の目標は、廃棄される果実をゼロにすることであり、今回の通年発売はその第一歩だと思っている。これまでは期間限定で『氷結 mottainai 浜なし』を展開してきたが、その中で、浜なし農家のプロジェクトへの理解と共感が広がり、さらに多くの浜なしが廃棄されていることがわかった。通年で販売するためには、原料の数を確保する必要があるが、たくさんの農家に加えJAの協力も得られたことから、通年発売が実現した」と、今回の通年発売に至る経緯を説明。「『氷結 mottainai 浜なし』の通年発売を通じて、浜なしのフードロス削減量は約44t、販売数量は約100万ケースを目標としている。また、浜なし農家への寄付金は約500万円を目指す」と、通年商品の販売目標を発表した。

左から:キリン 氷結 mottainai なごりいちご、キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー

続いて、キリンビバレッジ マーケティング部 午後の紅茶ブランド担当の加藤華氏と、坂本いちご農園 二代目の坂本長弥氏が登壇し、九州地域初となる熊本産「なごりいちご」を使用した新商品「キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー」および「キリン 氷結 mottainai なごりいちご」について紹介した。

坂本いちご農園 二代目の坂本長弥氏

今回の新商品には、おいしいのに色や大きさが理由で廃棄されていた、収穫後期に採れる熊本産の春いちご「なごりいちご」が使われている。坂本いちご農園の坂本氏は、「『なごりいちご』は、いちごの収穫の終盤にあたる3月から5月にできる春イチゴで、熟した甘味がありながら酸味もあるバランスの良い味わいと、溢れんばかりのみずみずしい果汁感が特徴となっている。一方で、気温の上昇に収穫が追いつかず、ハウスの中で完熟してしまうと、店頭販売には不向きな規格外品になってしまう」と、「なごりいちご」が廃棄されてしまう背景について教えてくれた。

キリンビバレッジ マーケティング部 午後の紅茶ブランド担当の加藤華氏

キリンビバレッジの加藤氏は、「『キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー』の商品化に当たっては、『なごりいちご』ならではの美味しさを再現し、甘酸っぱくみずみずしい、春にぴったりな味わいに仕上げた。また今回は、単なる商品化だけではなく、その背景にある農家の想いを消費者にどう伝えていくかという点にもこだわった。そこで、シリーズ第1弾『午後の紅茶 mottainai ふじりんごティー』での寄付金を活用し、次世代を担う子どもたちと生産者をつなぐ取り組みとして、3月2日にキッズマルシェを、3月21日には植樹会を開催する」と、ブランドを超えて「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」の取り組みが広がっていると話していた。

左から:キリンビール マーケティング部 商品開発研究所 中味開発グループの佐藤良子、同 マーケティング部 氷結ブランド担当の後庵友理奈氏、浜なし えのき園 園主の鮫島慎治氏、坂本いちご農園 二代目の坂本長弥氏、キリンビバレッジ マーケティング部 午後の紅茶ブランド担当の加藤華氏

キリンビールの後庵氏は、「『キリン 氷結 mottainai なごりいちご』では、『なごりいちご』ならではの甘く熟したジューシーな味わいを、氷結としてどう表現するかという点がとても難しかった。坂本いちご農園の坂本氏とコミュニケーションを取りながらイメージを膨らませ、実際に農園で食べたときのフレッシュで果汁がじゅわっと溢れるような感覚を再現し、甘酸っぱくてみずみずしい味わいに仕上げた」と、商品開発のこだわりをアピール。「今回の『キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー』と『キリン 氷結 mottainai なごりいちご』の販売を通じて、『なごりいちご』のフードロス削減量は約10t、販売数量は約40万ケース、いちご農家への寄付金は約1000万円を目指していく」との考えを示した。

[小売価格]オープン価格
[発売日]
キリン 氷結 mottainai 浜なし:3月24日(火)
キリン 午後の紅茶 mottainai なごりいちごティー(数量限定):3月31日(火)
キリン 氷結 mottainai なごりいちご(期間限定):3月31日(火)

キリンビール=https://www.kirin.co.jp/


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