睡眠・リラクゼーション

睡眠不足は肥満の原因に、夏バテで睡眠への満足度が低下する中、寝具を頻繁に洗う人ほど睡眠に対する満足度は高まる傾向

2016.08.10 21:48 更新

 サニーヘルスのダイエット情報発信サイト「microdiet.net」によると、生活が不規則だったり睡眠不足が続いたりすると「最近太ったかも?しかもやせにくくなった気が・・・」と感じた経験のある人が多くなるようだが、実はこのことは、科学的に研究・立証されているという。米シカゴ大学の調査によれば、「適切な睡眠時間を確保することにより、脂肪の燃焼を増加させるだけではなく、食欲も抑えられる」という、「寝る子はやせる」といわんばかりの事実が判明した。

 寝るだけでやせられるとは、一体どういうことなのだろうか。調査では睡眠時間が短い場合、食欲増進の「グレリン」というホルモンの分泌が増え、一方、毎日7.5時間以上の睡眠をとると、食欲を抑えるホルモンの「レプチン」が分泌され、食欲を適正にするという結果が出た。また、代謝もアップし脂肪が燃焼されやすい体質になっていく。つまり、十分な睡眠を取ると食欲が正常になり、寝不足の状態では食べ過ぎになりやすいということだ。また、睡眠時間が少ないほど肥満率が高いという研究結果もあり、睡眠と肥満には関係性があることがわかっている。最適な睡眠時間は個人差があるものの、一般的に7時間~8時間といわれている。睡眠は、90分間を1サイクルとしてレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返していて、入眠から最初の3時間はノンレム睡眠の占める割合が高く、その後はレム睡眠の時間が長くなって徐々に目覚めていく。長く眠るほど「レプチン」が増えるわけではなく、ダイエット効果を考える場合、5サイクル分の7時間半が理想的だといわれている。

 しかし、寝苦しい夜が続く昨今では、しっかり睡眠できないという人がほとんどかもしれない。大塚家具が、7月9日~7月12日に、20歳~59歳の男女995名を対象に実施した「睡眠に関する意識調査」では、64.1%の人が睡眠に対して「不満」があると回答しており、「とても満足」と回答した人はわずか3.2%という結果になった。夏バテを実感する人の72.2%は睡眠に対し「不満」があると回答し、夏バテを実感しない人の「不満」57.4%に対して、約15%高いことが判明、さらに「とても不満」と答えた人は約2倍も高いことがわかった。また、夏バテを実感している人の49.7%が「寝具」に対して「不満」があると回答しており、夏バテを実感しないと回答した34.5%の「不満」に対して約15%高いことが判明した。夏バテの症状としてよくみられる「睡眠の悩み」について調査を実施したところ、起こりうる理由として選択されたのは、「精神的な疲れ、ストレス」34.6%が最も高く、次いで、「睡眠時間の不足」30.8%、「眠りが浅い」25.9%という結果だった。夏バテの実感と関係性が高いと考えられる「寝具」(マットレス・枕・他)が原因と答えたのはわずか15.3%(うち「枕があわない」9.1%、「マットレスがあわない」6.2%)と、「眠る前テレビ、スマホ・PCをする」が原因と答えた18.6%よりも低い結果となった。この調査から、夏バテを実感するか否かは「睡眠」の満足度だけでなく、「寝具」の満足度も大きく関わっており、一方で、「寝具」が夏バテの原因の一つであると考えている人はとても少ないということも判明した。

 「寝具」が夏バテの一因と考える人は少ないようだが、ライオンが実施した、20歳~59歳の女性1200名を対象にした「寝具と洗濯に関する実態調査」によると、「寝具の洗濯頻度が高い人」は「快適な睡眠がとれている」と回答していることがわかった。まず、寝苦しい夜を快適に過ごすためのアイテムや工夫としては、「冷感素材や冷感機能がある枕やマットなどを使う(38.3%)」がトップで、次いで「寝具を清潔に保つ(29.8%)」だった。実際に、どのくらいの頻度で寝具を洗濯しているのだろうか。寝具の洗濯頻度を質問したところ、「ねまき」は9割以上の人が週に1回以上洗濯しているのに対し、「ねまき」と同じく肌に直接触れる機会の多い「敷き・掛け布団カバー/シーツ類」は4割強、「枕カバー」は6割、「肌掛け・タオルケット/掛け布団」に至っては3割未満の人しか、1週間に1回以上洗濯をしていないことがわかった。寝具によって洗濯頻度に違いがあるようだ。快眠の工夫として「寝具を清潔に保つ」ことが上位にあがっていた。対象の寝具それぞれについて「洗濯頻度」と「快適な睡眠が得られているか」の回答を分析した。その結果、「ねまき」「枕カバー」では差がなかったものの、「敷き・掛け布団カバー/シーツ類」では81.0%、「肌掛け・タオルケット/掛け布団」で76.1%もの人が「快適な睡眠がとれている」と回答しており、この2項目については頻度の低い人と20ポイント以上の大きな差がついた。

 夏は、一晩で500ml~1Lもの汗をかくとされている。人の皮膚1Lに10万個の細菌が存在するといわれているので、夏場は汗に含まれた皮脂などをエサに雑菌が増殖しやすくなっているという。汗を吸い込んだ寝具類は、こまめに洗って清潔を保ちたいもの。とはいえ、大物を頻繁に洗うのは難しいかもしれない。調査でも、タオルケットや肌掛けなどの大きくて洗いにくいものの洗濯頻度は、月1回程度が最も多いという結果が出ている。そこで、頻繁に洗濯ができないときに実践してほしいのが、起床後の寝具にはできるだけ風を通すようにすることだとか。汗で湿った寝具に風を通して乾かし、菌の増殖を抑える工夫をしてみるとよいかもしれない。掛け布団は、敷き布団やマットにかぶせておくと湿気がこもってしまうので、外しておくとよいとのことだった。

サニーヘルス=http://microdiet.net/
大塚家具=http://www.idc-otsuka.jp/
ライオン=http://www.lion.co.jp/ja/


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