- Drink&Food2025/11/26 19:26
フジパン、「中部北陸マルシェ」シリーズから「コッペパン 能登の塩キャラメル&ミルク」などを期間限定発売

フジパンは、「中部北陸マルシェ」シリーズの新商品として、石川県珠洲市と石川県志賀町の特産品を使用した新商品2品を12月1日から発売する。フジパンでは、昨年12月に石川県志賀町産「能登金時」を使用した「スナックサンド能登金時芋&ミルク」、今年2月には、珠洲市で製造された「大谷塩」を使用した「能登の塩バニラメロンパン」を発売した。前回の発売時に大きな反響を得たことから、継続支援の一環として、両地域の特産品の魅力を広く伝えるとともに、商品を通じて震災復興に取り組む両自治体と生産者を引き続き応援していく。
震災、豪雨災害で大きな被害にあった珠洲市は現在、道路整備は進み、集落単位での孤立は解消されたが、個々の住宅の被害は残っており、約600世帯が仮設住宅等で生活をされている現状。珠洲市の年間歳出は約110億円という状況の中、公共インフラ復旧や地域再生には約1200億円の整備費が見込まれている。一方で、珠洲市において江戸時代初期、400年以上前から作られてきた「大谷塩」は、揚げ浜式の製法として、戦後もその技法を角花家が途絶えさせず、現在まで守り抜いてきた。能登特有の気候で生まれるミネラルが豊富で、甘みの感じられる希少な塩となっている。
「コッペパン 能登の塩キャラメル&ミルク」は、大谷塩(能登の塩)使用のキャラメルクリームとミルクホイップをサンドしたコッペパン。パッケージには、中部・北陸マルシェのロゴマークと、能登のシンボルとしても有名な「見附島」と能登の海をデザインした。やわらかな水彩画風のタッチでふるさとの海をイメージしたパッケージとなっている。
今回使用している「大谷塩」は、揚げ浜式塩田による江戸時代以前から続く伝統の製塩法を基に、能登の土地が生み出すミネラル豊富な海水を用いて作られた。「大谷塩」は汲み上げた海水を塩田に何度もまき、太陽と風の力で蒸発させて出来た「かん水」を釜で炊き上げて完成させる「揚げ浜塩」と呼ばれている。

志賀町では、全国からの職員派遣などの支援を受け、令和6年能登半島地震からの復興が着実に進んでいる。復興に向けた基本理念として「かえる、志賀町」を掲げ、安全で魅力ある町づくりを推進していく。今回使用している「能登金時」をはじめ地域農業の復興に取り組んでおり、栽培面積の確保や品質維持に努めている。「能登金時」は生産量が限られる希少な作物。主に、宝達志水町よりも北側で栽培し、サツマイモ高系14号という品種となっている。JAの指針で栽培され、志賀町で多く生産している。昔ながらのホクホクとした食感と自然な甘みが特徴で、加工がしやすいことも特長となっている。
「カステラサンド 能登金時芋」は、カステラと能登金時芋使用のあんとミルクホイップをサンドした。パッケージには、中部・北陸マルシェのロゴマークと、日本最古の木造灯台とされる、旧福浦灯台、能登の海をやさしいタッチの水彩画風にデザインし、志賀町からのメッセージを添えたパッケージとなっている。
志賀町で生産されている「能登金時」は年間約50トン程が出荷されている。さつまいもの品種「能登金時」は2008年(平成20年)に能登野菜に認定され、主に日本海に近い砂丘地で栽培されています。甘みが強く、ホクホクとしており、さつまいものブランドとして人気となっている。志賀町では、「志賀町セレクション」として「能登金時」をはじめ、多くの地域特産品をWebサイトでその魅力を発信している。
[発売日]12月1日(月)
フジパングループ本社=https://www.fujipan.co.jp
















