チューリッヒ保険、「Z世代の環境意識とチル消費に関する実態調査」を実施

調査サマリー

チューリッヒ保険は、Z世代の環境意識とチルに関する実態調査を実施した。その結果、山を通じて環境へ意識を向けるZ世代の60.7%が山への魅力として「チル(「のんびりする・まったりする・くつろぐ・心身をリラックスさせる・落ち着ける」などの状態を指す)」を感じるからと回答した。また、「ニュース」「ゴミの分別を行うとき」「カフェの紙ストロー」など日常の中で環境意識を高めるZ世代の実態が明らかになった。

チル消費が増加している背景の一つに、現代のストレスフルな社会情勢が影響していることが考えられる。SNSでは「チル」がキーワードにもなっており、チルを感じる方法として自然とのふれあいが挙げられている。そこでデジタルネイティブ世代であるZ世代1009名に対し、環境問題を意識する瞬間やその理由を調査した。

「Q1.あなたは、環境問題に対してどの程度危機意識を感じていますか。」(n=1009)と質問したところ、「非常に危機感を感じている」が15.1%、「やや危機感を感じている」が47.1%という回答となった。

Q1で「非常に危機感を感じている」「やや危機感を感じている」と回答した人に、「Q2.あなたが危機感を感じている環境問題を教えてください。(複数回答)」(n=627)と質問したところ、「気候変動」が63.2%、「CO2の排出問題」が56.3%、「森林破壊」が48.3%という回答となった。

Q1 「非常に危機感を感じている」「やや危機感を感じている」と回答した方に、「Q3.あなたが環境問題に危機意識を持ったきっかけを教えてください。」(n=627)と質問したところ、「テレビ」が38.9%、「学校の授業」が28.7%、「SDGsが注目され始めてから」が11.0%という回答となった。

Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q4.Q3で回答した以外に、環境問題に危機意識を持ったきっかけがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=608)と質問したところ、「夏の暑さが年々ひどくなっているのを感じたため」や「動物園で絶滅危惧種をみたこと」など 358 の回答を得ることができた。

「Q5.あなたは、日常生活の中で環境や自然について意識する瞬間はどの程度ありますか。」(n=1009)と質問したところ、「非常にある」が13.2%、「ややある」が44.3%という回答となった。

Q5で「非常にある」「ややある」と回答した人に、「Q6.あなたが環境や自然について意識する瞬間はどのようなときですか。具体的に教えてください。(複数回答)」(n=580)と質問したところ、「環境問題に関するニュースや記事を見たとき」が68.4%、「ゴミの分別を行うとき」が39.1%、「海や川に行ったとき」が34.3%という回答となった。

Q6で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q7.Q6で回答した以外に、環境や自然について意識する瞬間があれば、教えてください。(自由回答)」(n=568)と質問したところ、「自然災害や異常気象」、「バイトで食品を捨てるとき」など277の回答を得ることができた。

Q6で「山に行ったとき」と回答した方に、「Q8.あなたが山に行った際、どのようなアクティビティを行いますか。当てはまるものを教えてください。(複数回答)」(n=117)と質問したところ、「自然探索」が58.1%、「キャンピング」が37.6%、「サイクリング」が 34.2%という回答となった。

Q8で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q9.あなたが思う山や森林の魅力を教えてください。(複数回答)」(n=112)と質問したところ、「日々のストレスを発散することができる」が63.4%、「チルを感じることができる」が60.7%、「感動的な風景や自然を味わうことができる」が 0.7%という回答となった。

Q9で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q10.Q9で回答した以外に、あなたが思う山や森林の魅力があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「空気が澄んでいる」や「さまざまな貴重な動植物を見られる」など58の回答を得ることができた。

今回の調査を通じ、Z世代の多くが環境問題に危機感を持っているという実態が明らかになった。特に「気候変動」や「CO2の排出問題」に関する危機感が高く、約6割ものZ世代が日常生活を過ごす中、「環境問題に関するニュースや記事を見たとき」や「山に行ったとき」などさまざまな場面で環境を意識しているようだ。近年では、キャンプや自然に触れる体験によるチル消費が注目されており、今回の調査でも山や森林の魅力について聞いたところ、「日々のストレスを発散することができる」や「感動的な風景や自然を味わうことができる」などの声が挙がった。このような自然の中での体験を求め、SNSやデジタル文化から離れる「デジタルデトックス」という言葉も生まれた。デジタルと当たり前に触れ合う世代だからこそ、対極とも言える自然への関心も高いことが推察できる。

[調査概要]
調査概要:Z世代の環境意識とチル消費に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査機関:IDEATECH
調査期間:2月7日~2月13日
有効回答:毎日2時間以上SNSを利用している18歳~26歳未満のZ世代(1990年半ばから2010年代での出生)1009名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない

チューリッヒ保険=https://www.zurich.co.jp/


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