LIFULL、LIFULL 介護による同居介護に関する意識調査、介護のための同居「したくない」が子世代は約6割で親世代は約8割を占める

事業を通して社会課題解決に取り組むLIFULLのグループ会社であるLIFULL seniorが運営する業界最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」は、3月から4月にかけての転居シーズンに向けて、親世代と子世代にそれぞれ将来的な同居介護の意向を尋ねた「同居介護に関する意識調査」を発表した。その結果、介護のための同居「したくない」が子世代は約6割、親世代は約8割を占めた。子世代の同居したくない理由は「仕事・育児と介護の両立ができない」が約4割に達した。

3月から4月にかけては、新生活のスタートに備えて引っ越しをする人が増える時期となる。住まいを変える際に、離れて暮らしていた家族と改めて同居を検討する場合もあるだろう。高齢の親とその子どもが同居を検討するきっかけとして多いのが、将来の親の介護を見すえた同居とされる。

そこで「LIFULL 介護」では、子と離れて暮らす親世代(50代以上)と、離れて暮らす親がいる子世代(30~40代)に介護のための同居についての意識調査を実施した。また、LIFULL 介護に掲載された老人ホームへの問い合わせデータから、一人暮らしの入居検討者と子と同居している入居検討者それぞれの要介護度や入居希望時期を比較した。

親世代には自分の子と、子世代には自分の親と将来的に介護のための同居をしたいか聞いたところ、親世代と子世代共に同居したくないという意向が多数派となった。一方でその割合は、子世代では「同居したくない」(30.1%)「できれば同居したくない」(31.7%)を合せて約6割であるのに対し、親世代は「同居したくない」(43.5%)「できれば同居したくない」(35.6%)を合せて約8割を占めており、親世代の方が同居介護に否定的である割合が高いことが分かる。

介護のための同居について「同居したくない」「できれば同居したくない」と回答した人に、その理由を聞いたところ、親世代では「子に介護の負担をかけたくない」が84.1%と多くの回答を集めた。子世代では、「介護によるストレスが増えそうだから」が52.8%で最多となった。親世代の理由でも「自分のストレスがたまりそうだから」は37.6%となっており、親子どちらも同居介護が自身のストレスになることを懸念していることが分かる。

子世代では「仕事や育児と介護の両立ができないから」も37.8%と2番目に多い結果となった。昨年4月から改正育児・介護休業法が施行されるなど法整備はすすんでいるものの、やはり子世代に仕事や育児との両立の難しさを懸念する人が多くいる事が分かった。また、「同居によって受けられない介護サービスがあるから」は親世代で4.1%、子世代では3.0%と少数となった。

一方で、介護のための同居について「積極的に同居したい」「できれば同居したい」と回答した人に、その理由を聞いたところ、親世代では「子しか頼れる人がいないから」が52.2%で最多となった。子世代は「親孝行がしたいから」「同居で介護や世話の手間を軽減できるから」がいずれも49.7%で最多となった。

また、親世代では「介護施設に入りたくないから」が41.1%、子世代でも「親が介護施設に入る費用を軽減させたいから」が29.1%と、親子ともに同居によって介護施設という選択肢を回避しようとする動きがあることが見受けられる。親世代での「子は親の面倒を見るものだと思うから」(12.2%)、子世代の「世間体が気になるから」(12.1%)など、「親の介護は子がするもの」というような固定観念による理由も親子共に1割以上みられた。

介護のための同居について「積極的に同居したい」「できれば同居したい」と回答した人に、どこに住みたいと考えているか聞いたところ、親世代では「親(自分)が住む家」が68.9%と約7割で「子が住む家」は14.4%にとどまった。一方、子世代では「親が住む家」は48.5%と半数以下、「子(自分)が住む家」は34.5%と3割を超える結果となり、親を子世帯に住まわせるいわゆる呼び寄せ介護を想定している人が親世代に比べ多いことが分かった。一口に同居介護といっても親と子それぞれでどこに一緒に住む事を想定しているか、親子で意向にギャップがあることがうかがえる。

意識調査では親子ともに同居によって介護施設という選択肢を回避しようとする動きがみられたが、実際の「LIFULL 介護」の直近1年間の老人ホーム問い合わせデータから問い合わせ時の入居検討者の居住状況をみてみると、「子世帯と同居」は12.1%と1割以上となっている。また、「夫婦二人暮らし」18.4%と合せると、同居者がいる人からの老人ホーム問い合わせは3割以上となった。家族による同居介護をしている場合でも、最終的には老人ホームへの入居を考える人も少なくない。

意識調査では介護のための同居はしたくないと考える人が親世代、子世代共に多数派となったが、一人暮らしの場合と子と同居している場合で老人ホーム問い合わせ時の状況はどのように変わるだろうか。実際の「LIFULL 介護」の直近1年間の老人ホーム問い合わせデータから、一人暮らしの人と子と同居している人とで、老人ホーム問い合わせ時の介護度と入居希望時期の内訳を比較した。

要介護度については、一人暮らしの人は、「自立」が45.5%の一方、子と同居している人では21.8%になった。要介護度3以上の占める割合でみると、一人暮らしの人では1割にも満たないが、子と同居している人では3割弱を占めており、子と同居している人の方が介護度が重くなっても、家族の手を借りて自宅に暮らし続けられていることが分かる。

入居希望時期でみると、一人暮らしの人では「1ヵ月以内」は9.5%であるのに対し、子と同居している人では18.4%と約2倍の差があり、緊急度が高い問い合せが多いことが分かる。同居介護は、介護度が重くなっても自宅に暮らし続けられる一方で、入居どきの判断が容易ではないと考えられる。同居による介護を選択した場合でも、施設入居という選択肢を常に視野に入れておくことで、余裕を持って入居先を選ぶことができるだろう。

[調査概要]
<意識調査>
 調査期間:3月2日~4日
 調査対象:親世代 子と別居している50代以上の男女545人
      子世代 現在別居している親がいる30、40代の男女536人
 調査主体:LIFULL senior
調査手法:インターネット調査

<「LIFULL 介護」問い合わせデータ>
 LIFULL 介護 2025年3月~2026年2月の掲載施設への問い合わせデータから作成
 ※グラフは小数点第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合がある

LIFULL=https://lifull.com


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