- Study&Work2025/12/23 11:55
タマディック、エンジニアがよりよく働ける環境づくりを追求する健康経営の取り組み「タマディック健康経営研究所」を発足

タマディックは、「All for Well Engineer Life」をコンセプトに掲げた新オフィスを来年に稼働開始することを背景に、エンジニアがよりよく働ける環境づくりを追求する健康経営の取り組みの一環として、「タマディック健康経営研究所」を発足した。同研究所では、新しい働き方やウェルビーイングの観点から健康経営をとらえ、社内外に向けた情報発信や知見創出を進める予定。これらの活動を通じて、同社は日本の社会、特にエンジニアリング業界を中心に健康経営の意識向上や浸透を目指していく考え。
また同時に、健康経営に関する社内意識調査の結果や、社員の健康データ・施策実績を具体的な数字でまとめたインフォグラフィックスを公開した。この資料では、過去5年間で生産性(1人あたりの売上)が約24%向上したことなど、健康経営が社員の健康増進だけでなく、企業成長にも大きく寄与している実態を公開している。
同社では2017年から「タマディック健康宣言」を制定し、2021年からインセンティブ(目標達成祝金)を用いた健康増進プログラム「健康チャレンジ!」を継続するなど、新しい働き方やウェルビーイングの観点から健康経営を積極的に推進してきた。さらに今年度からは、「All for Well Engineer Life」をコンセプトにした新オフィスの来年度稼働開始に向けて、総合エンジニアリング企業として健康経営により一層重点的に取り組んでいる。今回同社は、これらの健康経営の取り組みや成果を調査し、社内外に発信するべく「タマディック健康経営研究所」を発足した。

「タマディック健康経営研究所」の第一弾の活動として、インフォグラフィックスを公開する。同資料では、「オフィスサウナ」、「健康チャレンジ!」、「健康診断・二次健診の推進」、「4人の保健師」の4つのポイントから、同社が推進する健康経営施策を実績データとともに紹介している。

2017年度から取り組んでいる健康経営の実績として、生産性(1人あたりの売上)が過去5年で約24%向上したことや、2023年度に売上(173億円)と健康社員率(定期健康診断において「異常なし」または「軽度異常判定」の判定を受けた社員の割合)(26.6%)において両者ともに過去最高数値を達成したことが挙げられ、健康経営が社員の健康増進のみならず、企業の成長にも貢献していることが示唆された。また、経済産業省・日本健康会議が選ぶ「健康経営優良法人2024」中小規模法人部門において3年連続で「ブライト500」のトップ層となる上位50位以内に3年連続で認定されており、社外からの評価も得られている。

世界的建築家・坂茂氏が設計し、2021年に竣工したタマディック名古屋ビルの8階には、日本で初めて駐日フィンランド大使に認定されたオフィスサウナ「LUOVA SAUNA(ルオバ・サウナ)」が設置されている。
今回実施した調査では、社員の3割強(31.0%)、特に所内勤務の社員では約6割(59.0%)にサウナの利用経験があり、2024年度1年間でのべ706人が利用していることがわかった。また、利用者のうち4割弱(37.9%)が「サウナ利用を通じて他社員とのコミュニケーションが増えた」と回答し、さらにおよそ4人に1人(23.5%)が「業務に役立つ新たな発見や刺激を得られた」と回答した。取引先とともに利用する社員もおり、オフィスサウナが社内交流やリフレッシュのためのみならず、業務の円滑化やイノベーション促進、社外交流にも効果があることが明らかになった。

同社は2021年度から禁煙や健康的な減量、健康的な生活習慣の維持に成功した社員に祝金を支給する健康増進プログラム「健康チャレンジ!」を実施している(前身となる「禁煙チャレンジ」は2019年から開始)。2025年現在は、健康診断判定コース、ボディメイクコース、禁煙コース、歩数コース、睡眠コースの5コースを実施しており、2021~2024年度の4年間で祝金支払総額は2000万円にのぼる。特に、体重と腹囲の減少を目的とするボディメイクコースの参加層においては肥満率が5年間で21.2ポイント減少しており、「健康チャレンジ!」施策が社員の健康増進に大きく寄与していることがわかる。さらに、生活習慣病関連の医療費が5年間でマイナス伸び率となっており(被扶養者も含む)、医療費削減にも貢献できている。

また、今年度の「健康チャレンジ!」の参加率は65.6%と6割を超え、開始当初の2021年度の参加率である19.8%と比較して、より多くの社員の健康意識が高まっていることがわかる。

同社では定期健康診断受診率100%、二次健診受診率70%以上の目標を掲げ、定期健康診断受診率について100%を継続している。二次健診受診率については81.4%(2024年)となり、2014年の二次健診受診率である3.6%から10年間で約23倍の受診率を記録している。また、同社では定期健康診断の総合判定において“異常なし”または“軽度異常判定”の社員割合を「健康社員率」と定義し、27.0%を目標に掲げ、年間を通して健康施策に取り組んでいる。

同社では従業員1200人規模に対して産業保健師を4人配置している。これは一般的な配置基準である1000人あたり1~2人を大きく上回っており、「健康チャレンジ!」の推進と周知をはじめ、社員の健康増進をサポートする充実の体制を実現している。

さらに、タマディック健康経営研究所はインフォグラフィックスの公開に先立ち、社内で健康経営に関する意識調査を実施した(有効回答数:1044件)。
調査では、社員のうち83.9%が「タマディックの健康経営」を認知し、64.1%が「上司や職場が社員の健康増進の取り組みを推奨している」と回答。健康経営の考えが組織全体に浸透しつつあることが明らかになった。「健康チャレンジ!」の参加率向上や肥満率の減少を踏まえ、これからも健康経営の社内認知の拡大や環境構築を目指していく。
さらに、40.1%の社員が「タマディックに入社してから自分の健康意識が高まった」と回答。特に、25歳未満の社員においては50.0%が「健康意識が高まった」と回答しており、若手新入社員においても健康経営施策が浸透していることが示唆される。また、60.8%の社員が「働く会社を決める際に健康経営に取り組んでいる会社は魅力的に映る」と回答しており、健康経営が採用や人材定着に好影響を与えていることが示唆された。
タマディックは、来年春に坂茂氏設計の新オフィス「豊田オフィス Mobius Park」「一宮オフィス Robo Lab.」を竣工予定。新オフィスでは、コンセプトに「All for Well Engineer Life すべては、良いエンジニア人生のために。」を掲げており、自動車事業部の新たな拠点「豊田オフィス Mobius Park」では、オフィスサウナのほか、子ども連れでも出勤が可能なエリアの設置も予定されている。また、「タマディック健康経営研究所」の取り組みとして、引き続き社内の健康経営に関する情報を発信していくほか、外部調査や産学連携も計画している。
タマディックは、社員の健康と企業成長を両立し、総合エンジニアリング業界の健康経営をリードする存在として、さらに健康経営を推進していく考え。
タマディック=https://www.tamadic.co.jp
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