参天製薬、花粉症に対する意識調査、「初期療法(早期治療)」を正しく知っている人の半数以上は「毎年実施」していると回答

参天製薬(以下、Santen)は、昨年春に花粉症による目のかゆみや充血などの症状があった全国の20代~50代の男女484名を対象に、花粉症の症状が仕事や勉強、家事のパフォーマンスに与える影響などを明らかにすることを目的として、昨年12月25日から12月26日に「花粉症による新生活への影響に関する意識調査」を実施した。その結果、花粉症の症状によって、仕事や学業、家事などのパフォーマンスが普段に比べて「低下する」と回答した人は8割以上に達した。また、花粉症対策をした人の8割以上が「目」または「鼻」の症状に対するケアを実施。医療機関への受診は4割となった。「初期療法(早期治療)」を正しく知っている人の半数以上は「毎年実施」していることが明らかとなった。

春は、受験・進学・就職・異動など重要なライフイベントが集中する季節。しかし、花粉症による症状が、日中のみならず、一日を通じて困りごとを引き起こし、患者のQOLに影響するとの調査結果がある(参天製薬 プレスリリース 季節性アレルギー性結膜炎患者さんの「かゆみ」に関する実態調査)。

同調査によって、8割以上の人が花粉症によってパフォーマンスが低下していた実態が明らかになったほか、医療機関を受診した人は4割という状況だった。また、花粉飛散予測日の約2週間前、または症状が少しでも現れた時点から抗アレルギー薬を使用する「初期療法(早期治療)」について、「言葉も効果もよく知っている」人の半数以上は「初期療法(早期治療)を毎年実施」していたことも確認された。

花粉症の症状があるとき、仕事や勉強、家事などの「パフォーマンス(集中力や作業効率)」は普段と比べてどの程度下がると感じるかを聞いたところ、「変わらない」と回答した人は1割強にとどまり、残る8割以上の人が少なからず「パフォーマンスが低下した」と回答した。特に「半分くらいになる」「ほとんど手につかない」とパフォーマンスの低下を感じている人は3割を超えており、花粉症の症状がパフォーマンス発揮を妨げる要因となっていた。

昨年春の花粉症対策をしたと回答した人を対象に、対策をした症状を聞いたところ、「鼻水・くしゃみ」と「目のかゆみ・充血・目のはれ」への対策を行った人は共に8割を超えていた。

一方で、具体的な対策内容を見ると、耳鼻科・眼科・皮膚科のいずれかまたは複数診療科を受診したと回答した人(複数回答可)は、4割だった。

花粉飛散予測日の約2週間前、または症状が少しでも現れた時点から、抗アレルギー薬による治療を開始する「初期療法(早期治療)」について、「言葉も効果もよく知っている」と回答した人は3割だった。一方で、「言葉も効果もよく知っている」と回答した層に限って見ると、実際に「毎年必ず行っている」人は5割以上だった。

社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 部長の福島敦樹先生

社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 部長の福島敦樹先生は、「花粉症というと鼻水やくしゃみに加えて、『目のかゆみ・充血・目のはれ』といった眼症状も、日常生活に影響を及ぼす。目の不快感は集中力の低下を招き、学業や仕事の効率が落ちる要因になることもある。また、かゆみを我慢できずに目をこすることで、角膜表面が傷ついたり、アレルギー炎症が悪化したり、二次的なトラブルが生じることも少なくない」と指摘する。

「今回の調査では、『初期療法(早期治療)』について、『言葉も効果もよく知っている』と回答した人は3割だった。『初期療法(早期治療)』の重要性は、医学的なメカニズムの観点からも広く知られている。個人差はあるが、花粉症の症状は、症状が出る前、あるいは症状が軽いうちに治療を開始することで、ピーク時の症状の軽減が見込まれる。」と解説する。

「目の症状は『そのうち治る』と考えてしまいがちだが、適切なタイミングで治療を開始することによって、日常のパフォーマンスや生活の質の改善が期待できる。医療機関を受診し、正しい治療方法について知ってもらい、飛散前の早期受診と継続的なケアを行ってもらえば、春をより快適に過ごすことができると考えている」との見解を示していた。

気象予報士の河津真人氏

気象予報士の河津真人氏は、「今回の調査結果では、花粉症は体調の問題にとどまらず、仕事や学業の集中力といった社会生活にも影響していた。花粉の飛散は前年の夏からの天候や、短~中期の天気予報からある程度予想ができる。最新の花粉情報を活用し、早めに備えることが、症状を軽くし、日常のパフォーマンスを守るポイントになるといえる」とコメント。

「昨シーズンを振り返ると、一昨年の夏は全国的に高温・多照だったため、昨年の春の花粉飛散量は特に西日本で多くなった。冬から春は強い寒気や低温期があったため、飛散開始やピークは例年並み~やや遅い地域もあったが、3月に気温が上がった日に短期集中で猛烈な飛散となった日もあった。暖かい日や急激に気温が上がる日にはより一層の対策が必要になる」と説明する。

「今年の春のスギ花粉は、2月上旬~中旬にかけて九州から関東で飛散が始まり、遅くとも2月下旬には飛散が本格化する。ヒノキ花粉は3月中旬頃から増えると予想している。飛散量は東・北日本で昨年に比べて多く、東北北部では過去10年でも最多級となるおそれがある。一方、今年は大量飛散となった西日本では例年並みからやや少なめの所もある予想となっている。今年3月は東・北日本で気温が平年に比べて高くなる予想で、暖かくなれば一気にピークを迎える可能性がある。今年も短期集中型の猛烈な飛散となる日があるかもしれない」との見解を示していた。

[調査概要]
調査対象 :2025年春に花粉症の症状(目のかゆみ・充血、目のはれの症状)があった20代~50代の男女484名
調査方法 :Webアンケート調査
調査期間 :2025年12月25日から2025年12月26日
なお、今回の調査はWeb調査であり、自己申告による回答を基にしており、実際の診療内容など客観的な指標については取得困難であることから、一定の限界がある

参天製薬=https://www.santen.com/ja


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