キユーピー、現行に比べて約17%の軽量化を実現したマヨネーズのキャップを開発し「キユーピー マヨネーズ700g」に採用

左から:キユーピー マヨネーズ(700g)、軽量化した新キャップ

キユーピーは、現行に比べて約17%の軽量化を実現したマヨネーズのキャップを開発した。同キャップをキユーピー マヨネーズの700gに初めて採用し、11月中旬製造分から順次切り替える。長年の容器包装開発の知見を生かし、従来約5.2gだったキャップを約4.3gまで軽くした。これによって、プラスチック削減率は約17%となり、年間で約3.4トンのプラスチック削減(前年出荷実績に基づく同社試算)となる。

キユーピー マヨネーズの包材については、2000年に約15%軽量化したポリボトルを採用するなど、これまでも環境に配慮した取り組みを行ってきた。現在の細口と星型が2通り使えるダブルキャップは2005年に採用された。キャップに使われるプラスチックの量はマヨネーズの容器包装全体の約2割を占めていることから(700gサイズを基に算出)、キャップの軽量化がプラスチック削減に寄与すると考え、全面的な見直しを進めてきた。今年、キユーピー マヨネーズの発売100周年にあわせ、700gで初めて採用する。

マヨネーズのように、繰り返し開け閉めして使う調味料のキャップには、耐久性はもちろん、使いやすさも欠かせない。消費者が新しいキャップになっても変わらず使いやすさを感じてもらえるよう、微細な調整を重ねた。

左から:現在のキャップ、軽量化キャップ   

キャップの高さを3.9mm低くし、さらにキャップの開閉時に滑りにくくするために凹凸になっている部分の面積を減らすなど、軽量化を徹底した。

左から:現在のキャップ、軽量化キャップ   

現行キャップは、マヨネーズが垂れないように出し口を高くしていたが、その分プラスチックの使用量が多くなっていた。軽量化キャップでは出し口が低くてもマヨネーズが垂れないよう、出し口の位置を中心から手前に移動させた。

キユーピーグループは、グループのサステナビリティ目標として「2030年度にプラスチック排出量削減率30%以上(2018年度比)」を掲げている。同取り組みにって、年間でプラスチックの使用量を約3.4トン削減、CO2排出量(GHG(温室効果ガス)排出量[トン-CO2e]、資材サプライヤーの試算)を約13トン削減できる見込みとなっている。

キユーピーは容器包装の改良を通じて、消費者の食生活をさらに便利にするサステナブルな商品を開発していく考え。

[小売価格]842円(税込)
[発売日]11月中旬製造分から順次切り替え

キユーピー=https://www.kewpie.com


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