- マイライフストーリー2025/12/23 17:00
JA共済連がα世代の農業体験と教育効果に関する調査を実施、親の約8割が農業体験を通じて子どもの成長を実感

JA共済連(全国共済農業協同組合連合会)は、農業体験がもたらす教育効果に着目し、α世代(2010年以降に生まれた15歳以下の子ども)の子どもを持つ親とα世代の子ども本人を対象とした、農業体験への意向や期待される効果、身についたこと等を調べる「α世代の農業体験と教育効果に関する調査」(10月31日~11月7日)を実施した(調査方法:インターネット調査、調査対象:調査(1)4歳~15歳のα世代の子どもを持つ30代~50代の親1万人(男性5035人、女性4965人)、調査(2)調査(1)のうち「子どもに農業体験をさせたい」と回答した、4歳~15歳のα世代の子どもを持つ30代~50代の親2350人(各都道府県50人ずつ)と小学5年生~中学3年生のα世代の子どもn=936(男子496人、女子440人)。
JA共済連では、農業振興活動の一環として、農業体験がもたらす子どもへの教育効果に着目し、α世代(2010年以降に生まれた15歳以下の子ども)の親と小学5年生~中学3年生のα世代の子ども本人を対象とした調査を実施した。


α世代は、幼少期からデジタルデバイスが身近にある世代で、デジタル分野の教育体験が注目されがちだが、調査の結果、直近1年以内の農業体験の経験率は56.2%で、2人に1人は農業体験があることが分かった。また、α世代の子どもを持つ親の75.7%が「農業体験をさせたい」と回答しており、子育てにおける農業への期待がうかがえた(調査(1))。


実際に農業体験をしたα世代の農業へのイメージは、「社会の役に立つ」(91.3%)が最も高く、「面白そう」(68.3%)、「楽しそう」(61.1%)、「やってみたい」(55.6%)など、ポジティブな意見が多数だった。農業体験をした子どもの親も、「体験させて良かった」(92.1%)、「子どもの成長を実感」(83.5%)、「子どもに達成感を経験させられた」(82.2%)などと回答しており、農業体験の効果を実感していた(調査(2))。

一方で、77.7%の親が「子どもができる農業体験の機会が少ない」と感じており、75.7%が「体験の機会がもっと欲しい」と望んでいる(調査(1))。将来の仕事として農業を考える子どもも増えており、農業体験をしたα世代の38.6%が「将来、農業をしてみたい」と回答。親も83.4%がそれを「応援したい」と答えており、子どもの選択を尊重する姿勢と、農業を社会に必要な産業と捉える意識が見て取れた(調査(2))。

















