- Hobby&Culture2026/01/26 19:55
矢野経済研究所、玩具市場に関する調査、2024年度の主要8品目の市場規模は前年度比3.7%増の4602億円と成長が続く

矢野経済研究所は、国内の玩具市場を調査し、現況、玩具品目別や参入企業の動向、および将来展望を明らかにした。その結果、2024年度の玩具市場規模(主要8品目)は前年度比3.7%増の4602億円と成長が続く。
2024年度の玩具市場規模(メーカー国内出荷金額ベース)は、主要8品目で4602億円(前年度比3.7%増)、テレビゲームを含んだ主要9品目では7252億円(同7.5%減)と推計した。
主要8品目の内訳では、厳しい局面が続いてきた女児キャラクター・女児玩具と、ジグソーパズル(基礎玩具市場に含まれる)はプラスに転じた。両市場ともインバウンド(訪日外国人客)需要とキダルト層(KidとAdultを組み合わせた造語、子ども心を有する大人層)を取り込む事に成功した。主要8品目のなかで最も高い成長率を示したのは、ぬいぐるみである。こちらもインバウンドによるお土産需要の拡大とともに、購買層の多様化がみられる。
主要9品目では、テレビゲームのハードウェア市場は「Nintendo Switch」の後継機発売への期待から買い控えが発生したことで、テレビゲーム市場はマイナス成長となった。
玩具産業を取り巻く環境としては、国内において急速に進展する少子化や物価高などに比例して実質賃金が上昇していないなど、経済環境のマイナス面は2025年度も存在することに変わりはない。
しかし、国内の玩具市場では、それ以上に“インバウンド需要”や“キダルト需要”を取り込むことが出来ていることから、市場全体では成長を続けている。出生数が減少の一途を辿っている日本国内で成長を目指すためには、インバウンド需要とキダルト需要への注力は必然といえる。
2025年度における玩具市場規模(メーカー国内出荷金額ベース)を、主要8品目で4659億円(前年度比1.2%増)、主要9品目では8609億円(同18.7%増)と予測する。前年度までと品目別の傾向は⼤きくは変わらず、8品目ではぬいぐるみが引き続き好調に推移する見込みで、9品目では「Nintendo Switch 2」が昨年6月に発売されたことから、飛躍的な成長を見込む。
[調査要綱]
調査期間:2025年10月~12月
調査対象:玩具・模型・ホビー・テレビゲーム関連メーカー、卸問屋、小売事業者等
調査方法:同社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、電話・電⼦メールによるヒアリング調査、ならびに文献調査併用
[小売価格]19万8000円(税込)
矢野経済研究所=https://www.yano.co.jp
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