キリンビール、冬限定「SPRING VALLEY BREWERY まろみのエール」を発売、代官山 蔦屋書店とのコラボ企画「蔦夜書店」も開催

左から:キリンビール クラフトビール事業部長の大谷哲司氏、代官山 蔦屋書店 店長の湯澤洋介氏

キリンビールは、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY BREWERY」から、冬限定商品として「SPRING VALLEY BREWERY まろみのエール(期間限定)(以下、まろみのエール)」(350ml缶)を12月2日から発売する。「まろみのエール」は、ノルウェーの様々な工夫を凝らして、長い冬のおうち時間を楽しむ文化の一つである「コーシェリ」から着想したクラフトビール。12月13日には、“コーシェリナット”をテーマに代官山 蔦屋書店とのコラボレーション企画「蔦夜書店-代官山 蔦屋書店×SPRING VALLEY BREWERY-」(以下、蔦夜書店)を開催する。この開催に先立ち、本と一緒に「まろみのエール」を楽しむコーシェリ体験会が10月22日に行われた。

キリンビール クラフトビール事業部長の大谷哲司氏

「クラフトビールの市場規模は、昨年は微減も、ビール類内構成比はほぼ横ばいとなっている。現在のブルワリー数は900を超えており、クラフトビールへの飲用に対する興味は全世代で年々上昇している」と、キリンビール クラフトビール事業部長の大谷哲司氏がクラフトビールの市場概況を説明。「ビール市場全体を見ると、長年にわたり減少傾向が続いており、流通しているほとんどのビールのビアスタイルがピルスナーになっている。今後のビール市場には、多種多様で味わいが豊かなビールの魅力を知る・選ぶ・楽しむ環境を作っていくことが重要となる。その中で当社は、『みんなと共に、日本ビールの新たな100年を!』というビジョンを掲げ、2030年にクラフトビールの市場構成比を5%まで引き上げることを目指している」と、同社のクラフトビールビジョンを語る。

「SPRING VALLEY BREWERY まろみのエール」と本を楽しむ「蔦夜書店」イメージ

「クラフトビール事業部の展開としては、ブルワリーとしての志やストーリーを感じられる魅力的な新商品を発売すると共に、飲食店や量販店を中心とした顧客とクラフトビールの出会いの場をさらに広げていく。また、ステークホルダーとのつながりを強化し、クラフトビールカテゴリ全体の成長をサポートしている」と、クラフトビール事業部の活動方針を示す。「今回、『まろみのエール』の発売にあたりコラボする代官山 蔦屋書店とSPRING VALLEY BREWERYは、人々の暮らしに寄り添い、個性や感性を尊重しながら、日常をより豊かで幸せなものに変えていきたいという同じ志を持っている。さらに、代官山という街で、文化と暮らしに寄り添い、地域の豊かさとつながりを育んでいる。この両者が手を取り合い、コミュニティへの貢献と新しいライフスタイルの提案を実現する第一歩として、“コーシェリナット”をテーマにしたコラボ企画『蔦夜書店』を開催する」と、代官山 蔦屋書店とのコラボ企画を展開するに至る経緯を説明した。

キリンビール クラフトビール事業部の柳下桂一郎氏

続いて、同社 クラフトビール事業部の柳下桂一郎氏が、「まろみのエール」の開発背景について紹介した。「SPRING VALLEY BREWERYでは、こだわりやストーリーを大事にし、自分の時間を大切にする“生活充実欲求者”のインサイトに応える商品を提供してきた。今冬の新商品開発にあたっては、忘年会などで人と一緒にいることが多い中で、自分の時間は大切にしたいというターゲットインサイトに加えて、冬シーズンにホワイトビールの販売量が伸長する傾向があることに着目した」とのこと。

「SPRING VALLEY BREWERY まろみのエール」

「そして、ブランド名の由来である『スプリングバレー・ブルワリー』の創業者ウィリアム・コープランドの故郷であるノルウェーの文化『コーシェリ』から製品コンセプトの着想を得た。『コーシェリ』では、長い冬の自分時間を多種多様な過ごし方で豊かに楽しんでいることから、寒い中でもおだやかで幸せな気持ちになれるホワイトビールとして『まろみのエール』を発売する」と、ノルウェー文化「コーシェリ」から着想したクラフトビールなのだとアピールした。

キリンビール マーケティング部 商品開発研究所の北野伶美氏

「まろみのエール」の中味のこだわりについては、同社 マーケティング部 商品開発研究所の北野伶美氏が説明した。「冬に飲みたくなるクラフトビールを届けたいという想いを込め、海外のウインタービールから想起される『濃い・重い』イメージとは異なる冬のビールを目指した。あたたかい気持ちでほっとするひと時を過ごせるような、フルーティで華やかな香り、ほんのりとした甘みで飲みやすく、かつ飲み飽きない味わいになっている」と、日本の冬にぴったりなホワイトビールが完成したと胸を張る。「小麦麦芽を使用することで、やわらかな口当たりと甘みがありつつ、すっきりとして重すぎない味わいにした。また、シナモンとコリアンダーの2種類のスパイスで、ホップの華やかな香りにアクセントが効いた複雑な香りを実現している。フードペアリングとしては、サクサクの食感とスパイスの相性が良いミートパイやシナモンロール、しっかりした味付けで色で合わせたクリームシチューや石狩鍋、燻製香と合わせて味の変化を楽しめるうずらの燻製などがおすすめ」と、中味製法のポイントとフードペアリングを教えてくれた。

代官山 蔦屋書店 店長の湯澤洋介氏

SPRING VALLEY BREWERYとのコラボ企画「蔦夜書店」の概要について、代官山 蔦屋書店 店長の湯澤洋介氏が紹介した。「『蔦夜書店』は、閉店後の店内で、ゆっくりと読書を楽しんでもらうために企画したイベント。店内ツアーやコンシェルジュによる本の提案など、普段は体験することができない様々なコンテンツを用意している。今回のSPRING VALLEY BREWERYとのコラボ企画では、“コーシェリナット”をテーマに開催。ノルウェー語でコーシェリは『心地の良い』『素敵な』、ナットは『夜』を意味しており、12月の忙しさをひと時忘れて、都会の喧騒から離れた心温まる夜を過ごしてもらう」と、抽選で50名を招待する特別なイベントなのだと強調する。

「SPRING VALLEY BREWERY まろみのエール」と本を楽しむ「蔦夜書店」イメージ

「イベントでは、本と交換できるスペシャルカードが入ったインビテーションを配布。文学コンシェルジュが選んだ『コーシェリナットに読みたい本』10冊の中から好みの1冊をプレゼントし、選書の理由や背景も紹介する。また、新作『まろみのエール』をはじめとしたSPRING VALLEY BREWERYのクラフトビールを提供。料理研究家のワタナベマキ氏が作るクラフトビールに合う料理を、対談と共に楽しむことができる」と、ランタンが灯る閉店後の蔦屋書店で、クラフトビールを片手に本や食事を楽しみながら過ごす贅沢な時間を提供すると話していた。

左から:キリンビール マーケティング部 商品開発研究所の北野伶美氏、代官山 蔦屋書店 文学コンシェルジュの間室道子氏

ここで、キリンビールの北野氏と、代官山 蔦屋書店 文学コンシェルジュの間室道子氏によるトークセッションが行われた。書店員歴約30年で、元祖カリスマ書店員とも呼ばれている間室氏は、「私たち文学コンシェルジュは、書店と本の門番として、書店のドアを開き、本のページをめくるとこんな世界が広がっているということを、幅広い人たちに伝えている」と、文学コンシェルジュの役割を紹介。「まろみのエール」を飲んだ感想を聞いてみると、「泡がとてもおいしい。また、後味がしっかりしていて、飲んだ後まで満足感がある。冬の料理にぴったりで、料理の邪魔をせず、それでいて料理に負けない味わいだと感じた」と絶賛していた。これに北野氏は、「開発担当者として、泡のおいしさに着目してもらえてうれしい。冬の料理には、あっさりしたもの、濃いものなど様々な味わいがあるので、自分に合ったフードペアリングを見つけてほしい」と笑顔を見せていた。

代官山 蔦屋書店 文学コンシェルジュの間室道子氏

最後に間室氏は、「コラボ企画『蔦夜書店』では、『コーシェリナットに読みたい本』として10冊を選んだが、この中には、楽しい、あたたかいだけでなく、読み味として苦味のある本も入れている。苦味を糧にできるのが、大人の読書であり、ビールであると思っている。当日は私のトークセッションもあるので、ぜひ『蔦夜書店』を楽しみにしてほしい」と、「蔦夜書店」でクラフトビールに合う1冊と出会ってほしいと話していた。

[小売価格]245円(税別)
[発売日]350ml缶:12月2日(火)

[「蔦夜書店-代官山 蔦屋書店×SPRING VALLEY BREWERY-」概要]
日程:12月13日(土)~14日(日)
時間:24:00~6:00
場所:代官山 蔦屋書店
定員:抽選50名
参加費:8800円(税込)
参加方法:11月7日(金)までにWebで申し込み
当落発表:11月14日(金)

キリンビール=https://www.kirin.co.jp/
SPRING VALLEY BREWERYブランドサイト=https://www.springvalleybrewery.jp/
蔦夜書店-代官山 蔦屋書店×SPRING VALLEY BREWERY-=https://store.tsite.jp/daikanyama/event/t-site/50651-1717301020.html


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