- Study&Work2025/05/26 13:09
日本生命、これまでの契約者配当に加え新たな契約者配当として「長期継続配当」を創設

日本生命は、これまでの契約者配当に加え、新たな契約者配当として、4月1日から「長期継続配当」を創設する。
相互会社である同社は、より長期的な視点から契約者利益を最大化すべく、今後も高い健全性を確保し、保険金・給付金等の確実な支払いに努めながら、収益拡大や商品・サービスの充実に資する成長投資に取り組むとともに、毎年の配当についても長期安定的に充実させていきたい考え。
同社では、配当に関する独自指標として、実質的な利益のうち契約者への配当の割合を示す「お客様配当性向」を定めており、中期経営計画(2024~2026)においては、契約者配当性向の目標水準を「安定的に50%程度」から「安定的に60%程度」へ引き上げ、より一層の充実を目指している。
なお、2024年度決算の配当実績(2025年4月支払開始)は、個別保険において2年連続の増配(利差益配当は9年ぶりの増配)を実施し、配当準備金繰入額等(配当準備金繰入額と配当平衡積立金の積立額の合計額)は3016億円(うち個別保険の配当準備金繰入額は1026億円、対象件数は約1100万件)、お客様配当性向は64%となる見込み(*2024年度決算配当は2025年7月に開催予定の総代会にて正式に決議される)。
2025年度以降もお客様配当性向の目標を安定的に達成するために、「長期継続配当」を創設する。
同社は、毎年の剰余金を配当として支払うとともに、長期にわたる保険金・給付金等の確実な支払いのために自己資本として着実に積み立ててきた。今回、自己資本の積立等を通じ、世界トップクラスの健全性水準が確保されていることを踏まえ、「長期継続配当」による契約者配当のさらなる充実を目指す。
「長期継続配当」は、自己資本積立への貢献が大きい長期に継続している契約に対して、これまでの収支に応じた配当を支払う。
[創設日]2026年4月
日本生命=https://www.nissay.co.jp