睡眠・リラクゼーション

金融サービス「FinTech」ならぬ「眠Tech」が話題に、最新事例から見る良質な睡眠を得るためテクノロジーとは

2016.04.04 21:24 更新

 ある調査によると、春に精神的、身体的になんらかの不調を感じたことがある人が全体で約8割に上ると発表された。良質な睡眠を得るには、テクノロジーを活用する時代になってきているといえそうだ。巷では、IT技術を使用した金融サービス「FinTech」ならぬ、「眠Tech(=睡眠×Technologyの意)」という言葉まで出回るほど、良質な睡眠をテクノロジーで得られる最新の情報をまとめてみた。

 「ウーマンウェルネス研究会supported by Kao」が発表した、春の不調“春バテ”に関する意識調査によると、過去に春の季節の変わり目(3~4月)に精神的、身体的になんらかの不調を感じたことがある人が全体で約8割(男性:72.8%、女性:86.8%)という結果になった。“春バテ”とは、春特有の環境(気象・生活)変化によって、自律神経が乱れ“夏バテ”のような「だるい」「やる気がでない」などの症状が現れることを指す。食生活や睡眠サイクルが乱れた状態が続くと“春バテ”の症状が悪化、イライラや気分の落ち込みが増加する負のサイクルに陥る可能性があると示唆されている。

 AppAnnieが公開するアプリダウンロード数ランキングによると、「ヘルス&フィットネス」カテゴリーでのダウンロード数No.1の有料アプリは“Sleep Application”(3月30日時点)だとか。寝つきが良くなるだけでなく、集中モードや記憶力アップをサポートする機能もある点が人気の秘密となっている。

 帝人グループで睡眠関連のマーケティング事業を展開しているねむログが、3月23日から世界に先駆けて日本で発売した“ツーブリーズ”は、腹バンドに取りつけられたセンサーからBluetooth経由で呼吸のパターンがスマートフォンに送信され、スマートフォン内の専用アプリがそのパターンを検知してガイド音に変換、ガイド音に合わせて呼吸を整えることで心身をリラックスさせる仕組みとなっている。瞑想やヨガで知られる特殊な呼吸法をテクノロジー化した、注目の新商品となっている。マイライフニュースのアクセスランキングにおいても、第1位(3月21日~27日)を獲得しており、関心の高さがうかがえる。

 ジェイアイエヌが昨年11月5日から発売中の“JINS MEME”は、眠気の可能性をドライバーに通知する機能をも兼ね備える、世界初のメガネ型ウェアラブルデバイス。メガネの3点式眼電位センサーが、疲労や眠気にともなうまばたき・視線の変化を捕捉し、信号をアプリに送信、ドライバーの眠気の可能性を画面と音声でアラートする。G.W.の帰省シーズンに向け、安全運転にテクノロジーのサポートを導入するのも一つの手といえるかもしれない。

 3月25日にドコモ・ヘルスケアが発売したリストバンド型活動量計「ムーヴバンド」の新商品「ムーヴバンド3」は、毎日24時間快適に身に着けられる商品となっており、毎日の自分の活動や睡眠を知ることで、日々の生活習慣の改善などに役立てることができるという。

 世界中で最も睡眠時間が短いといわれている我々日本人は、それだけ睡眠の質も低下していると思われる。それだけに、最先端技術を駆使してでも、質のよい睡眠を得たいと考える人は多いようだ。こうしたニーズに応えるべく、「眠Tech」の発達はこれから先も期待できるだけでなく、日本発のテクノロジーが数多く誕生する分野なのかもしれない。


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