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一番使われない調味料「酢」が一番使われる調味料へ、"かけるだけ"や"あえるだけ"などより手軽に扱える酢を使った料理やレシピも提案

2019.06.20 21:18 更新

 「料理のさしすせそ」は、それぞれ調味料のことを指しており、「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」は酢、「せ」は醤油(醤油は昔「せいゆ」と表記したため)、「そ」は味噌を意味している。これらの調味料は、私たち日本人にとって欠かせないものであり、和食を代表するお寿司やてんぷらなど、身近な食べ物に利用されている。この5種の調味料のうち、家計における「酢」への支出や消費量が近年、激減している。総務省の家計調査(総世帯)によると、2004年をピークに、支出および消費量は減少しており、とくに支出は2004年に比べて2017年では約30%も減ってしまった。リビングくらしHOW研究所が実施した「調味料についてのアンケート」(2017年 女性1337名)によると、よく使う調味料のトップ5は醤油、塩、味噌、砂糖、こしょうの順となっており、酢はランク外となっている。

 2014年のミツカンの「和食と、和食に欠かせない調味料」調査においても、調味料のさしすせそ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)のなかで一番使わないのが「酢」で69.2%だった。全体の約半数が「今後上手に使いこなしたい調味料」「使いこなすのが難しい調味料」として「酢」を挙げているだけに、使いたくないのではなく、使いこなすことができていない調味料といえそうだ。これを裏付けるように、「酢」のイメージは、「健康によい」(93.7%)が圧倒的な1位となっており、「疲労回復」(60.4%)や「食欲増進」(37.1%)、「体がやわらかくなる」(33.3%)も多くの回答を集めている。近年健康に気遣う人が増加傾向にあるだけに、積極的に取り入れたい調味料であることがうかがえる。

 そこで、お酢を展開する食品メーカーでは、調味料としてもっと「酢」を活用してもらうべく、様々な製品を展開中だ。創味食品は、「だしのきいたまろやかなお酢」(299円:税別)を3月1日から発売した。だしのきいたまろやかなお酢、略して「だしまろ酢」は、国産の厳選素材にこだわった調味酢とのこと。国産のりんご酢に、かつおの香りが豊かで雑味が少ない点が特徴の焼津産の花かつおと、クセのない香りと濃厚な旨みが特徴の利尻昆布から抽出した一番だしを配合した。ひと釜ひと釜煮出す、昔ながらの製法で抽出することによって、素材の旨味を最大限に引き立て、まろやかでコクのある味わいを実現した。お酢は味を決めるのが難しい調味料といわれるが、「だしまろ酢」があれば、“かける”だけ、“和える“だけなど、「〇〇するだけ」で誰でも簡単に味を決めることができるという。また、国産のゆず果汁がきいており爽やかな風味に仕上がっているので、炒め物や揚げ物など、油を多く使う料理もさっぱり仕上がるとのこと。ゆずの香りはジャンルを問わず、様々な料理と相性が良いため、和洋中を問わず使用できるという。

 ミツカンでは、好調な調味酢市場のさらなる活性化を目指し、調味酢の新たな活用シーンとして、サラダやカルパッチョなどにビネガーとオイルをかけ、シンプルに素材を味わうスタイルを提案している。また、手軽にスタイルを楽しんでもらうために、専用調味酢「VINEGAR Style」シリーズを発売した。「VINEGAR Style アップルビネガー&レモン」(259円:税込)は、アップルビネガーに砂糖と塩、レモン果汁を加えたシンプルな味わいの調味酢となっている。「VINEGAR Style 白ワインビネガー&ハーブ」(259円:税込)は、白ワインビネガーに砂糖と塩を加え、ハーブ・スパイスで風味付けしたシンプルな味わいの調味酢だという。

 鍋にはもちろん、サラダ、肉料理、焼魚など幅広いメニューに合うぽん酢は、何にでも使える便利さや、さっぱりとしたおいしさで人気の調味料となっている。近年では、そのなかでも600mlの大容量タイプが市場で伸びており、たっぷりと使えるものがトレンドであることが見受けられるとのこと。そんなぽん酢において、ヤマサ醤油では昆布だしを加えたまろやかさが特長の「ヤマサ 昆布ぽん酢」が発売から20年と、長年支持されるロングセラーとなっているという。そこで、新たな容量提案として500mlの「ヤマサ 昆布ぽん酢」(350円:税別)を新発売する。容量の新しさはもちろん、味も柑橘感をアップし、よりさわやかな味わいに仕上げた。まろやかさとコクに、すっきりとした味わい、そして500mlのためたっぷりとかけられることから、春夏の時期におすすめのサラダメニューにもぴったりだとか。同時に、既存容量の「ヤマサ 昆布ぽん酢」360mlパック/600mlパックも、味とパッケージをリニューアルしている。

 フジジンは、今年春の新商品として、「これ一本で!きまりま酢」(260ml 248円/1.2L 594円:税込)を発売した。同品は、砂糖や食塩などを合わせる必要がないので、料理の苦手な人でも簡単に美味しい酢の物料理がきまる調味酢となっている。酢の物、お寿司、ピクルス、マリネなど、いろいろなお酢料理がこれ1本で作れるとのこと。商品を紹介するホームぺージには、同品を使ったレシピを掲載。「きまりま酢で簡単ピクルス」「きまりま酢で揚げずに簡単!酢豚」「簡単!キュウリとタコの酢の物」「きまりま酢で簡単!エビ玉」の4品の調理法を紹介している。

 キューピー醸造が2月14日に発売した「芳醇ビネガーソース ハーブ&ワインビネガー」は、照りツヤのよい料理に仕上がるビネガーソースとなっている。芳醇な香りとコクのあるワインビネガーを組み合わせ、ハーブとスパイスをほどよく効かせたという。同社のおすすめレシピでは、じっくり火を通したジューシーなローストビーフに同品をかけた「ローストビーフ ハーブ&ビネガーソース」を提案。ハーブとワインビネガーの芳醇な香りと味わいが赤身肉のうま味を引き立てるという。かけ残りがよく、手の込んだ深い味わいなので、手軽に上質感のあるメニューが提供できる。

創味食品=http://www.somi.jp/
ミツカン=http://www.mizkan.co.jp/
ヤマサ醤油=https://www.yamasa.com/
フジジン=http://www.fujijin.co.jp/
キューピー醸造=https://www.kewpie-jyozo.co.jp/


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